博多ちょこっと巡り〜祝宴の翌朝〜 08.9/28
この日は、なぜかしら博多周辺を散策してきました。
といっても、なにかを狙って九州遠征!というわけではありません。
前日に友人の結婚式がありまして、その翌日というわけです。
そして、前日は友人の人柄のせいなのでしょうが、式・披露宴・二次会とも
本当にものすごくイイ雰囲気で、心のそこから楽しく遊べまくったので、
当然のごとき展開として、翌朝は二日酔いのスタート。
天気も悪く、こりゃ成果無しかと思いましたが、意外なくらい濃厚な成果に
ビックリする1日となったのでした。ビバ・博多!
ちなみに、本当は前日も結婚式前にうろつく予定で夜行バスを手配していたのですが、
集合地点まで行く予定の電車の網棚に礼服を置き忘れ(!)ましてオジャン。
その電車がよりによって米原行きだったもので、翌朝一番で
米原まで礼服をとりに行き、そこから新幹線でギリギリ滑り込むという
相変わらずの離れ技を披露したのでした。なんでいつもこうなんだろう…(^^;
<1>古賀市某所 |
というわけで、目星をつけていた古賀市の某公園を朝っぱらから散策開始。
すると、大量の実をつけたトウカエデ(左)に驚いたり、シャシャンボの実(右)が
あったりと、初手から面白い出会いが続きます。
道端のセンダンにはキマダラカメムシ(左)も発見。イヌビワにはミナミアオカメムシ(右)
もいたりと、南方系風の面白いカメムシに続けて出会ってビックリしたり。
驚いたのは、テイカカズラ(左)がかなりの勢いで狂い咲きしていたこと。初夏の花でしょ?
湿地には、面白そうなタデ類(右)が群生していました。お名前は?
そして、あっけなく出会えて拍子抜けしたのが、九州特産のツクシオオガヤツリ(左)。
葦原に埋もれるように咲いている株ばかりで、わかりやすいショットが撮れなかったのが
残念ですが、名前どおりデカくて独特な雰囲気でした。
花穂のアップ(右)をみると、これまた面白い雰囲気ですよね。
福岡市内には群生地もあるということで、今度はそちらで見てみたいものです。
池の中をのぞいていくと、数株だけでしたが、オギノツメ(左)もありました。
近くには見慣れないチドメグサ類(右)が群生していたので、なにげなく数枚だけ撮って
おいたのですが、あとで調べるとお初にお目にかかるタテバチドメグサだったようで
ビックリ。ヨーロッパ原産の帰化種ですが、こんなのもあるのね。
イヌタヌキモ(左)もありましたが、花はこの倒れたのが1つ見つかっただけでした。
そして、近くのスゲ類をみていると、超小型のハチ類(右)がこっそりひそんでいる
のを発見。これ、爆裂に可愛くないですか?思わず激写しまくってみたりとか。
天気がかなり悪かったからか、トンボはアオモンイトトンボ(左)が出るばかり
でしたが、一度だけ、全く予想外なことに、ベニイトトンボ(右)が出現してビビりました。
公園の中の池なんですが、やはりかなり自然度は良好なんですね。
ボーべリア系にやられたらしきマダラバッタ(左)も発見。オナガササキリ(右)も
あちこちでみたり、さらにじっくり探せばかなり楽しそうな場所ですね。
アキノウナギツカミ(左)も見事な群生が見れました。そして、そういえば
この公園にはあのアメンボ類もいるんだよな、と思いつつ、こんな場所にいるのかしら
と冗談で葦原をかき分けてみると、なんかあやしい幼虫(右)を発見。こ、これは?
#こちらはエサキの幼虫ではないとの指摘をいただきました。ナミアメンボかな?
靴が濡れるのも気にせず、ガサゴソとかきわけてみると、
なんとそこに鎮座していたのは、憧れのエサキアメンボなのでした!
息を呑みつつバシバシと撮影するも、暗すぎてロクな写真は撮れないままでしたが
ようやくお目通りが叶って嬉しい限り♪
しかし、地元で狙おうと思っていたのに、こんな場所で会えるなんて(^^;
ちょっと面白い出会いもありました。こちらのルリシジミです。
写真じゃわからないんですけど、これ、やたらとデカい個体なんですよ。
なんかえらくデカいウラナミシジミだなぁと思って、よくみたらルリなんで二度ビックリ
見たいな感じ。これは別の珍種だろうと期待してバシバシ撮りまくりましたが、
どうやら普通のルリなんですね。大発見ならず、残念〜!
