発作的九州突撃A〜極寒の魚捕り〜 09.1/25

<2>佐賀平野周辺 続き

  
その後、さらに別のポイントということで少し山あいまで移動して水路を攻めると
人が魚捕ってる真横で、警戒心のかけらもなく魚捕りするダイサギ(左)に遭遇。
つまりここは魚が捕れるのか、と頑張りましたが、この場所は成果ゼロでした。なんで?
仕方ないので、さらに流れの強い場所に転戦してみると、水が冷え切っていてあっという
間に手足の感覚がなくなるのでちょいとビックリ(笑
それでも粘って攻め込むと、大きなオヤニラミ(右)が捕れました☆

  
そして!
極小サイズですが、捕れちゃいました!アリアケギバチです!
なんとなくギギと同じようにもっと細い水路にいるのかと思っていましたが、
考えれば関東のギバチは清流の魚ですものね。それにしても、
予想以上に体のラインが鮮やかでオレンジ色かかっていて、なんともきれい☆

  
お次の水田地帯では、よどみに網をつっこんだら、一網でこんな感じ(左)。
これ、ほとんどがカゼトゲタナゴ(右)なんです。すごいですよねぇ。

  
ヤリタナゴ(左)も数匹だけ捕れていました。同じ場所では、立派な
ヌマムツ(右)もGET。やっぱりここらにもいるんですねぇ。

  
小柄なイトモロコ(左)も結構捕れました。
そして、こちらもかわいらしいサイズのドンコ(右)も数匹GET。

  
そのまま、その水路の流入する河川に攻め込んでみると、砂底の場所では
かなり巨大なサイズのカマツカ(左)が網に入ってびっくり。
そして、なんとこの場所では多数のニッポンバラタナゴ(右)も捕れたの
でした。さほど水質もよさそうな場所じゃないんですけどねぇ…

  
川辺には、なぜか大量のヒョウタン(左)がなっていてビックリ。現物見るのは
久しぶりだよねぇ。いい風合いのイチビの実(右)もありました。

  
水田地帯をうろうろすると、なんかみっしり集結しているスズメ(左)やら、
アトリの大群(右)なども発見。自然豊かでにぎやかな場所ですねぇ。

  
その後、日も傾き始めましたが、さらに飽きもせず、少し離れた水田地帯に挑戦。
なんか面白い模様のドブタイ(左)が捕れたり、色の出たヌマムツ(右)が捕れたり。

  
藻の茂る水路でしばらく網を入れ続けると、見事な婚姻色のカネヒラ(左)に続いて、
これまた惚れ惚れするような色のヤリタナゴ(右)も出現!

  
こちらもちょい色づき始めた感じのアブラボテ(左)も結構捕れました。
そして、ごく限られた範囲ででしたが、ニッポンバラタナゴ(右)もGET!

  
調子に乗って、さらに深い水路を攻め込みます。
サデ網が欲しいとこだなぁと思いつつ、めくらめっぽうに網を突っ込みまわると、
ヤリタナゴ(左)が何匹も捕れました。その中には、これまた
なんともいい感じに色の出始めた個体(右)もいて、嬉しくなります。

  
続いて、怪しいタナゴ類(左)を捕獲。これはセボシタビラだろうとかなり真剣に
信じていましたが、後で調べるとヤリタナゴの小さいやつでした。残念!
そして、最後に嬉しいことに、ゼゼラ(右)も2匹だけ網に入り、
大満足での〆となったのでした。
でも、大寒波の中、腰まで水につかって魚捕りをすると、本気で
体が冷え切ってえらいことになった顛末は、文末にて紹介します(笑

〜おまけ〜

  
というわけで、恒例の自宅水槽から、ちょろちょろしてなかなか撮影させてくれない
アリアケギバチ(左)と、かわいらしい雰囲気のオヤニラミ(右)。

  
カゼトゲタナゴは、ちょこちょこと動き回って、なんともかわいらしい限りです。
おかげでなかなかまともに撮影できないという話もありますが(笑

  
さらに撮影しにくいのがコチラ。 ニッポンバラタナゴです。
これが極端に臆病で表に出てきてくれないし、なおかつ水質の変化に弱いのか
結構落ちるし、飼いにくくて四苦八苦。結局ほとんど撮影できてません。
なんか捕った時に比べて極端に色の薄く個体がほとんどなんですが、
じっくり飼えば、色がまた鮮やかになるのかなぁと思っていますが、さてどうなることか。

  
そして、やはり愛嬌度No1は、こちらの底モノたちですねぇ。
というわけで、かわいいツチフキ(左)とゼゼラ(右)。もぅ、たまりません♪

  
それから、婚姻色の見事に出たヤリタナゴ(左)。色の出ていない個体(右)も
結構いますが、こちらもまた色鮮やかな感じになるまでじっくり飼おうと
思っています。ただ、とった時は紫色味もあった婚姻色ですが、やはり
持ち帰ると少し色あせてしまった感じですね。う〜ん、飼育方法が悪いのかなぁ…

ま、というわけで、予想外に成果た〜っぷりの濃密なる一日となったのでした。
いやぁ〜、めちゃくちゃ楽しかったけど、めちゃくちゃ寒かったッス。
ちなみに、この日執り行った人体実験は何かといいますと、
『ド寒波の極低温の中で朝飯も昼飯も食わずに魚捕りしたらどうなるか』(笑
ええ、熱中しているうちに、朝飯も昼飯も食い忘れていたんです。バカですね(^^;
……よい子はマネしないようにしましょう(←しないですね、ハイ)
実験結果はまず、メッチャクチャに体力を消耗します。そして、本気で体の芯まで冷え切ります。
この日は最後に、失ったパワーを取り戻すべく焼肉食べ放題に入ったのですが、
驚いたのは、まず腕の震えが止まらずに肉がつかめないんです。んで、しばらく食べても
体の震えがなかなか落ち着かず、ようやく落ち着いてきたと同時に殴られたような眠気(笑
楽しい楽しい一日は、危ない一日でもあったのでした。おあとがよろしいようで♪


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