岡山漁獲旅〜2009年バカ初め〜 09.1/2
あけましておめでとうございます!今年も弊HPをよろしくお願い致します!
というわけでこの日は、2009年のバカ初め。元旦は所用で久しぶりに実家にいる
ハメになってしまったので、さっそくからのウサ晴らしって次第です。
もともと、昨年中の計画として「除夜の鐘がなってる時に極寒の魚捕りって面白いジャン」
ということで、九州方面にでも遠征しようと企んでいたのが実現できなかった
ということもあり、新年最初のバカ初めは、極寒の中の魚捕りと決定。
前々から目星をつけていた、岡山県の某所に突撃し、
歯の根も会わないような寒さの中、ひたすら網入れて遊ぶ一日としたのでした。
しかし、その結果は、予想外の成果モリダクサン。いやぁ、楽しい年初じゃ。
<1>岡山県某所 |
というわけで、さっそく思いっきり霜の張りまくった(左)水田地帯をうろついて、面白そうな
水路をサーチ。びっくりしたのは、葉牡丹の葉裏についてたモンシロチョウ幼虫(右)。
この極寒状態だというのに、なんともはやお元気なコトで。
んで、目星をつけていたあたりの水路で、大量のオイカワの群れ(左)を発見!
これは面白そうだ、ということで突撃すると、さっそく淡水カイメン類(右)を発見。
これはシロカイメンかな?なんせ面白そうな条件なので気合が入ります。
とはいえ、最初から面白いものが捕れたというわけではなく、
初手で入ったのは、いかつい顔つきのウシガエル幼生(左)。
オイカワ(右)はものすごい大群がいくつもあって、簡単に捕れまくりました。
砂地の場所では、カマツカ(左)もやたらと多数捕れちゃいました。
えらく立派な体格のヌマムツ(右)も続々捕れてイイカンジ。
なぜか、ギンヤンマの幼虫(左)も何匹も取れました。流水なのにねぇ。
えらくご立派な体格のスジエビ(右)も捕れます。唐揚でイケそうなサイズだ。
なんともかわいらしい、カワヨシノボリ(左)もポロポロと捕れました。
そのあたりから、ギンブナ(右)に混じって小さなタナゴ類も捕れはじめて、さらに
気分はヒートアップ。よっしゃ、トコトンやったるでぇ〜〜!
そこで、想像を絶する出来事がありました。
ふと気付くと、コンクリ部の底面のに大きな穴(左)。そして、穴の中と周辺に、
黒々と小魚が集まっているのが見えます。寒い時は淀みに集まるんだよな。
そんなこと思いつつ、ドキドキしながら網を突っ込むと…
一網でこれ(右)ですよ!!
100匹近いタナゴ類がバサッと入って、嬉しさと驚きで大パニック。
いきなりの成果に小躍りし、天空向けて雄叫びを上げましたが、
このあとしばらく、選別が大変だったことといったら(笑
というわけで、その場所でかなりの数が捕れたのは、カネヒラ。
♀(左)から、婚姻色のかなりキレイな♂(右)まで、もうよりとりみどりでした。
それにも増してたくさん捕れたのは、タイリクバラタナゴ(左)。でも意外にも
それ以外の種類のタナゴはまったく捕れませんでした。
ニゴイ(右)も捕れましたが、これはコウライニゴイにあたるのかナァ?と考え中。
さらにガサゴソ頑張ると、二枚貝も見つかりました。この手は種類がよく
わかりませんが、おそらくニセマツカサガイじゃないかな?
成貝(左)に混じって、小さくて可愛らしい幼貝(右)も数個見つかりました。
さらに遡りつつ、ガシガシと網を入れていくと、メダカ(左)も多数GET。
いい体格のモツゴ(右)なんかも捕れて嬉しくなってきます。
んで、ここからがすごかった。次々と網に入ってきたのは、コウライモロコ(左)。
密かにほとんど捕ったことのない種類なんでドキドキしましたが、
さらに砂地を攻めてみると、今度はスジシマドジョウ小型種(右)がワサワサと
捕れたんです。前々から憧れていた種類だったので、メッチャ興奮!
そして!!
呼吸困難になるほどビビくったのがこちら。予想もしていなかったチョウセンブナです。
この場所では、2匹だけでしたが、まったく想像もしていなかったので
唖然呆然。ってか、自力でこの魚を捕ることなんてないと思ってましたから。
「マジか!スゲぇ!マジスゲぇ!」と、誰もいない水田地帯で
ピョンピョン飛び跳ねながら叫ぶ男約1名。間違いなく不審人物ですナ。
これは面白そうだ、ということで、その流れをさらに上流側へと移動してみることに。
すると、道端にはノイバラの実(左)が色鮮やか。ヨウシュヤマゴボウ(右)もいい風合いしてます。
ここでは、ツチガエルの幼生(左)が結構捕れました。やっぱ冬もいるんだねぇ。
なにげに捕るのは久しぶりのタモロコ(右)も見つけることができました。
この水路では、小さなタイリクバラタナゴ(左)が多数。模様がハンパな個体も多く、
「え?これってもしかしてスイゲン?俺、逮捕?」とかしばしビビってみたり。
あとでじっくり調べたら、全部タイバラでした。ほっとしたよな、残念なような。
んで、この場所でも立派な体格のチョウセンブナ(右)が捕れて、
このあたりの水系の底力を改めて再確認。
ちなみに、底力については後程、さらに予想外の展開によって揺るぐことなく
確認できてしまうのですが、それについては続編をお楽しみに…