但馬ゼフ挑戦〜&兵庫県縦断〜 09.6/19

この日は、なぜかしらお休みでした。前回もありましたが、
まぁ景気がよろしくないということなのです。以下省略。
それじゃぁ、そろそろ但馬のゼフに逢いに行かねばなりませぬ。
でも、ヒメヒカゲのほうもサボりっぱなしだし…
ということで、朝但馬、昼播磨という完璧なスケジュールを立てて
突撃してみたのですが…ま、私のスケジューリングがうまくいくはずもなく、
なんかハンパな動き方になってしまったのはご想像通り。
ついでだからと夕刻にはさらに一足伸ばして阪神間地区でトンボ狙い
までやってきましたから、いうなら、兵庫県内大移動という感じです(笑

<1>三川山周辺

  
というわけで、まずは前哨戦ということで夜の街灯巡り。
すると初手からオオクワゴモドキ(左)やら、ウスイロギンモンシャチホコ(右)やら
おもしろげなあたりが次々と見つかります。

  
ドでかくて立派なシロスジオオエダシャク(左)にも逢えましたし、
フトオビホソバスズメ(右)も発見。いやはや、灯火めぐりの楽しい季節じゃ。

  
こちらも大柄な辺りで、エゾスズメ(左)やらハネナガブドウスズメ(右)
も落ちていました。じっくり探せばもちょっとたくさん見つかったかも。

  
早くもいいサイズのミヤマクワガタ(左)も見つかりました。
その後、場所を変えて翌日狙っていた渓流を下見すると、真夜中でしたが、大満開に
咲いている憧れのイナモリソウ(右)を発見。明日の探索に期待が持てます。

  
さらに調子に乗ってコンビにめぐりすると、こんな時間に愛を育んでいる
アオシャク類(左)を発見。この手は図鑑見てもよくわからんのよね〜。
何度見てもかっこいい、シロオビドクガ♀(右)も見つかりました。

  
さらにうろつくと、ビロードスズメ(左)やら、これまた奇天烈な格好の
トビギンボシシャチホコガ(右)を発見。こんな楽しいと寝れないジャン!

  
ここでもシロスジオオエダシャク(左)がいました。翅の閉じ具合でだいぶ
雰囲気が違うのね。可愛らしいオビカレハ(右)もいたりして、前夜祭から大興奮。
遊びすぎてやや寝不足のスタートとなったのは当然の成り行きです…

  
さて、朝一でやって来たのは三川山。えらくご立派に咲き誇るヤマブドウ(左)なんぞ
見つつ、長竿でバシバシしますが、落ちてきたのはヒメキマダラヒカゲ(右)くらい。
ここんとこの晴天続きのせいでしょうか、なんというか妙に乾燥してて
妙に期待薄な感じなんです。こんなのは初めてだぞ〜。

  
でも、嬉しい出会いもありました。大満開のハクウンボクです。
いつも花が散りかけの下部しか逢えたことがなく、今回もほとんどの株が散り始め
だったのですが、こいつはちょうど花盛りでした。嬉しい限りじゃ。

  
さらに粘ると、なんか面白そうなツユムシ系の幼虫(左)も発見。
近くにはあまり見慣れない種類のシリアゲムシ類(右)もいました。

  
さらにバシバシ&うろうろしますが、ゼフのほうは一度ウラクロが飛んだだけ。
いい雰囲気に咲いているサルナシ(左)やら、終りかけですがショウキラン(右)が
あったりしたのは嬉しいのですが、これじゃちょっとなぁ。

  
期待していたタジマタムラソウは、ほとんどの株はすっかり花が終って(左)いて、
1株だけが辛うじて花を残して(右)いました。やっぱりこの時期じゃ遅いんだ。
Mさん、適期はもう少し早めのようです。ご参考にしてください。

  
沢筋ではシュレーゲルアオガエル(左)がのんびりとたたずんでいました。
そして、この季節によく見る謎のダンシング・ガガンボ(右)はこの日も多数確認。
フワフワ踊るように飛ぶガガンボですが、種類なんてわかるのかなぁ…

  
さて、これじゃぁしょうがないと山を降りて山麓でバシバシすると、今度は朝露がすごく
落ちてくる雫でずぶ濡れになるほど。えらいこと両極端だなぁ。
満開のミヤマハハソ(左)やら、ヤマツツジ(右)やらを見ながら頑張っていると、
ふいに向こうから降りてきたのは……ありゃ、Aさんじゃないですか!
予想外な出会いにビックリしつつ「なんかゼフ少ないネェ」などと嘆きあいながら、
とりあえず上の方で再チャレンジしてみるかということに。

  
んで、しばらく歩くもなかなか成果はなかったのですが、Aさんが遠くに止まっている
フジミドリシジミ♀(左)を発見してくれました。それもピカピカの個体じゃないですか!
大喜びでバシバシ撮っていると、すぐ近くにこちらもピカピカのゴイシシジミ(右)も
登場しました。なんだか妙に前傾姿勢ですけど、なんでまた?

  
そうこうするうちに、いきなり道端にフジミドリシジミ♂がふわりと舞い降りて
再度大興奮!これはもしかして開翅するか、と期待しましたが、
この頃にはかなり気温が高くなっていたこともあってフジミドリ君は落ち着かず、
何度か舞った後少し高い枝の上で一瞬の開翅を披露して、ツイと飛び去ったのでした。

  
さらにウロウロすると、ブナの葉上に面白い虫こぶ(左)を発見。派手だなぁ。
咲き始めのミヤマシグレ(右)にも逢えました。来週くらいには咲いてるかも。

  
かわいらしいアオハムシダマシ(左)も登場してくれました。何度見ても宝石なんか
目じゃない艶やかさがありますよねぇ。感心していると、近くにエゾミドリシジミ(右)も登場。
近くには下りてくれなかったけど、なんやかんやでやはり戻ってきただけの
成果はあったなぁとAさんに感謝したのでした。


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