海経由池行〜玉突事故的遅刻〜08.5/18
この日は、いろいろとハンパな展開となりました。
そもそもは昨日但馬に泊まらなかったのは某所からヘルプ依頼が来ていたため。
しかし、直前になって準備が終わらなかったからスタートが遅れると通告され、
これ幸いと遊びに出たら、あれこれ面白い出逢いがあって遊びすぎ、
今度は遅くなったはずのスタート時間に遅刻して怒られた挙句、
午後からの予定にもさらに遅刻するという、玉突き事故的な展開(笑
まぁそれでもそのおかげというとあれですが、結果的には実に濃密な
時間を過ごせた一日でした。結果オーライというとみんなに怒られるかな(^^;)?
<1>大阪府某所 |
というわけで、日も昇りきらぬうちからやって来たのはとある干潟。
真っ赤になったトウネンの群れ(左)に驚いてると、近くでたたずむカルガモ(右)を発見。
のんびりと羽干しをしているカワウ(左)なんかみつつうろうろすると、岸辺にプカプカ浮ぶ
車のタイヤの上に、ポーズをとっているキアシシギ(右)を発見。
ドンブラコッコと揺れておりましたが、なんでそんな不安定な場所に?
そのあたりの草地ではコチドリ(左)が多く、ピヨピヨと激しく鳴き交わしながらの
井戸端会議も数回目撃。これは、いちおう♂同士の喧嘩なのかな?
ちょっと距離がありましたが、婚姻色も鮮やかなダイセン(右)も発見。
驚いたことに、まだまだ冬羽のユリカモメ(左)も何羽もいました。
コアジサシ(右)は今回はかなり近い場所で何度も水浴びをご披露♪
寝ているオオソリハシシギ(左)を撮影していると、足元に怪しい影!
よくよくみると、これが夏羽も鮮やかなコオバシギ(右)だったのです。
かなり距離はありましたが、これは相当感激できました☆
さて、さらにうろうろすると、トウネン(左)やらハマシギ(右)やらは、ほんとうにすぐ
そこといった距離をウロウロする個体も多数。これでもノートリです。
いくらなんでも近すぎでしょ、ってか、警戒心って知ってるかキミタチ?
面白かったのは、不思議なポーズをとってたコアジサシ(左)。
何やってんだ?と思いつつカメラを向けると、おもむろに交尾(右)を開始!
予想外だったのでビックリしてしまいましたが…
ということは左のポーズは誘惑中のポーズだったりして。面白いなぁ。
オオソリハシシギ(左)は今回はちょっと遠目をうろうろしていてサービスはイマイチでした。
婚姻色が色鮮やかなダイサギ(右)は逆にデジスコだとはみ出しかねない至近距離をうろうろ。
すぐ岸辺の葦原の中では、オオヨシキリが大絶叫していました。
風でフラフラと揺れるので大量に撮影できた割には歩留まりは悪かったのですが、
なんとか真っ赤な口の中もバッチリ見える写真を数枚GET♪
そうこうするうちに、コオバシギが比較的近場まで来たのでゲシゲシと激写。
よくよく見ると、脚に黄色いフラグがついてるんですね。読めませんでしたけど。
冬羽のオオソリハシシギ(左)は本当に目の前という距離で羽づくろいを開始。
ダイセン(右)はしばらく待っても近くには寄ってきてくれませんでした。
そんなこんなで、早朝の短時間でのかなりの成果に気をよくし、さらに転戦することに。
お次の場所でもキアシシギ(左)が多数。そして、ちょっとボケちゃいましたが、
ソリハシシギ(右)も何匹も見ることができました。
嬉しかったのは、逆光気味でしたが、何匹も見れたアオアシシギ。
夏羽になりつつあって、これはこれでなんとも凛々しい雰囲気で嬉しい限りです。
この場所でも、警戒心について訓示を垂れたくなるほど至近距離でヒバリ(左)を
発見。逆にコチドリ(右)なんかはウロチョロするわりには全然近づけませんでした。
そうこうするうちに、意外な出逢いが連続で到来しました。
なんと、エリマキシギ♀(左)と、憧れのサルハマシギ(右)じゃぁないですか!
予想外のビックリに感激してしまいましたが、いかんせん広い湿地の中央にいるので
遠いんです。デジスコのテレ端でこれですから、普通に見たら豆粒状態。
待ってる間、結構近くで遊んでくれたのはヒバリシギ。
とはいえ、チョロチョロ活発すぎるほど活発に動くモンで、デジスコには相当
厳しい相手でした。まぁ、先方が付き合いがよかったので何枚か撮れましたけど♪
そうこうするうちに、遠かったサルハマシギがいきなり飛んだ!と思ったら
そのまま近づいてくるどころか、えらく遠方までグングンと飛び去ったんです。
ひたすら見えなくなるまで追いましたが…やがて空に溶け込んでロスト(ToT)
諦めて引き返し始めると、すぐ近くにセッカ(左)がいきなりとまって一声なきました。
近くにはウシオツメクサ(右)の大群落があり、数花だけ咲いていましたが、
後で考えると午前中でデジスコ以外で撮った写真ってこれだけだったのでビックリ(笑
そうこうするうちにタイムアップ。大急ぎで約束の場所へと戻ることに。
ところが道中で、別の浜まで差しかかったとき、ふと「サルハマはこっちに飛んだよな」
という考えが脳裏に去来。誘惑に逆らいきれずに少し立ち寄ると、ダイセン(左)を発見。
そして……冗談から駒。本当にサルハマシギ(右)がいたんです!
これは相当ビックリしました。ちょっとあまりにも遠すぎる距離でしたが…
さらにうろうろすると、チュウシャクシギ(左)がいたり、遠かったのですが、
大きなボラを捕らえたミサゴ(右)を見つけたりと、面白い出逢いは多数。
しかし、そうこうするうちに携帯に着信。曰く、「どこで遊んでらっしゃるのかしら?」。
というわけで、大慌てで引き返し、平謝りに謝るハメに。
当然のごとくその後の予定もズレて散々な展開になったのでした(^^;