師走の隙間時間〜怪しくて御免〜07.12/22

この日は、本来はさすがに年末も押し迫ってきたあたりな状況の上、
世の中はトんでもない大豪雨。こりゃどうしようもねぇな。
というわけで、たまには休息とも思ったんですが、それでもやっぱり悔しいので、
午前中に所用を少し済ませた後、午後からやはりヤゴ捕りに行ってみました。
隙間時間で、狙ったのは比較的ハードルの高いあたりだったこともあり、
全身ずぶ濡れになっただけで、ほとんど成果はない一日。
そして、世間様から見たら私はとても怪しい人であることを痛感した一日でも
あったのでした。うん、ある意味今年一番勉強になった日ともいえるな(笑

<1>東播磨各所

  
というわけで、最初にやってきたのは、東播磨の小さな川。
とある文献にハネビロエゾの生息環境として紹介されていたので期待したのですが、
捕れたのはやっぱりコヤマトンボ(左)やら、コシボソヤンマ(右)やらってあたり。

  
もちろん、常連さんというあたりでは、ヤマサナエ(左)やら、コオニヤンマ(右)も
捕れました。いずれにせよ土砂降りの中のヤゴ捕りで全身ずぶ濡れでしたが…

  
魚は、カワヨシノボリ(左)が数匹のみで、カワムツもいない場所でした。
ヒロバカワゲラの巣(右)はやたらめったら見つかりましたけど。

  
それから、アサヒナカワトンボ(左)も数匹だけGET。かわいらしいカゲロウ類(右)も
捕れましたが、こちらは名前がよく分かりません。フタツメカゲロウあたり?

  
さすがに全身冷え切って岸に上がると、岸辺にはホラシノブ(左)が多数。驚いたのは、
このあたりでは珍しいコタニワタリ(右)がポツポツとあったこと。こんなとこにもあるんだ…

  
お次はちょっと離れたあたりで再挑戦。すると、アブラボテ(左)がたくさん捕れ、
その中にはちょうどかわいらしいサイズの小さなナマズ(右)も混じっていました♪

  
この場所で面白かったのは、二枚貝類。まずは、普通なあたりから紹介すると、
マシジミ(左)とイシガイ(右)。けっこうポロポロと捕れました。

  
そして、ビックリしたのは、各1個ずつだけど捕れたマツカサガイ(左)と、これまた久しぶりの
トンガリササノハガイ(右)。これはこれは面白い場所に巡り合ったもので。

  
もう1つ、殻の破損部が多くてよく分かりませんが、カタハガイ?(左)もありました。
さて、肝心のヤゴはというと、ここでもお約束にコヤマトンボ(右)がざくざく。

  
おそらくオオシオカラトンボと思われるヤゴ(左)も結構捕れました。
そして、小さな小さなハグロトンボの弱齢幼虫(右)も発見。

  
それ以外はあまりいい成果もないまま日が沈みかけたので引き上げようとすると、
道端にはアラゲハンゴンソウの咲き残り(左)が頑張っており、さらによく見ると
かわいらしいリュウノウギク(右)も1株だけ発見。もう年末近いのに頑張ってンな、
そう思いつつ、全身ずぶ濡れのこの日の成果ないトライは終了としたのでした。

〜おまけ〜

  
後日の自宅水槽から、かわいらしいナマズ(左)と、いい雰囲気を出してる
アブラボテ(右)。我が家の水槽はますます訳のわからん生態系になってます(笑

というわけで、ずぶ濡れで頑張った割りには、半端な一日となりました。
まぁ、どしゃ降りの悪コンディション+半日だけの挑戦だとこんなもんかな。
やるだけバカ、というような声も聞こえてくるような…
そしてこの日の一番ショックだったのは、文中には書かなかったんですが、
移動中に道に迷って、散歩の人に道を尋ねた時のこと。
「あのスイマセン、道をお聞きしていいですか?」とジェントルに話し掛けたんですが、
相手のおばちゃんはこちらを一瞥して慌てて一言、「い、いえ、けっこうです!」
そしてスタコラと足早に逃げていきはったのでした(なにが”けっこう”なんだか)。
よく考えればこちらはどしゃ降りの中で胴長に雨合羽。そして手にたも網。
どこに出しても恥ずかしくない、立派な不審人物ですよねぇ(笑
う〜〜ん、今後はもうちょっと気をつけようとちょい反省。
って、何ができるかというと……道聞く相手を選ぶくらいかな(^^;


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