この日は、先月末に行った和歌山突撃旅のリベンジ。待ちに待ったる一日です。
前回は割と成果の薄い旅だったので、今回こそはと期待を膨らましまくってのリベンジ。
すでに先週リベンジに行っている某氏より詳細な情報も頂いていたおかげもあって、
スタートダッシュではあれこれとリベンジも見事成功したのですが…
今回、本気で感嘆したのは、和歌山南部の山地の山深さ。ちょっと裏側まで、と
思って山道を走ると、直線距離はどってことないのに、くねくねと細い山道が延々と
続いて、驚き呆れるほど時間をとられてしまって、午後はほとんど何もしないうちに
タイムアップというていたらく。しかし、さらに感嘆したのは、車が落ちそうなほど
細い道をずっと行った奥にも集落があったこと。いやぁ、紀南、恐るべし!
<1>紀伊半島南部某所 |
というわけで、まずは朝一で、前回とおなじ川で魚捕りからリベンジスタート。
歩き始めてすぐ、ルリヨシノボリの死骸(左)を発見して驚いていると、さらにすぐ近くで
カジカの死骸(右)も発見。前回は気付かなかったけど、この場所はいろいろいるんですね〜☆
さて、肝心の漁果はというと、相変わらずシマヨシノボリ(左)がやたらと多数。
あとは、小さくてかわいらしいボウズハゼ(右)が1匹捕れましたが、それ以外は成果なし。
というのも前日までの雨で結構増水してたんですよ。流れの強くて水位の高い場所で
胴長はいての採集は、コケたらマジで死にますから、あんまし攻めずにギブアップ(^^;
川岸に咲いているホソバコンギク?(左)など愛でてから、それではと意気込んで
移動しようとすると、すぐ近くになんか黄色い花の群落(右)を発見。
………え? これ、キイジョウロウホトトギスじゃないですか!
慌てて近づくと、大満開状態で、見事な株をいくつも見ることができました。超感激!
ってか、前回もここは通ってるんですが、全然気付かなかったなぁ(^^;
それにしても見事ですが、結構高い場所に咲いてて、なおかつ暗いので撮影は難航。
ぶれボケ写真のオンパレードになってしまいました。腕が足りないなぁ…
真下からのぞきこむ(左)と、これはこれでなんともいえないいい雰囲気です。
あたりにはイワヒバ(右)もやたらと多数。う〜ん、やっぱ楽しい場所ですね♪
なんにせよ、初手からリベンジ成功で嬉しい限りです(^o^)
喜びのあまりスキップしながら移動すると、センニンソウの咲き残り(左)を発見。
近くでは、えらく近距離にイソヒヨドリ(右)が出現してくれたりもしました。
その頃からキレイな秋晴れに。道端にはヒキオコシ(左)があったり、毎度よく種類のわから
ないアザミ類(右)があったりします。これはスズカアザミではなさそうだし…
さて、前回も訪れた場所へ来ると、アケボノソウ(左)はやたら多数咲いてました。
道端には、マツカゼソウ(右)もポツポツと咲き残っています。
いい感じに赤い実をつけたフユイチゴ(左)なんか見ながら歩いてくと、
ふと、道端の崖からぶらさがっている不思議な花(右)を発見。
……うわ!憧れのクルマギクやんか!
慌ててバシバシと撮影しますが、暗い&遠いのでブレブレしか撮れません。
う〜ん、一応登れそうだけど、この崖の上で撮影するのは命がけだよなぁ…
で、よじ登ってみました(笑
崖の上にある木をつかんで、手をめいっぱい伸ばして撮影しましたが、落ちれば
ただじゃぁすまないので、メチャクチャに緊張。結局この程度しか撮れませんでした。
思いっきり踏ん張ってたので、下りたときには足が思い切りしびれてました(^^;
すっかり実になったカリガネソウ(左)など見つつ、別の林道を歩いていると、
ここでも1株だけクルマギク(右)を発見。この株は、垂直な岩壁の真ん中に咲いてたので、
さすがによじ登れませんでした。来年は脚立持ってこようかな。
よくよくみると、カリガネソウはほんの数花だけ咲いている株(左)、がありました。
近くには、よくよくみるとチョウジソウ(左)も発見。すっかり実になっていましたけど。
さて、前回と同じ場所までくると、キイジョウロウホトトギスがかなり咲いていてくれました。
嬉しくて小躍りしましたが、問題はこちらも暗い&遠い。必死で頑張りましたが、
ハンパなブレ写真ばかりになりました。三脚もってくればよかったなぁ〜
こんな感じで、花は最盛期を過ぎて散り始めた頃という雰囲気。
滝のそばで揺れる株がなんともいい雰囲気でした。揺れるんでブレましたけど。
すぐ近くでは、こんな感じで大満開な群落も。ちょっと高い場所だったので、見上げる
ようになってしまいましたが、なんともいえぬ妙艶な雰囲気に惚れ惚れしました。
いつまでもこの場所で咲き続けていてほしいと思います。