からっぽの3連休A〜シギチ総空振り〜07.10/7

この日は三連休中日。本来は信州方面までトンボ狙いに行こうかとも思ってましたが、
この日の夜に職場の同期の結婚式二次会が入ってしまったので、遠征は取りやめて前日の
和歌山からの帰路ということもあり、三重アタリからシギチ探求のたびとシャレ込んでみることに。
ところが、前日遊びすぎたからか、まえまえからひきずってるカゼがぶり返し、朝一では
スタートが切れない状態で、9時ごろからゆっくり干潟を巡ると、これまた笑っちゃうでょ
シチギがいない。まぁ、たしかにそろそろシーズンオフですが、それにしても、ってくらい。
これまた手堅いと思っていた情報も空振りし、ちょっと涙の出そうな一日となったのでした(T-T)

<1>五主海岸周辺

  
というわけで、ちょっとカゼでふらふらしながら海岸沿いをうろつきますが、
これが唖然とするくらいシギチが皆無。遠くにシロチドリ(左)やら、ハマシギ(右)がいた程度。

  
ハマゴウ(左)の咲き誇る海岸をうろうろすると、コメツキガニのやたらとたくさんいる一角(右)を
発見。打ち上げられたアオサの上をやたらめったら歩き回っていました。

  
しばらく見てると、なんかえらいこと大柄な個体(左)を発見。普通の個体と比較(右)
するとその差は明瞭。こんな巨大なコメツキガニははじめてみました。
別の種類?突然変異?それとも単に健康優良児なのかい?

  
近くの池に行くと、セイタカシギ(左)が数羽と、ツルシギ(右)2羽が出迎えてくれましたが、
こちらもすぐにアシ原に隠れてしまってもうどうにもこうにも。ちょうどそこで
鳥屋さんに会ったのですが、なんせ今はシギチはなんもいないよ、とのこと。トホホ。

  
仕方ないので周辺の水田地帯をうろうろすると、一箇所でウキアゼナをメチャ多数発見。
北米原産の帰化植物ですが、見るのは実は初めてなので結構嬉しかったりしました。

  
干上がった場所ではえらく小振りの陸生型?(左)もありました。周辺には
ミゾハコベ(右)も多数。まあまあいい環境の湿地ということですよね。

  
同じ水田にはヒメミソハギ(左)も何株かあったりと面白い雰囲気でした。
別の休耕田では、アメリカミズキンバイ(右)が一面に咲いていたりもしました。

  
面白かったのは、一瞬だけ出現した色変わりのオンブバッタ(左)。この個体、頭端と翅端
だけがピンク色なんですよ。こんなことってあるんですね〜。
その後、再度干潟に挑戦すると、砂浜にヤマトマダラバッタ(右)を見つけて再度ビックリ。
そういえばこのあたり、秋に来るのは初めてなんですが、やっぱりいい環境なんだ。

  
小さな潮溜まりをのぞくと、ビリンゴ(左)がいたり、ユビナガホンヤドカリ(右)がいたりと
これまた面白い雰囲気ですが、その後もしばらく粘るもシギチは空振りで、次の場所へ移動。

  
少し離れた川の河口に移動すると、ヒメマツバボタン(左)が大満開でした。
こちらの浜でも、環境のいい浜でしか見ないカヤツリグサ類(右)がやたらめったらありました。
ちなみにこいつ、まだ名前がよくわからないんですよね〜。なんでだろ?

  
まるまると太ったキアゲハの幼虫(左)がいて、力強いなぁと思っていたら、お次に
成虫(右)まで登場してチョイびっくり。砂浜が背景だとえらく場違いに見えますネェ。


  
さて、シギチはというと、遠くにオオソリハシシギ(左)が2羽。さらにかなり遠方に、
ミヤコドリ(右)が何羽かいましたが、こちらは全然近づかせてくれませんでした。

  
うろうろすると、さらにオオソリハシシギ(左)やら、ダイセン(右)を発見。あとは
チュウシャクシギとシロチドリくらいかな?急速に雲も厚くなり、風も強く、こりゃダメだということで
お次の目的地に早々に移動することにしちゃいました。トホホのホ。

<2>奈良県某所

  
お次に来訪したのは奈良県某所。到着すると、一面のホテイアオイがお出迎え。
噂には聞いていましたが、あまりの規模にちょっとビックリしました。
まぁ、確かにキレイなんですが、これって北米産の帰化植物。一部では増加が問題に
なってたりするし、もしも「特定外来生物」にでも指定されたら、ここはどうするんでしょ(^^;

  
うろつくと、これまた外来種のスクミリンゴガイの卵(左)を発見。ほどなく親(右)も
見れたりしました。しかぁし、大変面白そうな情報を得ていた某鳥は姿も形も見えません。
そ、そんなぁ〜! これは手堅いと信じていただけに、ショックは相当なものでした。


  
それでも悔し紛れにうろつくと、ミズワラビ(左)がポツポツとあったり、スズメノトウガラシ(右)が
あちこちにあったりと、面白い植物は結構ありました。本来は環境のいい場所なんですね。
ホテイアオイなんかやめて、水田雑草天国にしちゃえばいいのに〜。

  
このままでは悔しいので、ぐぐっと大阪方面まで移動して某川の河口に到着。
すると、これがまた大満潮でやがんの(^^;)。まぁ、潮も見ずに来たのがいけないんですが…
かろうじて1羽だけアオアシシギ(左)を見たほかは、ヒドリガモ&オナガガモの群れ(右)を
見て、何ひとつ当たらなかった悲しい一日の〆としたのでした。あははは。

というわけで、もうなんともいえない一日でした。コメント不要ですね。あはははは。
昨日と打って変わっての肌寒さに、カゼはぐんぐん悪化するわ、成果が出ないので、今度は
ココロが寒くなって、ますます追い討ちがかかるわのステキな展開。ゴッド・ブレス・ミー。
そろそろシギチも終盤だということを痛感させられた一日でした。シギチは今年こそはと思って
いたんですが、やっぱり秋のシギチの最盛期はまだトンボ方面追っかけてることが多いので
なかなか挑戦し損ねたままでした。来年こそは絶対にあれこれたくさん見てやるゾ!
そう鼻息を荒くしながら、この夜は同期の結婚式の二次会に参加。カゼッピキのままビールを
2杯ほどひっかけたらそれだけで悪酔いして、フラフラの〆となりました。えと、W君、おめでと〜!


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