見れはしたけど〜鳥観リベンジ失敗紀〜08.3/2

この日は先日のリベンジ+数箇所追加の噂の鳥続編。
さらに、知人宅での極めて面白そうなイベントにお誘いいただいたので、
こちらも参加して、鳥三昧の一日というわかりやすい皮算用というわけです。
ところが、肝心の鳥のほうは、見るのは全種類ともばっちり見れたんですが、
写真はというと超証拠写真か、もしくはそれすら撮れないといった体たらく。
それでも、その場にいた人々の中ではオイシイとこ持ってった方なんですけどね〜。
というわけで、前半戦は悲しくも惨敗風でしたが、後半のイベントでは、
格の違いすぎる方々の異次元的・超時空的会話を堪能するという栄誉に浴し、
ひたすら感嘆し、感動し、そしてほんの少しだけ呆れ、
「世界は広い!」と力いっぱい思い知ったのでした。いやぁ、すごかった。

<1>大阪府某所

  
というわけで、まずは朝一から前日のリベンジ。
しかし、昨晩の走り屋さんのおかげで寝付けず、ちょいと寝過ごしてしまったのですが、
到着するとさっき一瞬だけ出たとのお話。おっと、これは初手から間が悪い。
仕方ないので、近くにいたヒヨドリ(左)を撮ったりしてごまかすことに。
ちなみに、少し面白いなぁと思ったのは、渓流の中にあった石(右)。なんかの
生物らしき模様が見えるんですが……これってなにものなんでしょう?

  
近くをウロウロすると、古木の幹にびっしりとついたビロウドシダ(左)を発見。
よく見ると、ホソバカナワラビ?(右)など、面白そうなシダ類もたくさんあります

  
ヤマネコノメソウ(左)もあちこちにあって、早くも咲き始めている株もありました。
カテンソウ(右)もあちこちで花芽をふくらませはじめていて、これまた面白い雰囲気。

  
ヤブミョウガの実(左)もありました。なんかトルコ石みたいな色鮮やかさ。
ヤマアイ(右)も結構花をつけ始めてて、もうそんな時期なんだなぁとちょい実感。

しかし、コマドリ君は待てど暮らせど現れず、ただ鳥屋の数だけが増えていきます。
みんな、ポイントの前でおとなしく待っているのですが、ワタシは待つのが大の苦手なので
周辺をひたすらウロウロ。…すると、なんと全く別の場所でコマドリ君を発見!
しかし、これが斜面をチョロチョロするので、デジスコでは全く補足できず惨敗。
しばらくウロウロすると、この後も3度コマドリ君を発見し、あそこにいるぞ、あっちに
飛んだぞ、あっちの斜面を上がってったぞ、と他の鳥屋さんに実況中継はするものの
撮影チャンスは一度も活かせず、最後にコマドリ君は深いヤブの中に潜っちゃいました。
と・ほ・ほ。

  
仕方ないので、再度うろうろすると、ミソサザイが登場!しかしちょっと遠い!
その後しばらく粘るもコマドリは姿を現さず、諦めて移動することに。
結局この日は夕方かなり遅くまで再登場しなかったそうです。
それまでの間、彼の姿を補足したのは、私と、私が教えてあげた3名だけという
ことになるでしょうから、そういう意味ではラッキーなんですかね。
まぁ、見つける目がキッチリしていた、ということにしておこう♪

  
ちょっと驚いたのは、このあたりの名物のニホンザル。
普通に峠を走ってると、道路を完全に封鎖しているんですよね。天然記念物指定だからって
ちょいと図に乗りすぎじゃないかなぁと思いつつ、とりあえず数枚撮影。

  
お次に来た公園では、高い梢で風に揺れるカワラヒワ(左)なんか見ながら歩くと、
いい雰囲気の場所にとまっているイカル(右)を発見。

  
じっくりそのあたりを見ていくと……あ!いました!コイカルです!
なんか込み合った枝のあたりに止まっていて、どうにもこうにも撮影しようがない雰囲気
でしたが、なんとか2羽確認。でも、すぐあとに一気に飛んで消えてしまいました。

  
その後、しばらくうろうろすると、地面でのんびりしているイカルを発見。
でも、コイカルは二度と見つかりませんでした。とほほほ。

  
ウロウロすると、モズ(左)を発見。なんかの鳴き真似でグゼってました。
はる〜か遠くにオオタカ?(右)を見つけたりもしましたが、遠すぎて…

  
その後、ツグミ(左)を見ながらうろうろしてると、不審な影(右)。
シロハラか、今日はまだだから撮ってみよう、なんて思いつつデジスコを向けると…
おや、過眼線がある?おっとこれはマミチャジナイじゃないですか!

