予報どおり～豪雨の伊勢巡り～ 08.9/18
この日は、なぜかお休みでした。実は勤務先の創立記念日なんです。
そんな日に、ちょっと思うところがあって伊勢まで来ておりました。
しかし、天気予報は大雨マーク。台風の影響とやらで前線がどうやらとか
相当に絶望的なご宣託になっていたんです。
普通に考えればおうちでおとなしくするか、最低でも近場で済ますべきところ。
でも、なぜか計画を中止する気がどうしてもしませんで、「案外降らないかもよ」と
根拠のない思い込みで特攻してみたんですが…
結論はやっぱり予報どおり。豪雨の中探索する一日となりました(笑
まぁ、こんな天気の中、遊びまくってた人は少ないでしょう。エッヘン。
| ＜１＞伊勢市周辺 |
というわけで、この日も前夜の前哨戦から。目的地近くのコンビニに行くと、
ちょうど大発生時期らしく一面に、アオクサカメムシ＆チャバネアオカメムシ(左)が！
あと、おもしろかたのはアチコチに群れがいたオレンジ色の鮮やかなアリ類(右)
初めてお目にかかりますが、なんて種類なんでしょう？
面白い模様のナカグロクチバ(左)もいました。シマウマの縞と一緒で隠蔽効果ありか？
巨大なアシダカグモ(右)も確認。この時点ではまだ雨は降っておらず安心していましたが…
朝起きると、やるきのしないくらいの大豪雨。え～やっぱですか？
でも、傘さして歩いてみると、かわいいツチイナゴ幼虫(左)を発見。一応活動してんだ。
それでは、と目的の池に行ってみると、豪雨の中、ノタヌキモ(右)が一面に咲いていました。
というわけで、ノタヌキモのアップ(左)なんか撮影して遊びますが、なんせ暗いので限界。
イヌタヌキモと違って結実するので、実(右)も撮影してみたりしました。
ここにも帰化していると聞いていたオオバナイトタヌキモは、遠くに群落(左)が
いくつもあるものの、近くには小さな株(右)がいくつかあっただけで残念。
そのかわり、池の縁をうろうろすると、スブタ(左)が何箇所かで見れたり、
クログワイ(右)が咲いていたりと、なかなか面白そうな水生植物が続きます。
そして、こんな中でも交尾中のアオモンイトトンボ(左)も多数発見｡お元気で。
オオイトトンボ(右)もいたりと、これくらいの雨ではトンボはメゲないようです。
久しぶりのマイコアカネ(左)もいたんですが、やたら敏感で撮れたのはこれ1枚。
池の縁では、ワレモコウ(右)もいい感じに咲いていました。
よくよくみると、オミナエシ(左)もあったり、シムラニンジン(右)もあちこちにあったりと
じっくり探せば面白そうな感じ。雨で揺れて撮影はしにくかったですけど…
水面をよくよくみると、ハゴロモモ(左)も花をつけてました。さすがに開いてなかったけど。
そして、極小株ですが、ヒメビシ(右)も１つだけ発見。こんなとこにもあるのね。
湿地では、ニッポンイヌノヒゲ？(左)もアチコチに咲いていました。
あちこちにあったツリガネニンジン(右)は、雨の中だと一段と妖艶でいい雰囲気ですねぇ。
なぜかしら、早くもすっかり色づいたミズオトギリの実(左)もありました。
付近では、ショウリョウバッタモドキ(右)も登場。うん、いい環境なんですね。
実はお初にお目にかかる、キイロサシガメ(左)にも会えました。
小さな街灯の下では、面白い雰囲気のガムシ類(右)にも遭遇。エゾコガムシ？
思いついて池に網を入れると、小型のゲンゴロウ類(左)がやたらと捕れました。
一網数十匹というにぎやかさのこいつは…クロマメゲンゴロウ辺りかな？
何度か網を入れていると、大柄なクロゲンゴロウ(右)も数匹混じりました。
その後、周辺をうろうろしますが、イヌノヒゲ類(左)やら、サワトウガラシ(右)などの
生える湿地があるばかりで、成果としてはイマイチ。
それでは、ということで今回の大本命である山のほうに向かってみることにします。
しかし！到着したら、雨はまだ許せるとして、こんなド級の霧の中。オイオイ。
タメ息つきつつ、それでも散策をはじめると、あちこちにマツカゼソウ(右)を発見。
そして、狙いの花その①であるところのこの花も、たくさん見れました。
地域限定のシマジタムラソウです。
道端だからか背丈の極端に低い株がほとんどでしたが、思ったよりも
普通のアキノタムラソウに似てて逆にビックリ。もっと独特かと思ってました。
ゼニバサイシンでしょうか、小柄なカンアオイ類(左)も点在していました。
こちらも地域限定のシンジュギク(右)は、葉はアチコチにあるものの、さすがに花はなし。
昨年は狂い咲きの花が見れたといわれて、かなり期待してたんですけどね～。
あと、久しぶりで感動したのがスズコウジュ。
薄暗い場所にあるので撮影には苦労しましたが、逆に薄暗い場所にある
白く清楚な花というのが、なんともいえないいい感じですよねぇ。うん、いい感じ♪