東播磨ヤゴ探求〜予想外な出会い達〜07.12/8

この日は、最近何故かスイッチの入りつつある、ヤゴ探求に再挑戦。
トンボ層豊富な東播磨の溜池をいくつかめぐり、あれもこれもと各種ヤゴをGETしようなんて
いつも通りの夢多き企みなわけです。これには翌日の前哨戦という意味も…(謎)
この日は夕刻には用事があったので、近場で粘ろうという方針を設定し、
朝一から胴長はいて、寒空の中、奇異な目で見られつつ泥まみれになったんですが…
結論から言うと、期待していたようなヤゴはほとんど捕れず。
ってか、ヤゴ自体が少なくてやるせない結果になったんですが、
それを補って余りあるほどの意外な出会いも続いた、そんな一日でした。

<1>加西市周辺

  
というわけで、寒々と冷え切った空気の中を歩くと、溜池の縁には
サワヒヨドリ?(左)やら、オオフタバムグラ(右)やら、面白い枯れ穂がたくさんあります。

  
ヤマラッキョウは、あちこちで無愛想な坊主頭みたいな実(左)をつけていましたが、
ポツリポツリと、まだ満開状態の花(右)も見れました。やはり気長な花ですな。

  
面白かったのは、一面に倒れていたソーセージのような実(左)。
これ、ミズトラノオなんですよね。冬になるとこうなっちゃうんだ〜。
キクモ(右)もすっかり枯れて、これもなんとも面白い質感になっていました。

  
毎年見るけど正体のわからない、えらく小さなスゲ類(左)はこの日も多数。正体は?
しかし、池の大部分が干上がっているので、いくら粘ってもヤゴは捕れません。
ウキシバ(右)のあるようなところで粘っても、テナガエビがわさわさと捕れまくるだけ…

  
ちょっと驚いたのは、ふと気付くと干上がった池の上を闊歩するコハクチョウ(左)がいたこと。
こんなトコにも飛来するんだ、そう思いながら歩いていると今度は目の前に出現(右)。
今回はテレコンを忘れていたんですが、それでもこのくらい撮れるほどの至近距離です。

  
さて、漁果は、というと、ギンブナ(左)がポロポロ。そして、巨大なウシガエルのおたま(右)
も捕れましたが、ヤゴはほとんど捕れずじまいでした。どこに隠れてるんでしょ?

  
まだ若いドブガイ(左)も捕れました。このくらいの時期は色鮮やかですね。
テン?という雰囲気の糞(右)もありましたが、それくらいで成果があがらないので、
諦めて早々に次の場所へ移動することに。結構人通りが多くて恥ずかしかったですし(^^;

  
お次の場所では、真っ赤に色づいたサルトリイバラ(左)やら、これまたお見事な
ウメモドキ(右)やらがあって、冬の深まりをやたらと実感できました。

  
さて、ガサガサと網を入れ始めると、目の前にぷか〜っと浮いてきたもの…
おっと!こいつは珍品、ヒメミズカマキリじゃないですか!
お会いするのはかなりのお久しぶり。初手からのいい成果に気合が入ります!

  
でも、かなり頑張りましたが、またテナガエビ(左)がやたら捕れまくる。
さらに、アメリカザリガニ(右)もポロポロ捕れて、う〜ん、ちょっと渋いなぁ…

  
ショックだったのは、オオクチバス(左)が捕れたんですよ。さらに、ブルーギル(右)なんか
やたらめったら捕れまくり。ここ、実は滅多に人の入らない良好な環境の場所なんですが、
こんな場所でもバスやギルはいるんですね。もうこいつらのいない場所なんて皆無なのかなぁ…

  
そう思いつつ網を振るうと、同じ外来魚でもこちらはちょいと嬉しい、カムルチー(左)をGET!
同じ場所で、モツゴ(右)もかなり捕れましたから、在来の自然はまだ健在ってわけですね。

  
メダカ(左)もたくさん捕れました。兵庫辺りだと特に減少した雰囲気はないですよね。
かわいらしいハイイロゲンゴロウ(右)も何匹かGET♪

  
さてさて、肝心のヤゴですが、捕れるには捕れるんですが、あまりパッとしません。
まず、小さなギンヤンマ(左)やら、ショウジョウトンボ(右)やらは何匹か捕れました。

  
少しだけ嬉しかったのは、ひさしぶりのフタスジサナエ。まぁ、普通種ですけどね。
中齢(左)のほか、かなり小型の弱齢(右)捕れましたが、泥まみれで撮影は難航しました。


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