紅紋再挑戦〜愉快なる1日〜 09.5/31

<2>広島県各所 続き

  
さらにうろつくと、キビナワシロイチゴは、あちこちに咲いていてくれました。若干遅めだった
ようで花は終わりかけでしたが、長年で会い損ねてた花なのでバシバシと撮影。

  
岩場で、大満開のサルナシ(左)にも出逢っちゃいました。これは秋頃が楽しみ。
そのあたりにもキビナワシロイチゴ(右)を発見。案外と株数は多いんですねぇ。

  
面白かったのは、これ1枚しか撮れませんでしたが、クロイトトンボ(左)もいたんです。
これ、岩場の上なんですよ。近くに池とかないし、どこから来たんだろ?
木陰には、なんかひねた感じのシライトソウ(右)もありました。咲き始めかな?

  
おもしろげなテンナンショウ類(左)もありました。アオマムシグサですか?
岩場には、タイシャクカラマツ(右)も群生している場所があって嬉しくなりますが、
この後も粘るもベニモンは全く登場せず、それではと思いつきで移動してみることに♪

  
んで、移動してきたのはとある湿地。
「ヒョウモンモドキの幼虫とか見れないかなぁ」などと言いながらの突撃でしたが、
なんと歩き始めてすぐに、ヒョウモンモドキ♂が飛んでいるのを発見!
これは想定もしていない出逢いだったので、心底感激しちゃいました。

  
しばらくみんなで溜息をつきながらバシバシと撮影タイム。いやはや感激。
後でモドキの会の方にお伺いすると、早い個体はこの時期から出現するんだそうで、
「だからこの時期からはパトロールを強化しているんですよ」とのこと。
いつもながらの地道な活動に頭が下がります。
#改めてお願いです。この地方のヒョウモンモドキは、間違いなく日本で最後の砦です。
#この可憐な蝶がいつまでも飛ぶように、採集自粛を重ねてお願いいたします。
****
#なお、現在ではほぼ全ての産地で地主の合意のもと採集禁止措置が採られています。

  
さて、それではと湿地の中を見ると、食草キセルアザミには明らかな食跡(左)は
かなりあるものの、見つかったのはキアゲハの幼虫(右)のみ。
後でお伺いしたところによると、時期的にはまずムリだったそうですが(笑

  
湿地には、あちこちにオニスゲ(左)が咲き誇っていてなかなか見事でした。
小さな池にはギンヤンマ類の羽化殻(右)も発見。撮り損ねましたが、
ヨツボシトンボ、ショウジョウトンボなどは賑やかに飛び交ってました。

  
これも貴重種なミズスギナ(左)もありました。このあたりにもあるもんなんですね。
サワフタギの葉上には、シロシタホタルガの幼虫(右)も鎮座しています。

  
その後、いろんな楽しい話と、夢一杯の計画を交わしつつ、みなさんと別れて
帰路に着いたんですが、途中でまた少し天気が回復したので、思いついて別の場所へ。
すると、大満開のコアジサイ(左)や、咲き残りのサワオグルマ(右)を発見。

  
ここでもヒョウモンモドキの食跡(左)は多数でしたが、幼虫も蛹も見つからず。
そのかわり、早くもウラギンヒョウモン(右)が飛んでいたのがビックリでした。

  
林の中には1株だけのエヒメアヤメ(左)もまだありました。コリャ当分咲きそうにないな。
少し期待していたカザグルマ(右)はすっかり実になっていて、ちょっとガックリ。

  
さて、そのあたりで探してみたのは、オオヒカゲの幼虫。このあたりは多いらしいし。
でも、カサスゲがなかなか見つからないんです。そのかわり、
近くにあったスゲ類(左)にはなんかそれっぽい食跡(左)があるんだよなぁ、と
覗き込んでアップで撮影しようとしたら、なんとそこに怪しい顔(右)。
ありゃ、こんなとこにいたのね、ということでオオヒカゲ幼虫とのあっけない出会いでした。

  
というわけで、大喜びでバシバシと撮影。いやはやいいスタイルだぞ♪
後で調べると、オオヒカゲはカサスゲ以外のスゲ類も結構食べるんですね。
固定観念が過ぎました。次回はもっと広く探してみよっと。

  
なんともいい雰囲気で咲いているスイカズラ(左)もありましたし、林縁には
バイカイカリソウ(右)もやたらめったら多数。

  
面白そうなトビケラ類(左)もいました。ツマグロトビケラかな?
そして、予想外にもこの場所でもヒョウモンモドキ(右)に遭遇しちゃったんです♪

  
もう日もくれて相当薄暗かったんですが、バシバシ撮っていると、
バサッと何度か開翅も披露してくれて、最高のエンディングとなったのでした。
いやぁ、思いつきだけで転戦して来てよかった〜☆

  
んで、そのまま帰るのも悔しいので仮眠して夜の蛾探しも敢行しましたが、
この日は妙に肌寒くなって、虫影は少なく、あえなく敗退。
ウンモンスズメ(左)やら、ブドウスズメ(右)が面白かったくらいかな?
次回こそは憧れの某蛾をGETしてやるぞ〜〜〜!

というわけで、メチャクチャ充実した愉快なる1日でした。
Aさん、Tさん、Mさん、本当にありがとうございましたm(_ _)m!
ベニモンもきっちり見れましたし(あまり撮れなかったのはウデの問題ですな)、
オマケも本当に多数で充実しまくり。
Aさんたちと「重点項目」に位置付けている某カメムシこそ空振りでしたが、
最後にほとんど気まぐれで立ち寄ったヒョウモンモドキ生息地での
成虫との出会いは本当にビビリましたねぇ〜!
やはりこの手の挑戦はヒキの強い人と一緒に行くに限るとつくづく感嘆いたしました。
今回は一人だったら空振りしまくりだった気もしますし(^^;
これから、ゼフの季節も始まってあちこち忙しい季節にもなりますし、
ベニモンも来年以降もやっぱり挑戦したいもの。またあれこれと機会を見つけては、
いろいろとご一緒できるチャンスを企んでいくことにいたしましょうネ♪


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