寒空の播磨でA〜短時間的特攻〜 08.12/23
この日は、諸事情でまたぞろ短時間特攻。
というのは、年末も押し迫ってきているのに、年賀状等々の準備も済まず、
所用がテンコ盛りになっている上に、体調もよくなくて…
前回の週末は、うちのカワイイ妹の結婚式ということでどこにもいけず、
本当ならば思い切った遠征でもしたいところだったのですが、
そのような次第で、再び比較的近場の散策に決定。
水生昆虫等々に狙いを定めてアバウトにさすらってみたものの
イマイチ本腰が入っていなかったからか、総空振りの
なんとも寂しい結論となったのでした。最近ツイてないぞ〜!
<1>たつの市周辺 |
というわけで、最初にやって来たのは、地元の細流。
うろつくと、見事に熟したハダカホオズキ(左)を発見。同じように真っ赤な実をつけた
樹木(右)もありましたが、これはガマズミ系でいいのかな?
んで、最初は憧れの某半地中棲昆虫を探したのですが、結構粘ったけどすっ空振り。
このクソ寒いのに、シダの葉上で頑張ってるクヌギカメムシ(左)がいました。
それでは、と沢に網を入れるものの、捕れるのはひたすらタカハヤ(右)ばかり。
しばらく粘ると、ミヤマカワトンボ(左)やら、ニシカワトンボ(右)、それから
ハグロトンボといった、カワトンボ系各種も一応捕れました。
結構捕れたのは、ミルンヤンマ。不思議だったのは、結構大型の個体(左)から、
超小型の個体(右)までばらつきがあったこと。成虫まで数年かかるんだっけ?
やたらとたくさん捕れたのは、ダビドサナエ(左)。でも、久しぶりに見たいなぁと
思っていた、ムカシトンボはなぜかしら完全空振りでした。なんでやねん。
かわりに、かわいらしいサワガニ(右)を撮影して、ギブアップ。とりあえず一度戻ることに。
<2>加古川市周辺 |
所用を少し片付けた後で、今度は加古川まで足を伸ばしました。
うろうろすると、えらく警戒心の薄いマガモ(左)がいたり、遠くにウミアイサ(右)がいたり
しましたが、少し前に噂になった某鳥は見つからず、残念。
カモメ類はメッチャクチャたくさんいましたが、ちょうど光線状態がド逆光。
大量のユリカモメに、カモメ、セグロカモメ、ウミネコ等々、ごった煮状態でした。
面白かったのは、ズグロカモメは群れに混じらず、単独で別の場所にいるんですね。
というわけで、今回もにじり寄ってドアップ(右)も一応撮影成功☆
水際には、アサリやカキ等に混じって大量のホトトギスガイの殻(左)がありました。
よくみると、タイラギやらマテガイ(右)やらも発見。じっくり探すと面白いかも。
その後、ちょっと上流側に遡って、以前から目星をつけていた水路を攻めてみることに。
すると、カマツカ(左)やら、巨大なヌマムツ(右)やらが捕れたりします。
ギンブナ(左)も結構捕れましたが、それに混じってブルーギル(右)も数匹。
ま、このあたりは溜池が多いので、そこから流れてきちゃうんでしょうけど…
スジシマドジョウ中型種(左)も結構捕れましたが、気合していたタナゴ類は
小さなアブラボテ(右)が捕れるばかりでイマイチでした。
それでは、と場所を変えると、バサッと目の前から飛び立ったのは、なんとオオタカ。
デジスコ持ってにじりよっていくと、近めの距離からも撮影させてくれました♪
ちょっと風が強くて、止まっている枝がユラユラ揺れるので撮影は難儀しましたが…
そのあたりの湿地を見ていると、干上がった場所に、大量のイチョウウキゴケ(左)を発見。
やっぱりこいつらも紅葉するんですね。このあとはどうなるんだろ?
早くも花咲き始めていたハンノキ(右)に愕いたりしているうちに、あっけなく日没。
仕方ないのでスタコラサッサとうちに戻り、せっせせっせと年賀状を書いたのでした(笑
んで、今回の成果とは全く関係ないのですが、この前日に嬉しい成果がありました。
以前、四国から持ち帰ったキョウチクトウスズメが2匹、ようやく羽化したんです。
もちろん、成虫にお会いするのは初めて。いやぁ、それにしても面妖な模様だこと☆
面白かったのは、蛹化したのは2週間近く違ったのですが、羽化は同時でした。
ついでなので、蛹の時代のショット(左)も掲載。面白い格好でしょ?
ついでに、鹿児島から持ち帰った蛹から羽化したアカマダラヨトウ(右)もご紹介。
こちらは残念ながら、羽化してすぐに死んでしまったので、死骸なんですけど…
というわけで、短時間なので当然ながらハンパな一日でした。
まぁ、ここのところドタバタしてしまっていたのでしょうがないということで。
兄弟の結婚式直前というのは、まわりがやたらとワタワタしていて、
私自身はなんらお手伝いするべきことがなくても、気疲れするモンですね(笑
さらに、当日は写真係に任命され更なる心労+翌日に執り行った
イトコ会で呑み過ぎて二日酔いどころか三日酔い、見たいな展開でして。
そんな中、一応たゆまぬ努力ということでお目こぼしいただければ…
今冬は播磨の水生昆虫系は何度も挑戦を繰り返す予定ですので、
次回こそは山盛りたくさんの成果がありますように、今から神頼みしておきましょう☆