<2>阪神間某所 続き |
さて、やがて教わったポイントへ到着すると、採集者がビタッとはりついてましたが、
ソテツをのぞくと食跡(左)も多数。んで、気合を入れて…と思った途端、いきなりすぐ側に
クロマダラソテツシジミ(右)が止まっているのを発見。よく見ると結構たくさんいます。
というわけで、大興奮して、ゼェゼェいいながらバシバシとさつえいしまくりました。
高い場所にいる個体が多く、また飛ぶとすぐさま高く飛び去るので難儀しましたが、
なんとかいくらかアップ撮影にも成功。翅の白い範囲は結構個体差がありますね。
そして、嬉しいことに、少し気温が上がったかな、と思ったらす〜っと翅を開いてくれる
個体が出てきたんです。必死こいて、なんとか♀(左)、♂(右)とも数枚ずつ撮影成功♪
羽化したてらしき個体(左)が壁で翅を伸ばしていたりもしました。
大満悦して、その場所を切り上げ、先程の場所に移動すると、そこでも♀(右)を発見。
でも、そろそろタイムアップなので、大慌てで車まで戻る事に…
道中、ソテツの葉裏に交尾中のチャドクガ(左)を発見。そして、すぐ近くでは
なんか雰囲気の違うオンブバッタ類(右)を見かけました。捕獲し損ねて確認できなかったけど、
これがヒメオンブバッタなのかなぁと考え中。図鑑見てもよくわからない(^^;
そのあたりのソテツをじっくり探すと、羽化不全の♀(左)を発見。
見てると、やがて翅を全開(右)してくれました。う〜ん、羽化不全じゃなかったら完璧なのにぃ。
さらに、羽化して時間のたってないような雰囲気の、翅がしわくちゃの♂(左)もいました。
他にも羽化不全の死骸はいくつもありましたし、やはり試練が多いんですね。
そう思いつつ、急ぎ足で車の近くまで戻ると、別のソテツでも幼虫(右)を発見。
よく見ると、蛹化の準備でしょうか、根元まで下りてきている個体(左)やら、
綿毛の中に潜り始めている個体(右)もいました。面白いなあ。
そんなあたりで、かんっぺきにタイムアップ。大慌てで帰路に向かいます。
<3>たつの市周辺等 |
さて、大急ぎで来たのはこちらの某イベント。職場の後輩達が出展してるんで、
顔出し&お手伝いということで来たんですが、道中で渋滞にハマッてしまい、到着はかなり
遅くなってしまったりしたのでした。ども、スイマセンでしたm(_ _)m
さて、隙間時間で周辺をうろつくと、オオアオイトトンボ(左)やら、マユタテアカネ(右)
やらが、林縁をゆっくりと飛び交っていたりしました。
一心不乱に蜜を吸っているイチモンジセセリ(左)なんぞ見てると、近くに
青い麟粉のだいぶ乗ったヤマトシジミ♀(右)なんかも発見。キレイだな〜♪
コガタルリハムシ(左)があちこちでうろついていたので、思いついてドアップ撮影
にも挑戦。木陰には実になり始めたアケノボソウ(右)もありました。
ちょっと名前はわかりませんが、丈の低いアザミ類(左)があったり、鮮やかな青い実を
つけはじめたサワフタギ(右)があったり、面白い発見は結構ありました。
やがてイベントも終り、私は最後にもう一箇所挑戦しようと移動してみることに。
ところが、思ったよりも時間がかかって、到着してすぐ日が没みはじめました。トホホ。
あわててウロウロしましたが、ミツデウラボシ(左)があったのと、リュウノウギクの花芽(右)
が見れたくらいで、目的の稀産植物はすっ空振り。またリベンジしなきゃ。
翌日は紀南リベンジ旅の予定なので、道中で数箇所、海浜性バッタ類および
ヤモリ類を狙って海岸を攻めつつ、ズンガズンガと南下していくることにしました。
ところが、かなり冷え込んだからか、これまたどこでも全空振り。
ハマベハサミムシ(左)や、アシダカグモ(右)がいただけで、ムダに睡眠時間を削った
だけの、これまたなんともシマらないオチになったのでした。ト・ホ・ホ。
自宅にお連れした幼虫は、立派な前蛹(左)になり、蛹は無事に羽化(右)しました。
そういえば、蛹はまだ数個あります。Iさん、お送りいたしましょうか?
というわけで、ほとんど1種狙いだけになりましたが、なかなか楽しめました。
なによりも、沖縄で見たのと全然模様が違うというのがビックリで、これはこれで
見に来ておいて大正解でしたね。全ステージ一気に見れたし。
しかし、繰り返しになりますが、これを喜ぶべきかどうかは微妙ですね〜。
運ばれてきたソテツについていたんだと思ってますが、人為放蝶という噂もあるし。
ちなみに、相当遠くまで飛ぶようなので、今年の秋はまだまだ不思議な場所で
見れそうです。ちなみに、普通に考えれば冬で絶えそうですが、個人的な勘では、
密かに、冬を乗り越える個体が出てくるんじゃないかなぁという気がしてます。
来年も機会を見つけて、このあたりを一度見にこなきゃいけないですね(^^;