琵琶湖リベンジ〜間の悪い一日〜 08.12/13

この日は、なぜかしら琵琶湖リベンジをかましてきました。
理由は、いくつかの面白い情報を手に入れることができたから。
そして、前回は大雨でロクな写真が撮れなかったヤツラに再挑戦したかったから。
1週間しか間がないのにリベンジというのは、ワタクシ的には珍しいパターン。
しかし、ちょっと所用が入って、ほとんど半日特攻になったからなのか、
それとも悪性のカゼ(翌日からブッ倒れました)が根付いて調子が悪かったのか
はてまた神様のイジワルだったのか、なんせ間の悪い一日。
辛うじて第一目標だけは、ギリギリ撃破したものの、それ以外はすっ空振り続きの
どうにもこうにもな一日となったのでした。ま、こういう日もあるよね(^^;

<1>湖北周辺

  
というわけで、大阪方面の所用を終わらせて大急ぎで湖北に特攻すると、
嬉しくなるくらいのいい天気。湖岸から見ると、遠くだけど、カンムリカイツブリ(左)が
いたり、スズガモの群れ(右)がいたりします。

  
道中で気になったのは、明らかになにかの食跡があるキョウチクトウ(左)。
いや、キョウチクトウスズメの食跡ではなさそうですが、他に何がこんな猛毒モノを?
近くでは、コシアブラの黄葉(右)も見れて、なかなかいい雰囲気でした。

さて、ここで狙うは某珍鳥。湖岸の道路っぱたに車を止めてしばらく探すと
カモの群れの中にあっけなくそれらしき鳥を見つけたんです。でも遠いし、寝てるナァ。
ちょうど助手席側からのぞく形だったんですが、このままだと長期戦になるだろうから
ぐるりとUターンして運転席側から狙えるようにしよう。この考えが失敗でした。
少し離れた場所でUターンして戻ってくると、先ほどの場所にはカモの群では
なくて、なんとバスボートが2台。………うそっ!
見ていた鳥屋さんの話だと、ボートが突っ込んできてカモの群れははるか遠くに
飛んでいってしまったんだとか。嗚呼、なんてタイミングなんざましょ。

  
悔しいので周辺をウロウロしますが、当然ながら再会は叶わずただ涙。
マルドブガイの幼貝?(左)やら、セタシジミ(右)やらの殻を拾えたのが僅かな成果かな。

  
あきらめてさらに移動すると、オオヒシクイの群れに遭遇。でもほとんど寝てるし。
たまに何羽かが起きてくれても、しばらく首を上げて、また寝るばかり。

  
よく見ると、その中にはコハクチョウ(右)も混じっていました。
んで、周辺の鳥屋さんに話を聞くと、今回の第一目的である珍鳥もいるとのこと。
どこだどこだと目を凝らしても見つからず、聞けばちょうど木の裏側で寝てやがるとのこと!
仕方ないのでグルリと遠くに回って角度を変えてのぞきこむと、いました!
あこがれのサカツラガン(右)です!でも遠いぞ、寝っぱなしだぞ!

  
仕方ないので、しばらく待っていると、今度はコクガンの幼鳥が登場。
ちょっと遠かったのですが、愛嬌たっぷりにウロチョロとしてくれました。

  
はるか遠くの湖上では、なぜかディスプレイ中のホオジロガモ(左)も発見。
あと、面白かったのは、寝ているオオヒシクイの中に、首にコブのある個体(右)を
見つけたこと。かなりの大きさで、雰囲気的にはおそらく腫瘍かなという感じ。
隣の鳥屋さん曰く、「ヒシクイだけにガンなんじゃないですか」。む〜、ザブトン1枚!

  
しかし、サカツラ君はひたすら寝るばかりで、本当にどうしようもありません。
しょうがないのでブツクサ言っていると、再度コクガン幼鳥が出現して、
今度はもうちょっと近くでウロチョロしてくれました。なぐさめてくれてる?

