半日勝負!〜笑える大成果〜 08.8/24
この日は、最初から半日アタックと決めていました。
というのは、関東から来た友人に、地元を見たいと頼まれていたので、この時期の
地元ご案内では大したものもお見せできないし、案内に徹しようと決めていたから。
それではということで、前々から再挑戦したかった場所に2箇所アタック。
思ったよりも天気が悪かったこともあり、1箇所目ではあまり成果はなかったものの
2箇所目では、スキップして踊りだすほどの成果をGETできたのでした。
友人ご案内がなければこのタイミングでは再挑戦してなかったわけで、
これはE夫妻のおかげ、ということですね。ありがたやありがたや。
でも、午後からの地元ご案内は成果薄だったのでした。あはは、スンマセン(^-^;
<1>加西市周辺 |
この日、まず早朝にやってきたのは、葛西氏の溜池。
早朝ヤンマに挑戦の予定でしたが、朝霧が出たりした影響か全く飛ばず。むむむ。
あちこちのクモの巣(左)に水滴がついてちょっと幻影的な風景でしたけど…
んで、うろうろと歩き始めると、もうちょっとで咲きそうなミズトラノオ(右)も発見。
ゴマクサ(左)も結構大きな群落が見れました。いきなりフワッと
ミサゴ(右)が舞ったりもしましたが、朝もやの中でろくすっぽ撮影はできず。
うろうろすると、シルビアシジミがたくさんいる場所を発見。
今まで見つけていた場所とは離れていたのですが、ミヤコグサの群落も大きく、
このあたりがメインの生息地な雰囲気。しかし、かわいいねぇ♪
うろうろすると、花をつけたヒメコウホネ(左)も発見。カワラケツメイの群落(右)も
ありましたが、しばらく探したもののツマグロキチョウは不在でした。
池の中をのぞくと、ありゃりゃ、まだコハクチョウ(左)が滞在中でした。
まぁ、前回見てるのが5月だから、まだいて当たり前といえばそうなんですが。
うろつくと、オオイトトンボ(右)なんかはいますが、面白いトンボは少なめ。
先ほどとは別の場所でもシルビアシジミを発見。ちょうど盛りなのか?
しつこく追いまわすと、一回だけ半開翅(右)してくれましたが、朝っぱらからの
強烈な日差しに、それ以上のサービスはありませんでした。
ひさ〜しぶりのホソオビアシブトクチバ(左)にも出会えました。んで、しつこくさらに
歩き回ると、少しだけ咲き始めたミズトラノオ(右)も見れましたが、
それ以上はなかなか成果がないので、グンと移動してみることに。
<2>赤穂市某所 |
次に来訪したのは、お盆初日にも来た赤穂市某所。
さっそく沢の中を歩いていくと、今回も次々にカトリヤンマが登場。
前回と違って、タイミングもいいはずだと気合が入ります。
小さな沢沿いには、キキョウ(左)が数株咲き、ヒサカキの葉上には
カノコガの幼虫(右)がいたりして、面白い雰囲気です。
しかし目的のヤツはなかなか姿を現さず、それじゃぁと、気合を入れなおして
笹薮をかき分けながら沢をさらにさかのぼり始めた時です。
バサッと笹を払いのけてのぞき込んだ沢は、渇水気味で水たまり状になっていたのですが、
その上をホバリングしながらぐんぐんこちらに近づいてくるエゾトンボ類発見!
がっしりした体型だし間違いない!と完全パニックになりつつデジカメを向けます。
うぉっしゃぁ〜〜〜〜〜!!
というわけで、めちゃくちゃいい条件で見れちゃいました、
ハネビロエゾトンボ♂です。本気で感激して、涙チョチョ切れ状態。
ってか、「ザ・ホバリング・エゾトンボ」の異名の通り、ひたすらホバるんです。
しかも、警戒心がないのか、カメラの10cm前という爆裂な条件で。
これ、ぜ〜んぶノートリですよ。撮りながら笑っちゃいました。
しばらく撮ってると、同じ水たまりに今度は♀が飛来。慌ててカメラを向けるも
次の瞬間にはこの♂がすごい勢いで追っかけて消えて、撮影チャンスナシ。
しかし、この日は好条件だったようで、さらに遡ったところでも
別個体のハネビロエゾトンボがホバリングしてるところに遭遇いたしました♪
まずは、上からのショットをご紹介。ど〜ですか、うししし。
んで、お次は正面から。スンマセン、嬉しすぎて8枚も載せました(^^;
しかし、本当に延々と狭い範囲をホバリングしながらジリジリ飛ぶもんで、撮り放題。
クローズアップレンズでピントの合う範囲でホバッてくれたのは、
マダラナニワ以来の出来事です。もう大満悦!
やがて、11時前でしょうか、暑さが募る頃になると彼らの姿は消えたので、
どこにいるのかなぁ、とうろうろ。すると、オオシオカラトンボ(左)がいたり、
あいかわらずあちこちでカトリヤンマ(右)がいたりといった感じ。
でも、そのうちに、ちょっと高い枝に静止しているハネビロエゾトンボ(左)を見つけました。
やっぱりこの時間になると活動休止しちゃうんだな、というのはちょっとした発見。
このままでは撮れないので、一度降りていただいて、アップ(右)でも撮影。
いやぁ、いい場所です。また今度は♀の産卵狙って再訪してみよっと☆
んで、午後からはE夫妻と合流して地元ご案内。
曰く、「キミという不思議な生物を育んだ地が見たい」。なんですかそれは。
でも、よくよく考えると私は遠征中心の生活で地元はそんなに詳しくない上に、
時期的には夏枯れでロクなもんがいないんですよねぇ。タハハハ。
というわけで、バカ話しながら何箇所かまわったけど、ちょこっと網入れた場所で
オヤニラミ(左)が見れた程度。久しぶりに行った場所では野球場ができてやがるし。
あれこれまわって、最後に姫路北部の溜池をのぞいて見ても、トンボはごく僅かで
ハネナシアメンボの長翅型(右)が見れたぐらい。えと、ども、お粗末さまでした(^^;
というわけで、本日は極めていい一日でした。
まず、午前中のハネビロエゾは、憧れのトンボが目の前という大興奮がタマらない!
んで午後も、E夫妻はちょっと物足りなかったかとは思いますが、ワタクシ的には久々に
バカ話をオナカ一杯できたので、相当エネルギーチャージできた気分。
Eさんとは、お互いに世間様と微妙に乖離しつつあるあたりが似ていたりとか、
旧職場の同僚ということもあり、そこのゴシップ(主にK教授ネタ)でメチャクチャに
盛り上がれたりとかするもんで、いつも話しててメチャ楽しんでスよね♪
本当に楽しい時間を、ありがとうございましたm(_ _)m!
このお礼は、また来年にでも別送に押しかけた際にお返ししましょう(笑
んでもって今回の反省点は、もちっと地元と世俗を知っておこうって点かな?
E氏に「晩飯食おう」と言われても全く店を知らなかったり、隣の城下町の案内が
まぁったくできなかったりしたあたりでちょい反省。少し地道に修行しよ〜っと。