怒涛のGW2008F〜曇天に泣く〜08.5/5
この日は信州3日目。なんと白馬リベンジなのです。
ワタシはせっかちな性質なもんで、3日間連続で粘るなんてのは前代未聞。
そんな珍しいことをやるんだからきっと神様もお目こぼしがあるんじゃないか、
なんてのはシロウトの浅はかな考えで、この日は天気予報どおりの曇天。
しかも、オトコの勘一発、きっと晴れ間がある!は大ハズレ(笑
三度目の正直ならぬ、二度あることは………側の結末だったわけですが、
まぁそれでも一応の成果といくつかのビックリを得ることができました。
一応、神様も哀れんでくれたのでしょう。ありがたやありがたや。
<1>白馬周辺 |
というわけで、この日は戸隠の誘惑にあえてそむき、早朝から白馬に挑戦。
しかし、すでに日が昇っているはずの時間でもうすら暗く、
キクザキイチゲ(左)も、カタクリ(右)も花を閉じたまま。あっはっは、裏目じゃん。
開き直って笑いつつウロウロすると、あちこちにマメザクラを発見。
白っぽい株(左)から、ピンクの比較的濃い株(右)まであちこちで大満開でした。
満開のモミジイチゴ(左)なんか眺めつつ歩きますが、やはりいつまでたってもギフは飛ばず。
道端にはキジムシロ(右)がたくさんあるので、バシバシ撮って遊んでみたり。
そうこうするうちに、キジムシロの中に、茎が赤くなく、雰囲気が明らかに違うものが
混じっているのに気付きました。図鑑でいろいろみると、エチゴキジムシロに似てますが、
特徴が合致しないとこもあり、いまいちよくわかりません。一体何者?
そんなこと思っていると、本当に目の前という場所にアオゲラ(左)が登場!
デジスコを持ち歩いていなかったのを強烈に後悔することになったのでした。
周辺の別荘には、あちこちに大穴(右)があいてましたが、これもアオゲラとかの仕業かな?
うろうろしていると、実にいい感じに大満開のヤマナシも発見。
白い花がなんとも清楚ですよね。本当は青空が似合う花なんでしょうけど…
ちょうど満開状態のハウチワカエデ(左)を撮ったりしていると、近くでえらくにぎやかな声。
振り返ると、目の前にとまっていたのは、今度はキビタキ。
なんか♂が2羽で喧嘩しまくってて、見てて目が回るほど飛び回ってました。
タカトウダイ?という雰囲気の花(左)もありましたが、よくみると花の付き方が違うかな?
アマドコロ(右)もいい感じに咲き始めていました。
小さな沢沿いには、ヤグルマソウの芽生え(左)が多数。これも独特の雰囲気ですね。
面白そうなスゲ類(右)もありましたが、名前はイマイチよくわかりませんでした。
草地をウロウロすると、エゾエンゴサクの群落を発見。
なんともいえない面白い雰囲気ですよね。ここで吸蜜するギフなんて撮りたいな〜。
ショウジョウバカマ(左)も、ちょうど花盛りの株がポツポツとありました。
ウワミズザクラ(右)もまだ花芽でちょっとビックリ。やはりまだ季節は早春ですね。
大満開のニリンソウ(左)やら、ツノハシバミ(右)やらを見つつうろうろしますが、
雲はますます厚く、どうにもこうにも期待できない雰囲気。空を見上げてただ涙。
林の中をうろついてみると、かわいらしい雰囲気のエンレイソウ(左)を発見。
ヒトリシズカ(右)もポツポツと咲いていて、いいカンジでした。
クジャクシダの芽生え(左)も発見。一見そうとは思えない雰囲気ですよね。
ちいさな水たまりには、ヤマアカガエルの卵(右)があったのもビックリでした。
そのあたりの水たまりをじっくり見ると、ヤスマツアメンボ(左)が多数。
でも、その中に同じ大きさだけど、えらく濃いチョコレート色の個体(右)がいました。
こちらはコセアカアメンボなのかな?それにしてもちょっと極端なような…
カタクリ(左)はあちこちでなんともいい風情で咲いていてくれました。
近くにはなんとも大満開のカエデ類(右)がありましたが、名前はなんだったか、現在調べ中。
そうこうしながら、最初の場所まで戻ると、2日前にもお会いした方がいらっしゃって、
「ちょっと飛びはじめましたよ」と嬉しい一言。それでは、と一緒に粘っていると…
フワフワっと登場したヒメギフチョウが、カタクリに止まったんです。
遠かったけど、なんとか証拠写真をGET!よかった、完NULLはなんとか防げた!
その後も粘ると、あと3頭ほど飛びましたが、他の個体はこんな天気でもろくに止まって
くれなかったり、遠くに止まったりで、結局撮れたのはこの2枚だけ。
でもいいんです、一応粘った甲斐があったということにしましょう。
来年は、もうちょっと早春に別の場所で、きっちり一日かけて撮ることにしよっと。