  
遠くでえらく勢いよく水浴びするオオヒシクイ(左)なんか見ていると、トビがすぐ上を
飛んで、群れ一瞬ざわつきます。その時、サカツラガン(右)も目を覚ましたのですが…
場所が悪すぎる。この状態でも首だけですもん。クチバシ隠れてるし。
そして、数秒後には全身隠れた状態でまた再びひたすら寝始め。もう、イヤッ!

  
というわけで、諦めて少し周辺をうろうろすると、コハクチョウ(左)が何度も湖岸を舞いました。
少し愕いたのは、オオバン(右)のメチャクチャな数。場所によっては
20羽くらいの群れがいくつも見れました。こんなにやたら多い鳥だったっけ?

  
カイツブリの大きな群れ(左)があったり、ホオジロガモ♀(右)が出現したりも
してくれましたが、光線状態も悪く、なかなかうまいこと撮影できません。

  
水田地帯をうろうろすると、アオサギ(左)やらダイサギやらといったあたりは
出現するのですが、それ以外の期待していたあたりは総空振り。
ヘラサギ(右)はいたものの、遠いし、逆光だし。うまくいかんナァ。

  
コハクチョウの群れ(左)には逢えましたが、オオワシ(右)は条件の悪い木立の中。
天気がよすぎて陽炎が立ってしまって、これまたどうにもこうにも。

  
ということで、諦めて最初の場所に戻ったら、その間にサカツラガンは
ようやく表に出てくるやいなや、かなり離れた中州の方へ泳ぎ去ったとのこと。
おっとこれまたえらく間の悪いお話ですナァ。
しかたないのでウロウロすると、ハジロカイツブリ(左)が出てきてくれたものの
逆光の1枚だけであっという間に潜ってしまいました。
で、諦めて帰りかけると、遠くにコクガン幼鳥(右)がいるのを発見。

  
んで、そのあたりをしばらく見ていると、嬉しいことにサカツラガンがいたんです!
しかし、遠い!逆光!おまけに木陰に入ったり出たりで撮りにくい!
それでも、なんとかバシバシ撮りまくって、ようやく一息。まぁ、大願成就かな?

  
しばらく粘ると、少しずつ近づいてきて(左)くれたのですが、ここでさらに
間の悪いことにバッテリー切れ。それも予備バッテリーを車の中に忘れてきてるんです。
大慌てで車に戻ってバッテリーを探して戻った時には、残念ながらサカツラ君の姿はなく、
かわりにマガンの群れ(右)が登場していました。
ちなみに、10羽近い群れだったんですが、湖北でこの数は珍しいんじゃ?

  
さらに暗くなってくると、オオヒシクイ(左)が次々と合流して賑やかになってきていましたが、
ここらで時間切れ。ということで、夕日の差しかけた琵琶湖の風景(右)なんぞ
愛でつつ、大急ぎでまた帰路へと着いたのでした。

というわけで、まぁ、最大の目的であるサカツラガンは見れましたが、
写真は遠目からの辛うじて的証拠写真のみ。
それ以外は、すっ空振りで、期待していた某珍鳥は、一瞬の出逢いのみという
なんともいえない総空振り的雰囲気になったのでした。
ま、時間が足りなかったのと、体調が悪かったのと、その他諸々があるのでしょうが
わかりやすくまとめると、神様の機嫌がよろしくなかったんでしょうかね(^^;
この日は大急ぎで戻って兄弟と合流し、親戚も合わせてみんなでルミナリエを見に行き、
弟宅で軽く呑んで、ちょいと一騒ぎ。
寝る前に、翌日の予定を確認していた私は、参加するつもりの行事を1日勘違い
していてスッぽかしてしまったという事実に今更気付いて愕然としてみたり。
(みなさま、誠に申し訳ありませんでした m(_ _)m  )
んで、バチが当たったのか、翌日は理由不明の体調不良で寝込んで一日
ヘバリ込んでしまい、なんか総じてなにがなにやらな週末になったのでした。
え〜、ま、おあとがよろしいようで。ちゃんちゃん☆


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