突撃!北海道A〜寒さにビビる日〜 08.8/9
この日は、北海道突撃第2日。
さらなるいくつかの一大目標を狙って、突撃したのは霧多布湿原。
ホテルの朝飯も無視して、6時には車を出しているという相変わらずの強行陣。
また次々と現れる素敵な出逢いに感激しながら全速力で走り回った1日でしたが…
この日の泣きドコロは、なんといっても空模様。
ある程度雲がかかるものの、雨にはならないという予報だったので
ほとんど気にしてもいなかったのですが、さすがは北の大地、北海道。
雲がばさっと広がるだけで、なんときっちり肌寒いんです。
おいおい、8月半ば、いっちゃん酷暑なあたりだぜぇ、とビビることしきり。
というわけで、成果もそれ相応になったのでした。とほほのほ。
<1>霧多布湿原周辺 |
というわけで、早朝から気合一発歩きはじめると、立派なトモエソウ(左)を発見。
ヒルガオ(右)もここではえらく色っぽかったので1枚撮っといたのですが、これは
もしかしてヒロハヒルガオだったのかも、と後で後悔したり。これじゃ同定できないなぁ。
雲も分厚く、うっすら肌寒い中あるくと、オカモノアラガイ(左)を発見。そして、
面白かったのは、あちこちにいたコキマダラセセリ(右)。北海道産は名前の通り、
小型なんですね。最初は別の種類だと思っていたほどでした。
ミヤママタタビ(左)も若い実をつけた株があって嬉しかったりとか。
しかし、天気が悪いからか、しばらくはトンボ方面はルリイトトンボ(右)が出るくらい。
そのかわり、嬉しい出逢いはこちら。フタスジチョウです。
昨日も出現したのですが、メッチャ愛想悪くて撮影できなかったものの、今回は
愛想よくドアップ撮影させてくれました。本土産とは大分雰囲気が違いますねぇ。
そのうち、エゾトンボが飛び始め、Y少年の網がうなりをあげます。
ということで、♂をばっちりGETして、いい感じで撮影させていただいたりとか。
別種っぽいのも飛んでいたんですが、それは捕獲失敗でした。
結構驚いたのは、道端にいた、まだ超新鮮なウラゴマダラシジミ。
このあたりまでくると、今からがシーズンなんですか?それはいくらなんでも遅いぞ。
エゾスジグロシロチョウ(右)も、かわいらしいあたりをドアップで撮れました。
アオイトトンボ♀(左)も出現したものの、やはりエゾアオは空振り。
一体全体、どんな場所にいるんでしょう?どなたかいい情報をください♪
クジャクチョウ(右)も多くて、ドアップ撮影に付き合ってくれる個体も発見。
小さな流れを覗き込むと、メチャクチャ色鮮やかなエゾムラサキ(左)を発見。
流れの中にはミクリ類(右)もありましたが、北海道になると同系種が多いですネェ。
えっと、図鑑の絵合わせだとエゾミクリかな?自信率は20%程度…
かわいらしいオオバクサフジ(左)も咲いていました。そして、流れの中には
アメンボ類(右)も発見。えとえと、う〜んと、ヒメアメンボ?
さて、少し離れた開けた湿地に移動すると、大柄なアザミ類(左)も発見。…チシマアザミ?
これだけは自信もって名前を言えるホザキシモツケ(右)も大満開でした。
ここでも初手からアオイトトンボ(左)がでたものの、エゾアオイトはおらず。
まだかなり未熟なムツアカネ(右)もポツポツと姿を現しました。
アチコチに咲いていたのは、コバノギボウシ(左)。北海道産はタチギボウシってんだっけ?
メチャクチャ新鮮なミドリシジミ(右)も出現したものの、開翅はしてくれませんでした。
丈の低い湿地では、ノハナショウブ(左)があちこちに咲きほこり、
そこここにナガボノシロワレモコウ(右)が満開に咲いています。ということは…
というわけで、探し始めると、あちこちにゴマシジミ(左)が舞っていたので大興奮!
しばらくみていると、産卵(右)もみれたものの、あとでみると卵はついていません
でした。ということは擬似産卵?それとも小さすぎて見落としただけ?
そして、しばらく粘ると、きれいに開翅してくれる個体も出現。う〜ん、綺麗なブルー♪
結局地元周辺ではまだ開翅個体の撮影には成功していないんですが、
来年こそは粘って撮影して、比較してみなきゃイカンですネェ。
そうやって走り回っていると、この日最も期待していた出逢いがあっけなく来訪。
まだ未熟でしたが、翅のオレンジも鮮やかなエゾアカネです!
まだ発生初期らしく個体数は少なかったのですが、大満足☆
これで日本産赤トンボは残り2種となりました。イソアカネはさすがに死ぬまで
ムリだろうけど、スナアカネは今年こそ撮影して、プチコンプリしたいなぁ。
湿地にはなんか面白そうな雰囲気の花(左)もありました。正体はハテナ。
なんとも面白い雰囲気のエゾノコギリソウ(右)もあちこちに咲いていました。
しばらくあるくと、えらくいい雰囲気の池に到着。高層湿原!って感じ♪
フラフラ歩くと、何故か初手で出現したのは、羽化直のノシメトンボ(右)だったのでした。