発作的九州突撃B〜なぜか鹿児島〜 09.1/26
この日は、九州突撃旅最終日。その朝、私はなぜか鹿児島方面にいました。
理由は簡単。本当はまだ取り損ねた何種類かの魚をねらって2日間ネバる予定だったんですが、
昨日で完全にヘバりまして。さすがにあれをもう1日やる気にはならないですし(^^;
おそらく医学的に推奨される状態では決してないことは明確ですしねぇ。
というわけで、考えあぐねているうちに、初日に佐賀で聞いていた面白そうな鳥方面の話が
フト気になって、思わず足を延ばしてしまったんです。
だって佐賀からだと結構近いじゃないですか(笑
というわけで、フラフラと特攻してみたのですが、さすがに前日でヘバっていたのと
いきなりの方針転換で下調べ等々が不十分だったのとで半端な成果。
最後は移動中に時間切れという半端な一日となってしまいました。うん、ドンマイ♪
<1>出水平野周辺 |
というわけで、早朝にやってきたのは、近くの球磨川。
潮が満ちてくる時間を見計らったのですが、計算を間違えたようで、
まだ薄暗いうちにほとんど満潮になてきていて大慌て。
やがて、カワウの群れ(右)の出勤が見られるような時間になります。
まだ日も昇り切っていない状態でしたが、近くにカモメ類が集まって(左)きて
いるので、無理やりデジスコをだすことに。
すると、なんか色合いも半端で、ちょい脚の長い不思議な個体(右)を発見。
鮮明に撮れなかったけど、なんかバラベンシス風ですが、どでしょ?
じっくり見ていると、背中が濃く手足の黄色い、明らかなホイグリンカモメ(左) も
2羽ほど発見。かなり距離があったのが残念でしたけど…
そうこうするうちに、ぐんぐんと潮が満ちてきて、カモメ類は散り散りに。
近くにきたホウロクシギ(右)なんぞ撮りつつ、あとは周辺をひたすらうろうろと
してみましたが、今回も狙いのオオズグロ君は登場せず。縁ないなぁ〜。
その後も成果なしだったので、一気に出水まで移動することに。
いつも通りのツル類の大群(左)をのんびり見ていると、あちこちで
マナヅルの喧嘩(右)を見物できました。
しばらく、目の前にいるナベヅルの幼鳥(左)やら、マナヅルの幼鳥(右)
やらの写真を撮ったりしましたが、この場所ではおもしろいものが
見つからなかったので、さっそく別の地点までフラフラと移動することに。
お次の場所でも、ナベヅル(左)、マナヅル(右)ともにかなりの数がいて、
賑やかな雰囲気を醸していました。んで、近くの人たちと話をしていると…
いきなりふわっと飛んできたのは、狙いのソデグロヅル!
それも、成鳥&幼鳥の組み合わせ(左)なんです。すでに成鳥の方は11月に
見ているわけですが、幼鳥(右)は初見なので、なんとも嬉しい限り☆
しばらくじっくり見ていると、成鳥(左)、幼鳥(右)ともに、なんだか
けたたましく鳴いたりしてくれます。それも結構な至近距離。愛想良いなキミたち。
ふと見ると、すぐ目の前で、羽繕いをしていたタヒバリが、面白いポーズ(左)を
披露。そうするうちに、マナヅル(右)などが次々飛び立ったので、あわてて
カメラを向けますが、かなり薄暗くなっていたので、うまく撮れませぬ。
などと油断していたら、ふいにソデグロヅル(左)もバサッと飛び立ちました。
うぉっ!とあわててカメラを向けますが、暗くてブレブレが1枚のみ…
その後、飛び姿は真後ろからのなにがなんだかわからないものしか撮れず、
ようやく横姿(右)が捕れた時にははるか遠く。一応、写真の右から2羽目が
ソデグロの幼鳥、そのさらに左側がソデグロ成鳥ですが(^^;
くやしいので周辺をうろうろすると、スイセン(左)があちこちに咲いていました。
そして、この場所でのお約束、コギシギシ(右)も見事な株を発見。
早くもオランダミミナグサ(左)がかなり咲き誇っていましたし、
オオツメクサ(右)もかなり花が咲いていたり、このあたりは暖冬の雰囲気かな?
そんなこと思っていると、地元の方々がなんか魚捕りをされている場に遭遇。
川の中をのぞくと、わかりにくくて恐縮ですが、この黒い影(左)が全部魚という
パラダイスぶり。んで、地元の方々が仕掛け網(右)あげるとタナゴ類多数で
大興奮しましたが、「小さいのばかりじゃん」と即リリースされました(笑
お話を聞くと、なんでもヤマセミの餌を捕るんだそうで。すごい話やな。
それでも成果の中をのぞいてみると、大きなジルティラピア(左)が混じってて
大興奮!さらに、タイリクバラタナゴ(右)もたくさん入っていて、
おそらくじっくり狙えばほかのタナゴも結構捕れそうな雰囲気でした。
思わず胴長出そうかとも思いましたが、お邪魔になるでしょうからグッと我慢。
さて、さらにうろうろすると、遠くに話題の鳥を発見!
デジスコのズーム端でこれですから、お話にならない遠距離でしたが、
サカツラガン(左)と、オオヒシクイ&ヒシクイ(右)です。
ちなみに、左の写真の、ヒシクイとオオヒシクイの中央の白い影は、
密かにコハクチョウだったりして、いずれも鹿児島じゃかなりの珍記録。
噂のやつらに出会えてうれしかったのは嬉しかったのですが、
あまりにも遠いし、明らかに近づいてきそうな気配もないし(ToT)
さらにうろうろすると、水田地帯の中にツクシガモ(左)も発見。
ヘラサギ&クロツラヘラサギ(右)も見つかりましたが、遠距離な上に、
あっという間に全個体が寝始めて、撮れたのはこんなショットだけ。とほほ。
さらにうろうろすると、再度ソデグロヅル親子(左)に再開。
シンクロしてるかのように2羽並んでのんびり羽繕いしていましたが、
デジスコで狙っていると、幼鳥がいきなりバサッと羽を広げて(右)くれました。
でも、いきなりすぎるんで、全部は撮り込めずに半端な感じになりましたが…
その後、この親子は寝始めたので諦めて再び球磨川に戻ってみましたが、今度は
大干潮でカモメ類ははるかかなた。しばらく探しましたがやはりオオズグロ君は
欠席で、悔しいのでもう1つの面白い情報の方面へと足を延ばすことに
しましたが、これが思った以上に距離があったので、あと少しかな、という
ところで日没。しかたなく、すごすごと退散することになったのでした(笑
というわけで、なんか半端に終わってしまった最終日でした。
まぁ、見たかった鳥にはいくつか会えましたし、それなりに楽しめはしたのですが、
最後のタイムアップが情けないですね。計画倒れもいいところ(^^;
ちなみに、この日は早めに帰る予定だったのですが、計画倒れの半端移動のせいで妙に
高速に乗る時間が遅くなってしまい、なおかつなんと山口で再び高速道路の通行止めに遭遇。
今回は雪ではなく、交通事故の見聞だったようですが、そこで下道に行くと時間的にETC割引が
適用されなくなって交通費2倍、というわけで仕方なく終わるまでひたすら待機。
そんなこんなで、自宅到着は午前2時、水槽に魚を放り込んだりしてたら朝4時になるという体たらく。
んでもって、その日の朝から2日間の出張に出ていたので、HPの更新がメチャ遅れたわけです(笑
今回の教訓。あとのことを考えてから行動しましょう(←これがいつまでたっても学習できないです)。