夏バテな日〜播磨半端巡り〜 09.8/30
  
<2>播磨地方各所 続き

  
さてさて、お次の目的地への道すがら。ふと水田雑草の豊富な場所を発見。
よく見るとその一角に、アブノメが大群生していて感激しました♪

  
到着した池では、タイワンウチワヤンマ(左)やウチワヤンマ(右)を発見。
そろそろ時期も終盤かと思いましたが、まだまだ元気なんですネェ。

  
結構驚いたのは、すでにかなり満開状態になっていたミズトラノオ(左)。
サワシロギク(右)もがさっと群生している場所がありました。

  
コリャ面白そうだとじっくり見ていくと、いい雰囲気のタチカモメヅル(左)があったり、
ゴマクサ(右)のそれなりの規模の群落が見つかったりします。

  
パラパラと白い花があったので、久しぶりのアイナエか、と思いつつじっくり見てみると、
これがヒメナエ(左)でかなりビックリしてみたり。慌てて帰宅後、昔撮った写真を確認したら
全てヒメナエでした。兵庫では幻というイメージがあったのですが、今まで何度も会ってたなんて!
ミカワジュガヤ?(右)もあちこちにあったり、これは見ごたえのある湿地ですネェ。

  
さらに転戦すると、道端のクヌギに面白い虫こぶ(左)を発見。
池にはヒメコウホネ(右)もいくらか見つかります。

  
コマツカサススキ(左)もきれいな群落がありました。
浅い池の中にはヒツジグサ(右)も咲いていたり、楽しい出会いが続きます。

  
この池では、イヌタヌキモ(左)とノタヌキモ(右)が見られました。
もうちょっとなにかないかな?と池の中に踏み込むと、次の瞬間、ズボッと
股ぐらまで沈み込んで大慌て。長靴もズボンも泥まみれです…

  
気を取り直して周辺を歩くと、ミズトンボ(左)もポツポツとありましたし、
ミズユキノシタ(右)にも出会えました。一応これでも花をつけているんですけどわかります?

  
周辺では、真っ赤に色づいたマユタテアカネ(左)も発見。
でも、ヒメアカネ(右)はまだ未熟固体だったりしました。なんか中途半端な時期だな。

  
マルバオモダカ(左)はすっかり花が終わってしまっていました。
近くでは、放棄されたシジュウカラの巣(右)があったので卵をバシバシ撮影。

  
うれしいことに、けっこういい感じの群落になっているホソバヘラオモダカにも会えました。
引いて撮るとゴチャゴチャしすぎるので、少しアップめに撮ってから
よく考えたら特長である葉が入っていなかったと気付いてチョイ反省(^^;
縦位置で撮らない自己ルールの私には、ひょろ長い植物はなかなか難儀です。

  
さて、さらに転戦した湿地では、アオイトトンボ(左)やら、羽化直後の
ホソミイトトンボ(右)やらはいるものの、狙ってたあたりのトンボはスッ空ぶり。

  
クモの餌食になっているオオシオカラトンボ(左)にも遭遇。ナマンダブ。
湿地の中には、アオコウガイゼキショウ(右)がなかなか美しい風情でした。

  
池の中ではニョキニョキとはえているキクモの水中葉(左)が印象的でした。
そういえばここではあの虫を捕ったことがあったな、ということで
ちょいと探ると、案外とあっけなく発見できたのは、コバンムシ幼虫(右)!
成虫も含めて数匹見れましたが、このヤラセ写真を数枚撮ったあとに
ちょいとつまづいて容器の中身をブチまけ、成虫写真は幻と消えたのでした(笑

  
これはケシンジュガヤになるのかな?えらく小型のシンジュガヤ類(左)もあったり、
コガンピ(右)もあったりしたのですが、さて気合を入れて黄昏ヤンマを狙うぞ〜〜!
ってあたりでどうしようもない強風が吹き荒れはじめて、ヤンマなんぞ飛ぶはずもない
雰囲気に。いや、飛ぶんだろうけど、これじゃ見つけられないよぉ。
ということで、半端な一日はオチもハンパなまま終了したのでした。

〜おまけ〜

  
おまけですが、最近ビックリした地元情報を2つほど。どちらも勤務先なのですが、
まずは街灯の下に落ちていたタガメの死骸(左)。いるんですね、このあたりにも!
そして、相当ビビッたのは、事務所の側の芝生に生えていたアイナエ(右)。
湿地性のRDB種なはずですが…というわけでいい場所に暮らしているモンです、はい♪

というわけで、ふらふらウロウロ、中途半端な挑戦で、
なんか本来狙っていたあたりは大いに空振ってきたのですが、結果的に
あれこれと割と成果の濃い一日になりました。ビバ・播磨!
これで夏ばてモドキもなんとか追っ払えたかな?
それでも、本来狙いたかったトンボ方面はイマイチ当たらないのが痛い限り。
最近ついつい蝶の方にばかり走ってたので、愛想つかされたかなぁとドキドキしつつ(笑
まぁ、また近日中にアレコレまとめて再挑戦と企んでいます。
それにしても、挑戦するごとに痛感するのが我が地元播磨の底力。
まだまだ、自分の知っているごく狭い範囲ばかりを巡っているのに過ぎないのですが
そのたびに何かしらビックリが出てくるのがスゴイところです。
このまま、転勤や転職という憂き目に遭わずに過ごすことが出来たならば、
年食ってからも飽きることはないんだろうなぁとしみじみ思ってみたり。
ま、当面は今しか出来ない遠出三昧に血道を上げようかなぁと思ってはいますが、
いつかはじっくりと、地元播磨を、隅から隅まで探求したいものです♪


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