<2>小笠原・母島 続き |
さらにうろうろすると、花をつけたキバンジロウ(左)を発見。
ほほぅ、と思っていると、別の場所ではキバンジロウの実(右)にも会えました。
フェンスの中のアノールトラップを見てみると、ちょうど捕獲された個体(左)がいて
こちらを恨めしそうに睨んでました。やはり効果抜群のグッズのようです。
でも、その後、すぐ近くをのんびり歩いている個体(右)も発見。これもひっつかんで
フェンスの外に放り出しましたが、戦いはまだ先が長そうです。とほほ。
こちらも密かに多かったのはオガサワラトカゲ。えらく警戒心が強く、
すぐに逃げるのでなかなか撮れませんでしたが、なんとか数枚撮れました。
昔はあちこちで会えた気がしますが、今回は会える場所が限られてた気がします。
もしかして、アノールの影響で、こいつも数が減っているのかな?
ちょっと驚いたのは、座っていたら目の前に出てきたオガサワラヒヨドリ。
テレコンがどうこうという距離じゃないです。めっちゃ至近距離。堂々としてんなぁ…
シチトウメジロ(左)も手づかみできそうな距離に出てきました。
さらにウロウロすると、シュロガヤツリの群落(右)をここでも発見。多いのね。
こちらも実に久しぶりのトウゴマ(左)にも遭遇しました。
トゲトゲの実も印象的ですが、なにげにかわいらしい花(右)も面白い雰囲気。
さらにうろうろすると、オガサワラヒヨドリ(左)が再登場。
タイワンソクズ(右)もいい雰囲気の群落がありました。
嬉しい出会いもありました。道の上にチョロチョロと出てきたのは、
かわいらし〜いメグロの幼鳥じゃないですか。まだ尾羽も伸びてないくらいの。
大喜びで、デジスコドアップをバシバシ撮影♪
道端に落ちているなんかの実をつついたりしていましたが、いやはや
あまりにも可愛らしいので見ていても心がなごんでしまいますなぁ♪
さらに別の沢に入ってみると、水が白濁していてビックリ。
汚水でも入ったのかと思いましたが、この沢はしばらく登ってもずっとこんな色でした。
カタビロアメンボ類(右)はこの上でも普通に生活してるし、問題ないのかな?
沢沿いには、なにか面白い実(左)がたくさん落ちていました。
よく見ると、ムニンキケマン(右)もポツポツ咲いていたりします。
そのあたりにはシダ類もたくさんあったのでかたっぱしから撮りますが、
後で調べても名前がよく分からず四苦八苦。まずは、オガサワラハチジョウシダ(左)と
なんだかおもしろい形をしているホコシダ(右)。
ケホシダ?(左)もあちこちにありました。そして、ヤブソテツ類(右)があるので
なにものだろうと思ったら、これは普通のオニヤブソテツなんですね。
シダ類は広域分布種が多いようで、やはり石門でもいかないと面白くないようです。
海辺をうろうろしていると、ひょろりと伸びたアオノリュウゼツラン(左)も発見。
見下ろした小さな湾(右)は、エメラルドグリーンに光ってなんとも感動的です。
しかし、結局この間、オガサワラシジミは視界の端にすら出現せず、しょうがないので
またひたすら山道を歩いて港まで戻ることに。
海岸を歩くと、キダチハマグルマ(左)を発見。
砂浜では、グンバイヒルガオ(右)がいい感じに咲き乱れています。
ふと、道端のハイビスカスの葉上にカタマイマイ類を見つけました。
図鑑と絵合わせすると…ヌノメカタマイマイ?
いずれにせよ、こんな街中にもカタマイマイ類がいるんだなぁとちょっとビックリ。
港に着くと、すでにははじま丸(左)が到着していました。
実は、いそいそと港に向かったのは、実は宿で同室だったKさんがこの便で
父島に渡るので、借りていたスクーターを横流ししてもらう約束をしていたからなんです。
というわけで、首尾よく足を確保(右)。これでだいぶムチャが効くようになったぞ〜!
んで、その足でやって来たのは、乳房ダム。なんかトンボでもいないかなぁとうろうろ
しますが、これが予想外に、アオモンイトトンボすら見つかりません。
アメリカミズキンバイ(右)があってビックリしたくらいで、なんら成果ナシ。
なんか面白そうなカヤツリグサ類(左)もありましたが、名前はまったくわからず。
ダム湖では、ダイサギ(右)が2羽いて賑やかに飛び交ってました。
それでは、ということで思い立ってやって来たのは乳房山登山道。
歩き初めると、初手からチトセランの大群落(左)にびびり、さらにはインドチク?(右)の
大群落に呆れます。なんかどちらも極端なスケールなんですもの。
嬉しかったのは、あちこちにあったムニンシュスラン(左)。花は終わってましたが。
なつかしい巨大なガジュマル(右)もあってちょっと嬉しくなります。
小さな小さな花をつけてたシマグワ(左)も発見。
ムニンテイカカズラ(右)も咲き残っている株がありました。
アフリカマイマイ(左)もいましたが、しばらく雨が降らなかったのか、干からびた雰囲気。
そんなこんなと楽しみながらズンガズンガと登っていくと、四方八方に
南の島ならではの濃い森と青い海の、ステキな風景が広がってきます。
キンモウイノデ(左)はあちこちに立派な株があって見事でした。
樹にはムニンサジラン?(右)も着生していましたが、この手は同定がよくわからん。
ヘゴ(左)もありました。やっぱりこの手を見ると亜熱帯を実感しますね。
近くには切り株(右)もありましたが、こうやって見ると当然ながら普通の樹木とはえらい違いだわ。
シマオオタニワタリもあちこちにあって、立派なソーラスをつけた株も多数。
それにしても、こんなに赤くてはっきりしたソーラスなんだというのははじめて知りました。
ホソバクリハラン(左)もあちこちに着生していました。
葉のえらく細かいシダ類(右)もありましたが、こいつはいくら調べても名前が
よくわかりません。いや、シダなんて苦手だから当然なんですが。
こいつもお久しぶりのムニンヤツデ(左)もありました。いくつかの株では葉の上に
虫こぶ(右)がボコボコに着いてましたが、ここまでくるとスゴいなぁ。
さらに登っていくと、面白そうなシダ類がまた次々と出てきます。
コクモウクジャク(左)と、ホコシダ(右)であってますかね?全く自信ナシ。
船上で一緒になった鳥屋さんで、現地でシダを勉強してきましたって人がいらっしゃい
ましたけど、もうちょっといろいろ聞いときゃよかったなぁ〜。
さらに山道を登っていくと、道端に面白そうな葉植物を発見。
これがまた貴重なハハジマノボタンじゃないですか!
ド希少種と思っていたので驚きましたが、この山道にはかなり数も多いようです。
道端に、可愛らしいテンスジオカモノアラガイ(左)も発見。
ムニンネズミモチ(右)は、まだ花芽状態の株もありました。
こちらも南国風なリュウビンタイモドキ(左)が茂っていて嬉しくなったりもします。
すっかり花は終わっていましたが、憧れのハザクラキブシ(右)にも遭遇。
こうなると早春にも来たくなりますが、会社辞めんとムリな相談だよなぁ…
さらにエッチラ登っていくと、結構いいペースで登りつづけることができて嬉しくなったり。
汗まみれの中で眺める景色も、なかなかいい感じです。
道端にヘンテコな植物があったので近づいてみると、オガサワラモクマオでした。
ちょうど花盛りだったようで、ヒョロヒョロと花穂をのばして面白い雰囲気です。