オレンジの谷へA〜オマケな1日〜 09.6/8

この日は、オレンジの谷企画partA。
クモツキ・単身リベンジとしゃれ込んでみました。
え?平日なんじゃないか?はい、ごもっともなご指摘です。
詳しいことは書かないようにしておきますが、我が勤務先は製造業でして、
世間様一般と同じ諸般の事情でちょっと休日が増えまして(笑
でもそういうのはきちんと有効に活用しなきゃいけないというわけで、
この企画とあいなったわけです。悪しからず。
んで、昨日あまり近づけなかったクモツキに再挑戦すべく朝一から頑張って
みたわけですが……まぁ、オマケは多い一日だったといっておきましょう(笑

<1>白馬地方某所

  
というわけで、まず早朝目覚めると、この曇天(左)。天気予報のウソツキ〜!
しょうがないので二度寝して、山麓をウロウロしてると、
途中でいきなりガバッと雲が薄くなってきたんです。これはいけるかも!
ということで大急ぎで山道を登り始めると、道端にコウライテンナンショウ(右)を発見。
そして、この後、ウソみたいに雲が消えていき、かなりの好天に♪

  
喜び勇んで登っていくと、花芽をつけたウメガサソウ(左)も発見。
何度見ても面白い模様のプライアシリアゲ(右)にも出会いました。

  
道端には、えらいこと大柄なアザミ類(左)も発見。オニアザミかな?
ビックリしたのは、まだ花を咲かせていたニワトコ(右)。そんなに標高の高い場所じゃ
ないんですが、遅くまで雪溜りがあったということなのかな?

  
大満開に花を咲かせているコハウチワカエデにも逢えました。
花の柄が長いから、なんとも独特な感じですね。飄々とした雰囲気があるよな。

  
ナナカマド(左)もいい雰囲気に咲いていました。
そして、何より嬉しいのは、遥かなる山景色(右)。嗚呼、絶景かな絶景かな。
そう言っているうちにポイントに到着。さっそく沢を渡って粘ることに。

  
さて、気合を入れてウロウロし始めると、時折ザザ〜ッと豆を撒くような音が
どこからともなくして、結構ビックリしました。なにもんだ?とよくよく探してみると…
地面に無数のフキバッタ系幼虫がいて、それが一斉に飛び跳ねてんです。
それもそんな集団があちこちにあるので重ねてビックリ。
これが何て種類に相当するかは分かりませんが、すごいもんだなぁ。

  
うろうろしていると、こちらもお久しぶりのカワラニガナ(左)が咲いていました。
まばらに花をつけたテツカエデ(右)なんかもありましたが、
その後もかなりシツコクうろつくも、まぁったくクモツキ君は登場しませぬ。むむむぅ。

  
なんか色鮮やかなハサミムシ類(左)にも逢いましたし、カケス(右)も賑やかに自己主張
しながら登場。でも、天気はかなりよくなったのに、蝶影がないんです。
時折、エゾスジグロシロチョウが1匹、フワリと飛ぶだけ。

  
しかたないので、ミヤマハタザオをしらみつぶしに見て、卵か幼虫でも探そうと
してみますが、こちらも全く空振り。一度だけ怪しい影(左)に大騒ぎしましたが、
ドアップで撮ってみる(右)と、カメムシ類の卵でした。たはは。

  
なんか面白そうなスゲ類(左)があったり、ヒメヤシャブシ(右)が咲いていたり、
あれこれ出会いはありはしますが、ここまで成果なしだと少々くたびれてきます。

  
ようやく蝶影が舞ったと思ったら、かわいらしいサカハチチョウ(左)でした。
柳の葉上では面白そうなハムシ類(右)が愛を語っていたりもします。

  
フイに青い光が見えたので駆け寄ると、コツバメ(左)で驚きました。
この後すぐに高速で飛び去ってしまいましたが、ここだとまだ新鮮なんですねぇ。
その後さらにウロウロするも、やはり出るのはエゾスジグロシロチョウ(右)ばかり。

