この日は、なぜか再び但馬にきておりました。って、ついこの前、
リベンジは来シーズンみたいなことを言ったばかりなわけですが、その後
知人と話してると、「いくらなんでも平野部に積もるのは年明けです」と言われ、
それならば再挑戦できるなという実に頭の悪い思考回路の結果。
ここんとこいろいろ挑戦しているヤゴ捕り依頼の対象種の数種が但馬で
捕れる可能性があるからというのもあって、勇んでいったのですが、
この日も全国的冬模様は変らず、一日中どしゃ降りの悪天気。
そして、結論から言えばリベンジはまぁったく空振りという体たらくでした(^^;
<1>豊岡市周辺 |
まず最初は狙いをつけていた湿地の、手前の水路に網を入れてみました。すると、
一網目で捕れたのは、以外にもキイロサナエ(左)。この場所ではお初です。
そして何より驚いたのは、ヤマサナエとキイロサナエ(右)が一網で入ったこと。
同じ場所にいることもあるんですね。ちなみに左がヤマ、右がキイロですが、
区別点分かります?尾端の1つ前の節が横長か縦長かで区別するんですよ。
さて、狙っていた湿地に網を入れると、メダカ(左)が続々と捕れてビックリ。
そして、小さいのですが、タイリクバラタナゴ(右)も1匹だけ捕れたのでした。
さて、ヤゴの方はというと、お約束のクロスジギンヤンマ(左)やら、
ショウジョウトンボ(右)やらはやたらめったらと捕れました。
浅い湿地では、シオヤトオンボ(左)と、ハラビロトンボ?(右)も捕れましたが、
相変わらずこのアタリはよく分かりません。誰か教えてくださ〜い。
今回ポロポロと捕れたのはこちら。前回も捕れたんですが、すっかりフタスジサナエと
思い込んでいたら、分布域的に、これはコサナエなんですね。すごくお久しぶり。
そして、一番嬉しかったのは、前回に続いてマルガタゲンゴロウ(左)が1匹だけ
捕れたこと。それから、かわいらしいギンヤンマの弱齢(右)も捕れました。
今回いろいろ捕れたのは、イトトンボ類。まずはすごく浅い湿地で捕れたので、
おそらくオオイトトンボと思われる個体(左)と、こちらも同じような場所で捕れたんですが、
明らかに体色がオレンジがかったヤゴ。これもオオイトトンボでいいのだろうか、
それともなんか別の面白い種類なんだろうか…。
気になったのがこちら。オレンジっぽくてめっちゃくちゃ小さな、数ミリのヤゴです。
これがモートンイトトンボかと思ったのですが、どうも特徴を調べると違うっぽい。
う〜ん、でもそしたらこいつは何もの?とっても謎です。むむ、奥深い。
#いろいろ調べると、キイトトンボの弱齢のようです。うん、本当に奥が深いなぁ。
続いてやって来たのは、前回も挑戦した汽水域。
さっそく網を入れると、ヤマトシジミ(左)やら、イシマキガイ(右)やらが捕れます。
この日もビリンゴ(左)はやらと多数。でも、同じ場所でメダカ(右)も捕れたのは、
結構びっくりでした。ちなみに、15cm近い巨大なマハゼも捕れたんですが、
その後泥に足を取られてひっくり返り、入れ物の中身をぶちまけたんで写真なしです(笑
今回もたくさんとれたのは、テナガエビ(左)。でも、ミナミヌマエビ(右)も
同じ場所で結構取れました。汽水も割りと濃度の低い半端な場所なんですね。
面白かったのは、いくつも捕れた謎の甲殻類(左)。スナホリムシとかの仲間かな?
ヨコエビ類(右)もたくさん捕れましたが、今回も某ヤゴは全然捕れず。
相当しつこくアチコチ網入れましたが、一体どんな場所に住んでいるんですか、ヤツは?