道端のフェンスにはなんかかわいらしい蛾の幼虫(左)がいました。
セスジスズメの弱齢かと思っていましたが、よく見ると違いますね。なにもの?
やたらと立派なホソバアキノノゲシ(右)なんてあたりも見つつ、次の場所へ移動です。
<1>福岡市某所 |
お次にやってきたのは、去年の秋に通いつめた公園。そう、スナアカネ狙い(笑
さすがに無謀だろうと自分でも笑いつつ歩きはじめると、ベニバナセンブリ(左)があったり
大満開のハマアザミ(右)があったりしました。
昨年みつけた怪しい食跡のあるソテツ(左)を見ると、今年も葉がボロボロ。
でも、よくよくみるとクロマダラソテツシジミの食跡は明らかに違うんです。そして、
近くには美味しそうな新芽もあるのにそちらは無傷。これはいったい何の仕業?
そんなこと悩みつつ、池に到着した私は、あらためてド肝を抜かれました。
なんと、群生しているのは憧れのミズキンバイ(右)じゃないですか!
というわけで、かわいらしい花のアップ(左)やら、面白い形の実(右)やらを
オナカ一杯バシバシと撮りまくったのでした。この場所は埋立地なのでこれは
自生ではなく移入ものなんでしょうが、なんせ嬉しい予想外の出会いでした☆
よくみると、そんな貴重品をモリモリ食べている蛾の幼虫(左)も発見。なにもんじゃ?
そして、ビビったのはこちらの光景(右)。これは花じゃないんですよ〜。
全てスクミリンゴガイの卵なんです。ってか、多すぎ。スゴ過ぎ。
さて、気を取り直して池をうろうろすると、コノシメトンボ(左)がやたら多数。
でも、前回もっとも多かったタイリクアカネは皆無で逆にビビりました。なんでだろ?
久しぶりのムスジイトトンボ(右)にも出会えたのも、また嬉しい出会い☆
そして!嬉しかったのは、こちらのハネビロトンボとの出逢いでした。
ずっとアップで撮影する機会に恵まれなかったのですが、愛想のいい個体がいて
もうドアップでいくらでも撮れまくり。一人で大興奮しちゃいました♪
タイワンウチワヤンマ(左)も何度か出現しました。そして、こんな場所でも、
サメビタキ(右)がいたのもビックリかな?ちょっと逆光で真っ黒ですけど…
うろうろすると、マイコアカネ(左)も出現しました。♂もいたけど敏感で撮れず。
そして、前回同様にひたすらポイント周辺を探索しますが、石の上でテリ張ってるのは
ショウジョウトンボ(右)ばかり。う〜ん、やっぱまだ時期的に早すぎるかなぁ。
9月も末だというのに、まだ元気にチョウトンボ(左)が舞っていたのも驚きでした。
そして、今回も近寄らせてくれませんでしたが、ホオジロハクセキレイ(右)にも再会。
そうこうするうちに時間が怪しくなってきたので、早めに引き返すことにすると
ハネビロトンボが何匹か低い位置で静止してくれて、上からのショットもなんとか
撮影に成功!ステキなエンディングにうはうはいいながらの〆となりました。
というわけで、二日酔いの、チョイ散策。
それも都市圏内の公園ばかりでしたが、濃密な成果でした。
とりあえず、ビバ・博多といっておこう♪
本当は時間をとってあれこれじっくりと巡ると面白いんでしょうが
それはまたそのうちのお楽しみって感じですかね。
そんなこと考えつつ、この日は会社の同期で九州に赴任しているヤツと
久しぶりに会って呑み交わし、二日酔いを増強したあげく
彼のオススメのライブハウスまでついて行き、きわめてゴキゲンな雰囲気の
ライブに感嘆して思わず踊りまくったらさらに悪酔いして、
新幹線の中でぐったり泥のように寝たのでした(笑
前日の本当に楽しい結婚式から、まる2日間、本当に濃密で楽しかった!
えと、Sさん夫妻、いつまでもお幸せに!
そしてHくん、また九州に行く時には呑んだくれような!