<3>豊岡市周辺 続き |
さて、さらに足を伸ばしたのはさらに河口近くのとある池。この頃にはようやく
天候が一時回復して、道端に咲いているリュウノウギク(左)やら、コハコベ(右)やらを
めでる余裕が私にもちょっとだけ復活。だってさっきまではどしゃ降りで…
越冬失敗なのか、羽がおかしくなっているヒメアカボシテントウ(左)なんてのも見つかりました。
そして、まだ元気に林床を闊歩しているモリチャバネゴキブリ幼虫(右)も発見。
さて、頑張って池で網を入れると、なんといきなり取れたのはかわいいアベハゼ(左)。
他にもヌマチチブやビリンゴも捕れて、ちょっと汽水気味らしい雰囲気。
なんか謎の幼虫(右)も捕れましたが、ミズアブとかの類かな?
んで、肝心のヤゴはというと、狙いの某ヤンマはまぁったく捕れず、
小さなコフキトンボが2匹捕れただけ。ちなみに普通の色の個体(左)はすぐに
正体が分かりましたが、赤錆色の個体(右)は正体がわかったのは数日後でした。
その後、別地点へ移動しようと車を走らせていると、いきなり目の前にコチョウゲンボウ♂(左)
を発見。実はオスはお初なので興奮しましたが、デジスコ出そうとしたら、後ろから
来た車にクラクション鳴らされて……ああ、ちくしょい。
失意に包まれつつ、お次に挑戦した池では、さっそくミズカマキリ(右)なんかをGET。
再び降ってきた雨の中で頑張ると、クロスジギンヤンマ(左)も捕れましたし、
最近お気に入りのコシアキトンボ(右)も1匹だけですけどGETできました。
面白かったのは、池なのに捕れたコシボソヤンマ(左)と、ニホンカワトンボ(右)。
まぁ、すぐ上に流れが続いていたからなんでしょうが、このままここで暮らすのかな?
浅い湿地では、シオヤトンボ(左)が結構捕れました。そして、1匹だけ捕れたのが
トラフトンボ(右)。ちなみにコイツ、網で仕切ったケースの中で飼育してると、
その網を勝手によじ登って干からびて死んでました。そういう性質なんですか?
イトトンボ類もたくさん捕れました。アジアイトトンボ?(左)と、こちらは
クロイトトンボ?(右)。あいかわらずイトトンボ類は難しいです…
そしてここでも狙いの某ヤンマは空振り。いったいどんな場所に隠れてんだ?
お次にちょっと山のほうに移動すると、道端に小さな池を発見。
何気なく網を入れると、小さな小さなヤブヤンマが捕れました。前回青野ヶ原で
捕ったのと比較するとかなり黒っぽくて、やっぱりこれがスタンダードな色ですよね。
最後に、ご要望にお答えするために小さな川でヤゴ捕り。その要望とはアオハダトンボ
なので、その多産地だったんですが…いやぁ、私の力量じゃハグロトンボと区別できんよぉ。
でも、ちょっと太短い個体(左)と、スレンダーな個体(右)が捕れました。
個人的な勘では、右側がアオハダトンボだと思っているんですがどうでしょう?
#両方ともハグロトンボだそうです。というわけで、宿題は未解決。また頑張らなきゃ…
同じ場所で結構取れたのは、かわいらしいカワゲラ類。図鑑を見ても判然としませんが、
これだと両方ともシリナガマダラカゲロウってあたりなんでしょうか。この手の川虫類もじっくり
やると面白そうですが、こちらこそ奥が深くてどうにもなりそうにないですね(笑
というわけで、勢い込んで行ったわりにはリベンジは何一つかなわず、
ちょいとばかり悔しい思いをした一日となりました。
まぁ、ドッシャ降りのすざまじい天気が続く中にしては、あれこれと
面白いヤゴも見れましたし、それなりに楽しめましたが、
今回痛感したのは、やはり普段なかなか見ないヤゴは、きっと
なかなか見ないなりの理由があって、それは生息地かどうかという単純な
理由以外にも、見つけにくいという条件が非常に大きいのだろうということ。
こういう場合は…玄人の方に見つけ方のコツを教わるのが早いというのは
私の今までの人生で会得してきた秘訣なわけで、またそんな機会を
虎視眈々狙ってみようなんて思っております。
どなたか、但馬地方のヤゴ捕りにお詳しい方、いらっしゃいませんか〜(^-^)