この日は、どうにもしまらない一日でした。
理由は単純。メチャクチャ眠くてフラフラだったんですから力も入らなくて当然。
というのは、前日に社内の花見にフラリと顔を出し、諸先輩方のありがたいお言葉と
耳に痛い説教を頂戴しつつ、久々にガバガバ呑んだら、帰宅が3時。
しかも期初のドタバタでここンとこ疲れもたまっていたとくりゃ、
若くもない身空で体力がもとうハズがありませぬ。
当然、本来計画していた遠出は延期。それでは、と近場で気になっていた場所を
いくつか回ったんですが、気合がはいらないと成果もハンパ…
「春眠暁を覚えず」といいますが、そんなあたりが決定的に足りない一日だったわけで(笑
<1>たつの市周辺 |
睡眠不足+二日酔いで、ふらふらしながらやってきたのは、近場の山間部。
春植物がけっこうあるという情報があったので、ちょうどいい機会とを確かめに来た次第。
歩き始めると、不思議な色のシキミ(左)があったり、ミミナグサの群落(右)があったり。
まだ朝も早かったので、イチリンソウ(左)はしぼんだままでした。
そして、今回目についたのはジロボウエンゴサク(右)。かなりの群落があって驚きました。
大満開のノジスミレ(左)を見たり、咲き始めのかわいいコバノミツバツツジ(右)を
見たりしながら歩きますが、二日酔いで頭がキ〜ンとしてもうどうにもこうにも。
キブシ(左)やら、アオキ(右)やらがあるような山裾を歩きますが、
春植物がたくさんありそうな草地はなかなか見つかりません。場所が違ったかな〜。
ふと山裾に小さな洞窟をみつけたのでもぐりこむと、期待通りに
キクガシラコウモリがいました。でも1匹だけ。しかも岩の間で撮りにくいし…
さらにウロウロすると、クロモジ(左)やら、ウリカエデ(右)やら、
どこにもあるんだけど、満開時には本当に見事な樹が次々と見つかります。
ニガイチゴ(左)やら、フウロケマン(右)やらといったあたりも見つかりました。
そこそこにオモシロそうな環境はあるんですが、期待しているような花はないんですよねぇ。
湿地には,一面にネコノメソウ(左)が群生していて、なかなか見事でした。そうこうするうちに、
ようやくアマナ(右)がたくさんある場所をみつけましたがまだ早いので花は開いておらず。
ツクシ(左)はアチコチにあったので、道すがら手折ってはおやつ代わりにポリポリ。
ちょっと湿っぽい草地には、ツボスミレ(右)が結構群生していました。
アベマキの花芽(左)を見つつさらに歩くと、一応開花中のミヤコアオイ(右)を発見。
でもこのあたりはギフチョウは分布していないんですよね〜。残念。
次なる湿地では、キツネノボタン(左)を発見。よく考えたら何気に久しぶり?
近くではメチャ艶やかなフイリシハイスミレ(右)も一株だけみつかりました♪
面白かったのは、花こそ咲いていませんでしたが、ユキワリイチゲ(左)がポツポツあって、
なんとハンカイソウ(右)の群落もあったんです。夏頃に来ると楽しそうだぞ☆
なんかいい雰囲気のアカハネムシ系(左)もいたので、ドアップ撮影して遊んだり。
シロバナアケビ(右)も満開に咲いていたりしましたが、結局狙いの花たちは全く見つから
なかったので、場所を移動することにしました。まだ時間が早かったので、ちょいと
寄り道……のつもりでしたが、途中で力尽きて1時間ほど道端で寝てみたりとか(^^;
<2>雪彦山系某所 |
というわけで、お次に来たのは雪彦山系の某山。
歩き始めると、さっそく満開のミツマタ(左)を発見。ちょっと気になったのは、沢の近くで
見つけた、やたらと葉の小さなタチツボスミレ(右)。ケイリュウタチツボに近い型なのかな?
うれしかったのは、そこそこに大満開に咲いていたシロバナネコノメソウ。
昨年見た時は咲き残り風だったので、筍なあたりが見れてなんともいいカンジでした♪
小さなタニギキョウ(左)も花をつけ始めていました。
そのあたりでやたら飛び交っていたのはテングチョウ(右)。さすがにチョイぼろですね。