<1>千葉県北部 続き |
ヤゴ以外にも面白いものは結構捕れました。まず驚いたのは、コオイムシ(左)。
オオコオイムシと違って、このあたりではかなりレアでは?
ヒメミズカマキリ(右)も、かなりの数が捕れてこれまた仰天したり。
これも東京・神奈川あたりだと壊滅状態ですから、本当に環境のいい場所なんですねぇ。
あいかわらず獰猛な雰囲気のショウジョウトンボ(左)も結構捕れました。
そして、意外に捕れなかったのはチョウトンボ(右)。成虫はメチャ多産するのに、
今回はヤゴは2〜3匹捕れただけでした。なんでだろ?
もちろん、もう一つの狙いであるイトトンボ類もたくさん捕れました。
まずは、普通種で、アジアイトトンボ(左)と、アオモンイトトンボ(右)。
それ以外にも面白そうなイトトンボ類はたくさん捕れましたが、相変わらず
図鑑を見てもはっきりと種類は断言できません。なかばあてずっぽですが、
オオセスジイトトンボ(左)と、ムスジイトトンボ(右)かな? 自信ナシ。
ちなみに期待していたオオモノサシトンボは捕れませんでした。多産地なのに。
かわいらしいパンダ模様のギンヤンマ類弱齢幼虫(左)も捕れました。
そして、よく考えたら撮影は本当に久しぶりのヌカエビ(右)も何匹かGET。
そんなこんなで、大満足しつつ、別のポイントへ移動することへ。
その途中、昼飯にラーメン屋に飛び込んだのですが、
冷え切った体に、暖かなラーメンの美味だったことといったら!
その後、少し移動して、里山風のいい感じの流れ(左)に到着。何故か現場でパリと命名(笑
ちょこちょこっと網を入れると、かわいらしいタモロコの幼魚(右)が捕れたりします。
ここでO氏の狙いはずばりキイロサナエ。「この周辺は何故かヤマの記録がないんだよね。
だから捕れるのはキイロのはず。きっと網入れたらすぐに…おっしゃ!一発で入った!」
というわけで、終齢(左)から弱齢(右)まで次々と捕れたんですが、よくよく見ると…
「Oさん、なんかヤマっぽい」「え?本当だ…いや、えっと、きっと、ヤマそっくりなキイロ…?」
首を傾げつつ、キイロ風のを求めてガシガシと網を入れつづけると、
コオニヤンマ(左)やら、ニホンカワトンボ(右)やらが捕れます。
ちなみに、よく考えたらここのは旧ヒガシカワトンボなんスね。もっとまじめに撮るんだった…
びっくりしたのは、スナヤツメが捕れたこと。写真のアンモシーテスがほとんどでしたが、
数個体だけ、成魚も捕れました。こんなあたりにもまだ健在なんですね〜。
そのうち、嬉しいことにホトケドジョウも網に入りました!
分布は兵庫東部以東なんで、地元では捕れないので見るのは実は数年ぶり。
いや〜お久しぶり〜!やっぱりキュートな雰囲気でいいなぁ♪
しばらくがさごそ遊ぶと、チリメンカワニナ(左)が捕れました。分布って関西だけじゃなかったっけ?
立派なトウヨシノボリ(右)も捕れました。いわゆる房総型ってやつなんですかね。
なぜかこの日は1匹しか捕れなかったのがオニヤンマ(左)。
そのかわりか、キリウジガガンボ類の幼虫(右)はやたらめったら捕れました。
んで、結局なんか悔しいので、確実にキイロサナエのいるポイントへ移動。
K少年の塾の時間が迫ってきたこともあって、大急ぎで網を入れると…
見事キイロサナエ終齢(左)をGET!「…こうやって見るとやっぱさっきのはヤマなんだ」
ついでに、ちょっと弱齢でしたがホンサナエ(右)も捕れましたが、この頃には
ほとんど日が沈んでいたので、まともな証拠写真は撮れずに残念!
その後、「渋滞で熟に間に合わないなら全然構わないからゆっくり行こう」としつこく
主張し続けるK少年を無事送り届けて、寒すぎたトライアルの〆としたのでした。
帰宅後の自宅水槽から、スナヤツメの成魚(左)と、可愛らしいホトケドジョウ(右)。
ちなみに我が水槽にはホトケ×2、ナガレホトケ×1が健在ですが、いずれもすっかり
隠れ上手で、ほとんど見れないので、比較勉強はなかなかできてません(笑
というわけで、すっごく楽しい一日でした。Oさん、ありがとうございますm(_ _)m!
まぁ、今回はあまりにも寒すぎたという大いなる問題もありましたが(笑
なんかこの日は最高気温が5℃とかの爆裂な条件だったようですね。
そんな中、水に腰まで浸かって力任せに網を振り回していたんですから、
翌日には、O氏ともども見事な筋肉痛になりました(笑
はい、知ってます、いわゆるバカモノってやつですよね(^^;
しかし、これでまた宿題が2つ片付いたのはなんとも嬉しい限り(謎)
しかし、本当に面白い自然の残っている地域です。関東ならではの
トンボを何種か撮影しに、そして何故か出会えていないアオヤンマ&キイロサナエに会いに、
今年中に再訪する予定ですんで、その際には、Oさん、ぜひまたご一緒しましょうね!(^^)