年度末日に〜春まだ来たらず〜 09.3/31

<2>加古川市周辺 続き

  
うろうろすると、あちこちにコバノミツバツツジ(左)が見事でした。
こちらも越冬明けのルリタテハ(右)も見事な模様を披露してくれます。
ちなみに、ミヤマセセリやヒオドシチョウも見かけたのですが、いずれもノンストップで
ひたすら飛んでやがって、1枚も撮れずでした。残念!

  
山道を歩くと、あちこちにヤマザクラ(左)が満開でした。花見したくなるなぁ〜。
ケスゲ(右)もあちこちで地味な花をつけています。よくみるといい造形してますよ。

  
うろうろすると、シハイスミレ系のスミレも多数出現。
ハグロシハイスミレ(左)と……これもシハイスミレ系なんだろうけど、
花が白っぽくてえらく雰囲気の違うやつ(右)まで、多様でした。

  
よくみると、ニオイタチツボスミレ(左)もそこここに混じっていました。
そして、早くも頭をもたげ始めているシュンラン(右)にも遭遇。

  
ヒメヤシャブシ(左)もいい感じに花をつけていました。
そして、ここにギフチョウが飛んできたら絵になるよなぁ、という雰囲気のミツバツチグリ(右)
なんかもありました。いえ、それはかなわぬ夢でしたけど。

  
越冬明けらしいボロボロのアカタテハ(左)を見たり、咲き始めの
ミツバアケビ(右)を見たり、いろいろと出会いは続くのですが、肝心のギフは全く
姿を表さず。もう出てはいると思うんですが、まだまだ数は少ないようですね。

<3>社町周辺

  
しょうがないので、もう1つのお題の方に挑戦しようとやって来たのは社町某所。
歩き始めると、さっそくカタクリの花(左)を発見。まだつぼみの株(右)もかなりありました。

  
そのあたりでは、ヒメカンアオイ(左)も発見。植栽されているものの中には、
葉よりも花のほうがはるかに多いという極端な株(右)もありました。すげぇな(^^;

  
湿地に咲くミズタネツケバナ(左)なんか見て言いると、一面のツクシ(右)を発見。
ってか、こんな湿地にも群生するもんなんですね。トコロ選ばずだな。

  
メダカの学校(左)を眺めていると、浅い水たまりにカスミサンショウウオの卵塊(右)を
発見。密かにこの場所では初めての発見なのでちょっと嬉しくなってみたり☆

  
水辺には、オオミズスマシがグルグルと泳ぎ回っていました。
最近、なにげに一番激減した水生昆虫はミズスマシかもしれないという話を聞いてから
気になっているんですが、よく考えると最近本当に見る機会が減りましたよね〜。
久しぶりに会えて、嬉しかったです♪

  
そのあたりの湿地では、あいも変わらずアチコチにスジブトハシリグモ(左)がいました。
そして、前回と同じ場所でなにげなく落ち葉をかきわけてみたら、
なんと今回もヒメタイコウチ(右)が出現してくれてちょっと仰天☆

  
いやぁ、しかし何度見てもかわいらしい昆虫です。
しかし、しばらく逢えない時期が続きましたが、一度逢い始めると続くものなのかな?
もうちょっとじっくりと、交尾とかそういうショットも撮りたいものですから
また時期を変えて挑戦してみたいと思います。

  
ヒメタイコウチを撮っていると、目の前にポトッと怪しい影が落ちてきました。
久しぶりのキンヒバリ幼虫です。やっぱりこのあたりだと成虫じゃなくて幼虫越冬なんですね。
今年こそは、夏のいい時期に、鳴いている♂なんてショットも狙いたいもので。
このあたりで池や湿地を丁寧に見て廻りましたが、期待していたサナエトンボ類は皆無。
羽化殻すら一つたりとてみつかりませんでした。むむ、やっぱまだ早いのか?

  
結構驚いたのは、早くも花芽をつけ始めたサワオグルマ(左)があったこと。
まわりには、コバノミツバツツジ(右)がなんともお見事でした。

  
なんか不完全燃焼だったので、さらにちょいと走って、
もう1つのギフチョウの産地へ向かいましたが、到着した頃にはさすがに日が傾きはじめ、
生息地の斜面は影になっていて期待薄な雰囲気。
ヒメカンアオイ(左)なんかを見ていくと、意外にもこんな場所にワサビ(右)がありました。

  
そのあたりでは、いい感じに満開のショウジョウバカマ(左)も発見。
それでもまだまだ咲き始め(右)といった株が多かったので、やっぱり
まだまだ季節としては早かったんだよな、ということ一人勝手に納得して
今回の挑戦は終了としたのでした。結論、春まだ来たらず。

というわけで、大本命の2つはまるで空振りでしたが、
かなり楽しめた一日でした。全然悔しくないくらい成果まみれでしたもの。
今年は春が早い、と言われていましたが、ここんとこの寒波で
±0となって、フリダシに戻った雰囲気ですから、
本格的なギフなんかのシーズンはあと1週間というところかな?
今年こそはバッチリ写真を狙おう!と今からかなり意気込んでいます(笑
そして、今回なによりもうれしかったのはヤマトセンブリかな。
どこにいけば見れるんだろうと思っていた憧れの生きものが、実はごく身近に
生息していたりする、なんてのは今まで何度も経験していますが、
遠征して見にいくよりも、当然ながら感動がさらに深いもの。
やはり播磨の底力はすごいものです。
今年は何度もあちこち通って、さらなる出会いを見つけるべく頑張るぞ♪


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