但馬deご案内@〜プチゼフ三昧〜 09.6/27
この日は、なんとも不思議な企画でした。
「野道を行けば」のTODさん&Ashさんをご案内しての但馬巡りです。
私が案内に適確なほどに詳しいのかというとハナハダ疑問で、
果たしてなにがしかの成果があるのかとドキドキしつつの
ご案内でしたが、相も変わらずヒキの強いお二人と
ご一緒すると楽しい出会いの連続に♪
肝心のご案内方面は、期待されていた辺りが中途半端でなんか
恐縮な感じでしたが、一応の成果もあって一安心。
この日は夜の街灯巡りまで、ディープに楽しめた一日となったのでした。
<1>三川山周辺 |
まず、待ち合わせ前の早朝にやって来たのは、とある別の山。
まだ薄暗いうちからウラジロガシ林でバシバシと長竿を振り回すと、なんと
ウラジロガシからゼフが何度か飛び立ったのですが、高く舞うばかりで降りてこず。
きっとヒサマツだったんだろうなぁ、もしかしたら♀なのかなぁ…
そんなこと思いつつ、道端のツクバネ(左)や、アサツキ(右)やらを撮影。
ユズリハ(左)はいい雰囲気の実をたくさんつけていました。
さて、場所を変えてバシバシしますが、驚くほどに成果ナシ。ここんとこの夏日続きのせいか
全体に乾燥していて、なんとも期待薄な感じです。
それでも、なにくそ、と頑張ってたら、バキッ!…やっちまった。竿が折れちゃいましたぁ。
あきらめてウロウロすると、ムラサキマユミ(左)が実にいい感じに咲いていたり、
シースルーの翅がメチャクチャ魅惑的なホシベッコウカギバ(右)がいたりします。
なんか目の前でひたすらホバリングを続けるヒラタアブ類にも遭遇。
あまりにしつこく飛ぶもので、私のオンボロデジカメでも飛翔写真が取れました。
その後もしばらく粘るも成果なく、次の場所へ移動することに。
次に別の沢に来てみると、なんかかわいらしいカメムシ類幼虫(左)に遭遇。
モミジバカラスウリ(右)もいい感じに咲いている株に出会えました。
お!と思ったのは、道端にいたヤスマツトビナナフシの幼虫(左)。
結構お久しぶりの出逢いですが、このあたりにもいるんですねぇ〜。
んで、気合を入れてウロウロすると、飛び古した感じですが、ウラクロシジミ(右)にも遭遇。
最近ロクに撮れていないので気合を入れて、と近づこうとしたら
足を滑らせて沢の深みにジャボン!
いきなり右足がずぶ濡れになって、本日の展開が不安になったり。
沢沿いでは、コオニヤンマ(左)がアチコチで飛びまくっていました。
まだ未熟なアキアカネ(右)もやたらと多く、季節の移り変わりを感じます。
お次にやってきた草地では、初手から先週に続いてウラジロミドリシジミ(左)に遭遇。
このあたりって結構いるんだなぁ、と思ってたらス〜ッと開翅も開始(右)。
♀だったのが残念でしたが、いい感じの開翅を見せてもらって、気分が
盛り上がります。その勢いで周辺をウロウロしますが、今回の課題の某蝶は
この時点では登場せず、チョイとばかりドキドキしちゃったり。
ビックリさせられたのは、極小サイズのテングチョウ(左)。比較物を入れて
撮れなかったのでわかりにくいのですが、通常の1/2くらいしかないサイズでした。
近くには派手な模様のコンオビヒゲナガガ(右)がいたのでドアップ撮影してみたり。
なんかモサモサ系の蛾の幼虫(左)が不思議なポーズを披露していたので
よくみてみると、お腹の辺りが裂けてました。こ、これはなにがおきたんだ?
上のほうに可愛らしいミバエ系が写っていますが、君の仕業じゃねぇよな。
そんなこと悩んでいると、池なんか近くにないのに、ウチワヤンマ(右)がご登場。
なぜかいい勢いでホバリングしまくっているウスバキトンボにも遭遇。
こいつはチャンス!と慌ててカメラを向けますが、フラフラとぶれるので私のウデでは
こんなのが精一杯。せっかくの大チャンスだったのになぁ…
そうこうするうちに、TODさん&Ashさんがご到着。
さてそれではと、三川山のいつものポイントまで上ると、道端にかわいらしい
クロホシフタオ(左)を発見。ナツツバキ(右)もいい雰囲気に咲いていました。、
さて、肝心のアイノはというと……え、と思うほどに少ないんです。
普段ならぶんぶん卍をきりまくり、目移りして困るんですが、この日は
数匹がチョロチョロ飛ぶだけで、止まる場所も爆裂に遠い…
なんて思っていたら、なんと道端にチョロチョロ飛ぶ影。
近づいてみると、アイノミドリシジミ♂なのでした。地面で見るのは久々だぞ。
みんなで開翅しろ〜と念をおくりますが、さすがにそううまくはいかず。
よくみると、一心不乱に吸水中?なんですが、あんま水気のない場所だけどなぁ。
その後も、何匹もアイノミドリシジミは登場してくれました。
辛うじて翅表をチラ見せしてくれた個体(左)もいましたが、それ以外はほとんど
そのそぶりもなく、みなさん飛翔写真で翅表を撮ろうと四苦八苦。
Ashさんがなかなか見事なものを撮られていましたが、私はこの程度(右)でした…
さらに、アイノに続いて出現したのは、フジミドリシジミ。
こちらも新鮮な♀ばかりが何匹も同じ辺りをウロチョロしていました。
追い掛け回すと、ふいにス〜ッと開翅もご披露。
嬉しいサービスに一同大興奮でした。♂じゃないのがちょい残念でしたが(笑
この時期は地面に止まる個体が多いのか?と思いましたが、
あとで廻った場所では地面にいるゼフは見れず、なんかこの一角だけが
条件がいいみたいですね。来年はここで粘ってみようかな。
ふといきなりすぐ側に連結中のヒメクロサナエが止まるという一幕も。
久しぶりに見ると小さいネェと感嘆しつつ、バシバシと撮りましたが、
ちょうど今は春系サナエの活発に活動する時期にあたるんでしょうか、
今回は結構な数のサナエ類を見ることができたのも嬉しい成果でした。
ちょいと山を登ると、咲き始めのミヤマシグレ(左)を発見。
いきなりミヤマサナエ(右)が登場してくれたりもしましたが、ちょいと遠くて…
驚いたのは、ヒサマツのポイントに行くと、すでに多数の人が
陣取りをしていて、あちこちに長竿が立てかけてあったんです。すごい情熱だなぁ。
近くには、かわいらしいテングアワフキ(左)も見つかりました。
フワフワとアサギマダラ(右)も飛んできて、なんかいい感じです。