この日は、年末薩摩旅のおまけの1日。というのはこの日の夕方から用事が
あったので、地元まで戻る途中にちょっと寄り道、という按配。
ちょっと用事自体が流動的だったので、特に目的もなくふらりと岡山で高速を
降りて、適当に笠岡干拓地をふらついて惨敗してみたり、ようやく腰の
調子が治ってきたので、魚捕りに挑戦してみたりと半端ながら
ちょこちょこと遊んでみたという一日でした。まぁ、目に目的も事前情報も
一切なくさすらっただけなので、当然のように成果も僅少でしたが、
のんびりふらふらして、なんかいい一日だったような、そんな一日でした(笑
<1>笠岡地方周辺 |
昨日までの悪天が嘘みたいに一気に晴れあがった空の下、ゆっくりと走ると、
道端にはセイヨウカラシナ(左)が揺れ、遠くにはタゲリの群れ(右)がのんびりしています。
なんかいるだろうと期待しつつうろうろしたのですが、この日は猛禽類系は少なく、
ノスリがなんどか出現した他は、ハヤブサが飛んだくらい。う〜ん、いまいち。
水路にはハシビロガモ(右)なんかも結構いて、よく見るとその中にアオアシシギ(右)
がいたりしたのが、ちょっとうれしい発見かな?でも、まぁなんせ鳥影はまばら。
うろうろすると、ギンヨウアカシア(左)が花芽をつけ始めていました。
コバネイナゴらしきモズのはやにえ(右)も発見。これはちょっと古そうだなぁ。
不思議に思ったのは、この日見たツグミはすべて電線の上や高いこずえに群れて
いたんです。まだツグミが地面に降りない時期なんだ。年末年始は一気に冷えたものの、
全体に見るとまだ暖冬なんだろうか、などといろいろ考えつつ、鳥影も少ないので
のんびりと東に移動しながら、面白そうな川を探してみることに。
<2>旭川水系某所 |
んで、てきと〜に車を流して、旭川水系の面白そうな場所へ。といっても特に目星を
つけていたわけでもないんですが。とりあえずリハビリを兼ねて川に入ってみると、
割とすぐにオオクチバス(左)やらブルーギル(右)やらが捕れてちょっとブルー。
立派なアメリカザリガニ(左)もたくさん捕れました。でも、同時に、いい感じの
テナガエビ(右)も捕れたりして、案外とよさそうな雰囲気を感じてみたり。
がさごそやると、カマツカ(左)も捕れました。これがリリースしてもおとなしいもんで、
やらせ水中写真(右)もバッチリ撮れちゃったりして、なんかいい感じ。
いい感じのサイズのカワムツ(左)なんかに混じって、小柄なオヤニラミ(右)も
次々と捕れました。おっしゃ、悪くないポイントじゃん。俺の見立ては正しかった♪
そうこうするうちに、かなり大型のオヤニラミ(左)もGET。撮影後、リリース(右)
したら、なぜかその場でしばらくうろうろ泳いでくれたりもしました。
増水の跡にできたらしき水溜りに網をつっこむと、アブラボテ(左)が多数。
そして、びっくりしたのは、きれいな婚姻色のカネヒラ(右)まで一緒に捕れたこと♪
もちろん、ヤゴも捕れました。といっても、最初のうちに捕れていたのは
お約束のコオニヤンマ(左)とヤマサナエ(右)ばかり。
砂の深い場所に網を入れると、スジシマドジョウ中型種(左)が出現。その中に、
明らかに小さくて尾の模様が違う個体(右)がいたので、これがウサワの
山陽小型種族かと思いましたが、あとで調べると中型種のバリエーションの
範疇らしいんですよね。う〜ん、このあたりもなかなか難しいもんだよな。
さらにちょっと離れた水路に網を入れるとタベサナエ(左)をGET。いままで止水域でしか
捕ってこなかったんですが、よく考えたら本来は流水性なんですね。
最後に小さなハグロトンボ(右)を捕って、この日は〆。ゆっくりと所用方面に
移動しました。うん、リハビリという意味ではいい感じだったかも。
恒例の帰宅後の水槽から、かわいらしいオヤニラミ(左)と、タナゴ水槽の
親玉な雰囲気を早くもかもし始めているカネヒラ(右)。
そして、スジシマドジョウ中形種を2点。この場所で取った個体はいずれも、
体側の線が途中から点線になる感じで、線も太く、地元で捕れるものとはかなり雰囲気が
違いました。シマドジョウ系はバリエーションも多くて、本当にややこしいですね。
今年は近隣に分布している小型種をいくつか狙ってみたいと思ってるんですけど。
というわけで、特にこれといっていい成果もなかったものの、なんか
のんびりゆったりと不思議に楽しめた一日でした。
リハビリも無事に済み、腰もほぼ快方に向かっていることがわかっただけで
とても安心できましたし。またこれかもしばらくはヤゴ捕り行脚が続きそうなので、
その前の小手調べとしてはまぁ上々かな。更に言えば、2日ほど
よさそうな水路を見てもろくに網をいれれずに終わっていたのでたまっていた
ストレスを一気に開放できたという意味でも大変意義深い一日。
ということで、年末の長旅の中締めとしては一応のハッピィエンド、ということで☆