  
さらに探索範囲を広げると、いい雰囲気で咲いているカワラニガナ(左)を
もう1株発見。この一体は株数は多いものの時期が早すぎたようで、咲いていたのは
結局この2株だけでした。近くには、最近まで咲いていたっぽい雰囲気の
キブシ(右)まであるんだから、まだ春本番というとこかもしれませんしね。

  
下界では大満開に咲いていたタニウツギ(左)も、ここではまだまだ花芽でした。
うろうろしていると、小さなスギタニルリシジミ(右)も発見。やっぱここにもいるんだな。
その後もクモツキ君は現れず、しょうがないのでさらに探索範囲を広げると…


あ!
出会ってしまいました。密猟者です。やっぱりいるんだ〜。
(ちなみにこのショットはプライバシー配慮じゃなく、たんなる隠し撮り失敗…)
何食わぬ顔で近づいて「何か捕れますか?」と聞いてみると、
えらく焦った顔で「イヤ別に」とのご返答。捕った現場押さえたわけじゃないから
なんもいえないわけですが、通報したら手が後に廻っちゃうかもだぞ〜!
良識ある蝶屋の皆様は決してマネなどされませぬよう。

  
その後、雪解け水も増えてきたので沢を渡ってさらに粘りますが、やはりNULL。
モンキチョウ(左)がすごい勢いで飛びまくって、一瞬止まっては産卵することを
繰り返していたのが印象的でした。あとで卵(右)も撮れましたが、産卵シーンは撮れず。

  
さらにうろうろすると、ミヤマハタザオがえらいこと大群生(左)している場所があり、
ここは期待できるんジャン?とか思って粘りますが成果ナシ。
アップ(右)で見ると清楚な花だよなぁ、などと遊びながら気を紛らわしますが、
昨日と同じような好天の中、なんだってこんなに差があるんだぃ?

  
これがクモツキだったらなぁ、というエゾスジグロシロチョウ(左)を
バシバシ撮って少し慰められてみたり。とほほほ。
近くにはヒロハマンサクの花(右)が数花だけまだ咲いていたのにはビビリました。

  
さらにうろうろすると、ニリンソウの群落(左)があったり、
花芽をつけたヤマオダマキ(右)があったりしますが、そんなのばかり。
平日なのに撮影にいらっしゃっていた方がもう1人いらっしゃったので、その人と
四方山話をしながら、ひたすらウロウロしつづけます。
ちなみに、その方は相当玄人の方らしく、非常に面白いお花をたっぷり
聞かせていただきました。本当にありがとうございましたm(_ _)m

  
立派なマムシ(左)が出現したりという一幕もありましたが、その後も出るのは
ただエゾスジグロシロチョウ(右)ばかり。時間も昼を越したのでここでGive upして下山する
ことにしたのでした。結局4時間以上ひたすら待ったことになります(笑
ちなみに、玄人の方はもうしばらく粘ってみますということでしたが、後で聞くと
1時半頃に♀が飛んできたとかで。粘っときゃよかったかなぁ…

  
さて、下山の道すがらにも出会いが多いのは嬉しいところ。
というわけで、大群落のヒメヘビイチゴ(左)やら、ナンテンハギ(右)にも遭遇。

  
小さな沢の近くでは、クモガタヒョウモンも登場してくれました。
すぐに飛んでしまって数カットしか撮れなかったけど、やっぱりこういう
出会いというのは嬉しいものですねぇ。
ギフチョウも出現しましたが、昨日ほどは愛想よくなく、1枚も撮れずでした。

  
さらに歩いていくと、コケイラン(左)やら、ヤマハタザオ(右)やらにも遭遇。
時期を変えて再訪しても面白い場所なんだろうなぁとつくづく思います。

  
えらくいい感じのアザミもありました。花が下向いてクモ毛が多いから、
こいつもオニアザミでいと思うんですが、なんせアザミ類は種類が多くて
いまいち自信が出ません。誰か、いい図鑑出してください!


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