  
ということで、予想外の出会いにドキドキしつつ、これまたバシバシと撮影。
この公園にいるという噂は聞いていましたが、こんなにもスムーズに見れる
なんてちょいと意外でした。しかし2日連続の出逢いなんですよね〜♪

  
さらに次の公園に向かうと、カンサイタンポポ(右)が咲いていました。
ウロウロすると、地面でせっせと餌掘ってるヒヨドリ(右)を発見。

  
水辺でうろうろすると、ムクドリ(左)を発見。すぐ近くにウグイス(右)がメチャクチャ
いい場所に出てくれたんですが、シャッター押した瞬間に移動してハミ出しちゃいました。

  
さて、この場所の狙いはとあるハト類。
ところがウロウロしても、みつかるのはドバト(左)とキジバト(右)ばかり…

  
それでもうろうろすると、遠くにようやく発見!アオバトです。
でもこの公園には小群がいるという噂だったのに、見れたのはこの1♂だけ。
何羽か上空を飛ぶ姿は見れたんですけど…というわけでハンパなままタイムアップ。

さて、このご来訪したのは師匠宅。
なんのイベントかというと、師匠が海外旅行に出て超珍品を含む250種もの(!)鳥を
観察し、うらやましくも見事な写真を多数撮影されたので、その品評会。
ていうか、私のライフリストよりも多いんですけどその種数(笑
そこに来たのは、世界中を鳥観旅しまくってライフリスト5000種超(!という超凄腕ゲスト。
いやぁ、二人の会話ったら、すごかったです。プログラム言語以上に超難解。
まず、会話に出てくる鳥の名前からして「ここにいたのがRed-headedで、下ったとこには
Long-tailedが何羽かいて」…って、全部英名。当たり前といえばそうなんでしょうが。
「その鳥だったら中国の四川省の奥地に有名なポイントがあって」「それはベトナムや
ラオスのあたりだと普通種ですよ」「いいですねぇその鳥はインドで2度空振りしてるんです」
……な、なんという圧倒的にグローバルな会話なんだろう。
圧巻は、グーグルアースで中国の奥地あたりの渓谷を睨みながら、ポイント情報の交換。
いやぁ、なんていうか、世界は広いんだなぁ…………たはははは<(^−^;

  
その後、夜の湿地でサンショウウオ探しをしましたが、見つかったのはアカガエル類の卵塊(左)と、
のんびり泳いでいたマツモムシ(右)くらい。サンショウウオ探しは今年も惨敗と
なりました。春先までにはなんとかリベンジしなきゃな〜(^_^;

というわけで、ハンパなリベンジ未遂+目からウロコざらざらな一日でした。
撮り損ねた噂の鳥たちは、時間があれば再リベンジしたいと思います。
でも、なんというか、玄人達の話を聞いてると、このこまごました努力が虚しくなる(笑
海外の鳥となると、やはり敷居が高く感じてしまいますが、一度「日本的珍鳥を見る旅」
と題して、台湾あたりとか、北米西岸とか、そういうところ言ってみたいと
本気で考え始める今日この頃でした。問題は、時間と金銭の余裕が必要ということかな。
でも、珍鳥狙いで八重山巡りするよりは確実に効率もいいんですよね〜。
あ、日本的珍トンボ狙いで、ハネビロトンボ系の珍品狙いにフィリピンとか、アメリカで
アメリカギンヤンマとオオカバマダラなんてのもいいですよね〜。と、妄想ひた走る今日この頃。
おっと、こういう思考はすぐに「会社ヤメちゃおっかな」に繋がるので自重しないと(笑


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