あけましておめでとうございます!今年も弊HPをよろしくお願い致します!
ということで、この日は2008年初日のトライアル。我ながら年始から元気だ(笑
この日は日も昇らぬうちからカーフェリーに乗り、ウワサの鳥を見に行く年明けと致しました。
年末からの嵐のような天候は変わらず、晴れたと思ったら一気にかき曇って
猛吹雪がやってくるというとんでもない陽気。新年早々これかいな(−−;
一応目的の珍鳥は見れたものの、気をよくして転戦した場所ではスッ空振りで、
さらにいえば、移動時間が思ったよりも長かったり、面白いおまけがほとんどなかったり
なんともかんともハンパな年明け&年末薩摩旅の〆となったのでした。
<1>熊本県某所 |
というわけで、この日はまだ薄ら暗いうちにカーフェリーに乗って熊本県へ。
もちろん初日の出なんて拝めるはずもない天気+夜のうちに悪化した腰がヤバい状態(笑
アタタタとうめくうちにフェリーはあっけなく対岸に着いたので、そこで
一休みして、一人で正月祝い(右)を執り行ってみました。ええ、時元からわざわざ買ってきた
祝い鯛&豆餅です。でも豆餅はもうカチコチだし、酒呑むわけにいかないのもちょっとなぁ…
のんびり移動し始めると、道端に、明らかにクロマダラソテツシジミにやられた
らしきソテツ(左)を発見。近くには花芽を満開につけたクロモジ(右)もありました。
目的の場所まで移動すると、大満開に実をつけたイヌビワ(左)を発見。ここまでくると見事。
同じくかなりワサッと実をつけていたアカネ(右)もかなり印象的でした。
さて、ここでバサッと晴れるとすぐにお天気雨になって、しばらくすると一気にミゾレが降るという
不可思議なサイクルを繰り返す空模様を無視して、ひたすら目的の鳥探しを開始。
うろうろすると、まだ微妙に花の跡がのこっているシロバナサクラタデ(左)を発見。
アキノノゲシ(右)にも咲き残っている株があって、南国なんだなぁと妙に感心しました。
そうこうするうちに、もう1組いらっしゃっていた鳥屋さんが遠くで手招きしてくれてるのを発見!
これは! とはやる気持ちを押さえつつデジスコ抱えて走っていくと…
おっしゃ! 電線の上でのんびりしてるのは目的のオオカラモズです!
さっそくみんなでカメラ抱えて近づこうとしましたが、突然一気に空が暗くなったと
同時にものすごい強烈な突風+アラレが襲来したんです。
みんな慌てて風下向いて、カメラを抱えて隠すので精一杯に。なんて天候だ、まったく!
でも、吹雪が収まった後で再度探すと、わりとすぐにオオカラモズを再発見。
それもこいつが案外と警戒心がなくて、ドアップでバシバシ撮れちゃったのでした♪
昨年見たオオモズは極端に愛想が悪かったですが、この違いはなんなんでしょう?
鳥自体の愛想は抜群によかったんですが、やはり天候がよくない。
常にかなり強い風が吹いているので、モズも高い場所には留まれなくて、藪の方に
逃げていくんですよね。しょっちゅう強い雨も降ってくるし、腰は痛いし(笑)、
ある程度アップで撮影できたところで切り上げて別の場所へ移動することに。
んで、お約束なんだけど、移動し始めると晴れるんですよねぇ(^^;
というわけで、道中でみつけたハマナデシコの実(左)と、まだ大満開だったアゼトウナ(右)。
この後、のんびりとしばらくドライブとシャレこんだのでした。
<2>球磨川河口周辺 |
しばらくのんびりした後で到着したのは、結構離れた球磨川河口。
とりあえずうろつくと、満開のツルウメモドキの実(左)を発見。
河口の大きなアコウ(右)も、今回はまだ葉をたくさんつけていました。
ついでに周辺の水田地帯で魚採りしようなんてもくろみもあったのですが、
残念ながらちょっと腰痛がブリ返してきたので断念することに。そのかわり、うろうろ
すると、コギシギシ(左)を発見。アップ(右)でみると面白い実でしょ?
稀種なはずですが、九州南部だといろんな場所で見るんですよね〜。
さて、うろうろすると、港にはアオサギ(左)やゴイサギ(右)などはいるものの、
カモメ類は少なくて、面白そうなものは皆無。むむ、ちょっとミスったかな?
見れたのはユリカモメの他は、セグロカモメの幼鳥(左)やら、ウミネコの幼鳥(右)
やらといったあたりの半端なあたり。そもそもこの時点ではカモメ類の数が少ない…
あらためてうろうろすると、水田地帯にはタゲリ(左)の姿も。でも警戒心が強くて
撮れたのはすべて後姿だし。遠くにミサゴ(右)なんかも見つけたりしましたが。
やがて、潮が引き始めるとカモメ類が集まって(左)きました。よく見ると、その中には
ズグロカモメ(右)も案外多数。ちょっと距離がありすぎてアップは撮れなかったけど…
セグロカモメの中に、よくみるとホイグリン系(左)も1羽混じってました。
写真の左側がそうで、足が黄色っぽくて背中も濃いけど、純粋ではなさそうな。
そのあと、遠くをずんずん歩いているホウロクシギ(右)なんかも見れましたが、
球磨川河口ならではの大スターは今回も空振りで、なんかシマらない結末(^^;
というわけで、最初のスタートはまぁまぁだったものの、その後は半端に成果の
ない年明けとなりました。まぁ、初回のトライアルなんてこんなもんかな。
本当は今回の旅は、このあたりの川で魚捕りなんてのも主目的のひとつ
だったんですが、まだ腰痛が万全ではなかったので、そちらも
実現できずに終わってしまって、またいろいろリベンジが必要だよなぁ。
そんなこと考えつつ、ふらふらと高速に乗り、のんびりと帰り道に
つきはじめたのでした。まぁ、最初からあまりにバッチリに走ると後が続かない
でしょうから、こんなもんでちょうどいいということにしときましょう(笑。