ゼフ未練旅〜芸北半日アタック〜 08.7/13
この日は、毎年恒例ゼフ未練旅(笑)。時期的には厳しいけどでもやっぱり…
ということでギリギリまでアタックしちゃうんですよねぇ(^^;
しかし今回の週末は、諸般の事情で土曜が全く使えず、ガックリ。
日曜はちょうど広島の友人宅まで荷物を運ぶことになっていたんですが、
同行者アリの前後の予定アリでこれまた絶望的。
しかし、ドタバタが祟って同行者の予定がどうにもならなくなり「悪い一人で行ってくれる?」
当然ながら即座に反した返答は「了解!ちょっと朝のうちだけ遊んできていい?」
というわけでお届け先にもウマく予定を調整、というか強引にゴマカし、
見事に前夜発の半日トライアルをもぎ取ったのでした。
やっぱりいつでも諦めない心こそ肝心ですな☆
<1>新見市周辺 |
というわけで、今回も前夜からのスタート。それも初手はなんと新見市周辺。
というのは、前夜8時前に出れたので100km圏内で一度高速を下りるとETC割引が
適用される……あ、ちょうど新見のすぐ近くのインターまでで100kmだ、みたいな(笑
というわけで夜のうちに下草に下りているゼフがいないか(笑)などという馬鹿げた挑戦から
スタートしてみると、久しぶりのエゾツユムシ(左)やら、ヤマトフキバッタ(右)やらを発見。
目玉模様のたいへんきゅ〜となクロスジオオシロヒメシャク(左)も発見。
近くにいたクロモンアオシャク(右)は、こちらも小さいながら相当艶やかでドキドキ。
しつこくうろうろしていると、アゲハモドキの幼虫(左)を発見。そして、
そういえば何気に久しぶりのアカスジキンカメムシ(右)なんかも見つかりました。
嬉しかったのは、ポツポツと見られたヒメボタル。
なんせあまりにもの極小サイズですので、クローズアップレンズ重ねても
この大きさですから、暗い中での撮影は本当に難儀しました。
スローシャッターで光ごと撮りたいところですが、相当なセット組まなきゃムリですね…
前々から大ファンの、巨大かつ大胆な色使いのキマダラオオナミシャクは、
ちょうど今の時期が最盛期なのでしょうか、あちこちでやたらと見れました。
別の場所では、大きなスズメガ系が多産する場所があって大興奮。
フトオビホソバスズメ(左)やらトビイロスズメ(右)やらもいました。
他にも、クルマスズメ、ウンモンスズメ、エゾスズメなどなどなど。
立派なオオミズアオ(左)もいました。これはオナガではないほうですよね?
灯火の下では、ナガゴミムシ類(右)もいました。蛾を狙っているのかしら。
艶やかな模様のシロスジオオエダシャク(左)も発見。こいつは名前調べにてこずった〜
あと、驚いたのは交尾中のヨツボシホソバ(右)。この時期よく見る種類ですが、
これが♂♀だとはずっと知りませんでした。同種だとはとても思えないよな。
凝った模様というあたりでは、ノンネマイマイ(左)やゴマケンモン(右)も発見。
そうこうしているうちに真夜中を過ぎ、こりゃマジで徹夜になるわと大急ぎで移動開始。
そして、移動途中に出会ったのは、なんと予想外のシロマダラじゃないですか!
久しぶりの出逢いに感激しましたが、数枚撮ったら逃げちゃいました。
どうやらこの時期、雨上がりの深夜の路上で見ることが多いようですね。
あとは、まだ縁のないタカチホヘビをどこかで是非見つけたいんですけど…
<2>芸北地方某所 |
さてさて、目的地に着いたのはすでに4時前。仮眠をとって夜明け前から目星をつけた
林で長竿を振り回しますが、これが気合が抜けるほどに成果ナシ。
別ポイントに移動しようとしたら道に迷ってしまって辿り着かず、
しょうがないのでテリ張りの時間まで他の場所を散策しようとうろつき始めると、
満開のクサレダマ(左)やら、チダケサシ(右)やらを発見。
ちょっと驚いたのは、道端から飛び立ったミゾゴイ。こんな場所にもいるんですね。
毎年1〜2度は見るんだけど、未だに撮影チャンスに恵まれません。
いつも気付くのは飛んでからだもんなぁ…。いつかどこかで撮影してやりたいもんで。、
気を取り直して湿地をうろつくと、オオイトトンボ(左)やらモノサシトンボ(右)やらを
次々と発見。期待していた某サナエはいませんでしたけど。
嬉しかったのは、アチコチで交尾していたモートンイトトンボ(左)。早朝しか交尾しないんで、
なかなか撮影チャンスがないんですよね。産卵中のホソミオツネントンボ(右)もいました。
こちらも久しぶり、ホソクビツユムシ(左)なんかも発見。さすがに鳴いてなかったけど。
妖艶な雰囲気のシロシタホタルガ(右)も見つかりました。
湿原のアチコチで、ハンカイソウ(左)が大満開だったのも嬉しい成果。
そして、かなりボロの個体ばかりでしたが、ヒメシジミ(右)も出現してくれました。
カキラン(左)はまだ咲きはじめ風でしたが、数株見られました。
そして、こちらも久しぶりのヒナオトギリ(右)もあったりと濃厚な成果にニンマリ。
さらに予想外だったのが、ものすごい大群落のあったバイケイソウ(左)。
アップ(右)でみると素敵な花ですよね。大ファンなんですが、全体が大柄で
背丈も高いし、なかなかキレイに撮りにくい花なんですよ。
さらに驚いたのは、久しぶりのビッチュウフウロ(左)。すごい多産してました。
そして、これもまぁお見事といいたくなるくらい大満開のミズチドリ(右)も発見。
池にはアサザ(左)もかなりの数が咲いていました。どちらかというと低地のイメージが強い花
なんですが、ここのも自生なのかナァ? ホソバミズヒキモ(右)の地味な花も見れました。