房総半島ヤゴ三昧〜シビれる寒さに〜08.1/14

この日は、最近よくご一緒するO氏と共に、房総半島でヤゴ捕り挑戦!
昨日同様の寒気団のスンバらしい冷え込みの中、早朝から気合一発のおバカな挑戦です。
理由はというと、私がなかなか解決できないいくつかの宿題について相談したところ
よさそうな場所をご案内いただけることになったというわけで、
いつもながらO氏にはオンブにダッコで本当に申し訳ありません。
この日はさらにもう1名、K少年も乱入し、3名で揃ってブルブル震えながら、
それでもフルスロットルで一日中あちこち走り回ってのヤゴ捕り三昧。
成果は本編をお楽しみいただけるとして、とりあえずわかりやすくまとめると、
なんせ寒かったッス。そして、筋肉痛にもなりました(笑

<1>千葉県北部

  
というわけで、大変いい雰囲気の沼地(左)を練り歩きますが、なんせ寒すぎる!
この気温&水温の中、腰まで浸かってヤゴ探しというのは、ほとんど修行僧の心境。
ちなみに、ちょっと怖かったのは、猟期に入ったらしく、薬莢(右)がアチコチに散乱して
いたんですよね。漁師さんもまさか池の中に人がいるなんて想像しないだろうしなぁ(^^;

  
とりあえず、網を入れると、なんせ大量に捕れるのはウシガエルのおたま(左)。
なんせメチャ多かったです。そしで、しばらく粘ると、モツゴ(右)も混じってみたり。

  
気になったのは、大型のミズムシ類(左)が捕れたこと。ホッケミズムシ?
この類はいまや全国的にレアなはずだから、かなり貴重では?
そう思っていると、ギンヤンマなんかに混じって、ポロッと小さなヤンマ系ヤゴ。
おおっしゃ!
予想外にも早い段階から、憧れのアオヤンマ(右)の登場です!
それもしばらく頑張ると、O氏が意外にも浅い水際に集まっていることを発見。
3人で大興奮しながら、競い合うようにしてアオヤンマ探しに熱中します。

  
んで、これがその成果。
なんと、アオヤンマ(左)はその場で12匹も捕れちゃいました!
ちなみに、ギンヤンマ類(右)はその数倍以上捕れて、もはや佃煮状態(笑

  
さらなるポイントを探してさすらうと、道端に色づいたトキリマメ(左)を発見。
面白かったのは、あちこちに物凄い数があったマンリョウ(右)。古い植栽かな?

  
ちょっと気になったのは、オオアカウキクサ類(左)が一面にはびこってる場所が
あったこと。あきらかに小型なので、これも外来のアゾラ類なんでしょうか。最近本当に多いなぁ〜。
ちなみに、一面にびっしり、イチョウウキゴケ(右)のある場所もあったりしました。

  
猟の跡らしい羽(左)も発見。これはおそらくカルガモかな?
水中に、大きなカムルチーの死骸(右)を見つけたりもしました。ちなみにスゴイ臭かった…

  
あちこちで網を入れると、トウヨシノボリ(左)も結構捕れました。
そして、ドブガイ(右)もかなり大きな個体を発見。このあたりだとタナゴとかもいるのかな。

  
でも、実際に捕れたのはゲンゴロウブナ(左)と、ブルーギル(右)ばかり。
ブラックバスは捕れませんでしたが、この場所にも放されているそうで、なんか最近は
バス・ギル・ヘラブナのいない池って全国でどのくらいあるんですかね(^_^;

  
その後、あれこれ粘るもあまり成果なく、体が冷え切って限界来たので
とりあえず成果を山分けすることに。
んで、これがアオヤンマの塊(笑)。いやぁ、何度見てもすっごいわぁ〜♪
でも、結局最初の場所以外では一匹も捕れなかったんですよね。

  
O氏と共に、嬉しさの余りニンマリしながら、バシバシと撮影。
この池はアオヤンマの多産地だとは知っていたんですが、本当に捕れるとは
お互い実はあまり本気で思っていなかったんですよね。本当に感激!

  
こんな感じで、葦の枯れかけた葉と一緒にすると、色合いの絶妙さがわかりますか?
ちょうど、水中でふやけた葦の葉や茎と全く同じ色彩。んでもって、網に入っても
ほとんど動きませんから、じっくり見ないとなかなか見つけるのは大変でした。

  
さて、こちらがポロポロと捕れた大型のミズムシ類。
この手は図鑑がない+識別がそもそも難しいのでよくわかりませんが、
ナガミズムシかホッケミズムシというあたりっぽい雰囲気。誰か教えて〜!

  
その他の目ぼしい成果としては、まずはO氏が1匹だけGETしたトラフトンボ(左)。
ギンヤンマ(右)は、本当にいくらでも捕れました。間違いなく佃煮作れるくらい。


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