この日は、久しぶりに鳥方面の挑戦後、友人と魚捕りというゼイタクな予定を立てました。
相変わらずの皮算用で、あれもこれも見れるかもしれないとワクワクしてたんですが、
天気予報のご宣託がよろしくないのがちょっと気になったりしつつ、早朝から勇んでスタート。
ところが……
皆様ご存知のとおり、前日まで残暑の猛暑でかなりの暑さだったものが、この日は急に
「11月中旬の陽気」とニュースが告げるほどのトンでもない肌寒い日に。
そのせいか鳥は空振りだわ、埋立地の海風は寒くてどうしようもないわ、
さらに待ち合わせてた友人が仕事先で捕まってしまい、しばらく待ちぼうけになったりと、
曇り空に比例したどうしようもない展開続き。寒くてあっというまにカゼひいちゃうし…
なんか、真夏の次が冬になったような、こんな天気、ありなんですか?
<1>阪神間各所 |
というわけで、日も上りきらない前から、各地の干潟などをウロウロしてみますが、
これが、海風が強かったのと、雲がメチャ厚かったのとで、爆裂に寒い。
いつもどおり前日から移動していた私は、半袖しか持っておらず、ブルブル震える羽目に。
しかも、鳥もメチャ少なくて、コチドリ(左)がいたり、オナガガモ(右)がいたりしたくらい…
あちこちでみたのは、ウシオハナツメクサの実(左)。よくよくみると、
辛うじて花の跡の残る株(右)もありましたが、かなりの大群落がアチコチで見れました。
前回も見つけた、謎の帰化植物@(左)は、よくみるとあちこちにジュウタン状の
大群落があることを発見。名前は……どの図鑑見たらいいんだろ?
前回の謎の帰化植物A、シホウカ(右)は、立派な実をつけてました。うん、ナス科ですね〜。
ちょっと驚いたのは、まだまだ弱齢幼虫のトノサマバッタ(左)がいたこと。
前回見つけたテンツキ類(右)もあったので、今度は花穂をじっくり見てみました。
種々の検討の結果、これはイソヤマテンツキのようですね。まだちょっと自信ないけど…
シギチも出現するも爆裂に遠く、風はなお一層寒く、フラフラになりつつさまよってると、
目の前にトウネンが2羽突然出現。それも、そっと近づくと、いいんですか?って
至近距離まで近づくことができました。愛想がいいシギチは大好きです☆
さらにウロウロすると、他の場所でも至近距離でトウネン(左)を撮影成功☆
満足しつつ戻りかけると、これも久しぶりのイガオナモミの花(右)なんかも見れました。
お次に来訪したのは、南港野鳥公園。到着すぐ、嘘みたいな至近距離でムシクイ類(左)が
見れましたが、暗すぎて全然撮影にならず、これが一番マトモなカット。
ジジッと鳴いてて、もしかしてメボソムシクイかな?って雰囲気でしたが…
さて、干潟を見渡すと、ちょっとしたビックリを発見。一面に広がっている植物(右)のは、
謎の帰化植物その@じゃないですか。なんで名前わかんないんだろ…
さて、ワクワクしながら干潟を見ようとすると、Kさんにお会いしてビックリ。お久しぶりです。
さっそくいろいろ教えていただきますが、面白そうなシギチはいずれも遠い!
アカアシシギ(左)なんかもいましたし、右の写真の中央辺りには、それなりに珍しい
シギチが写っているんですが、もはや心で見てくださいというくらいの距離。暗いし。
諦めてうろうろしてると、窓のすぐ近くにオオヨシキリ(左)が出現。
干潟には、コガモ&オナガガモ(右)などもかなりの数がいます。
友人との約束もあるので、諦めて帰るか、と思うと、比較的近い場所にコアオアシシギが登場。
個人的には数年ぶりの撮影なので、密かに大興奮しながら撮りましたが、
『デジスコ+暗い+チョロチョロ動く=ブレボケの大山』 という公式は不変でして、
なんか納得いかないまま、公園を後にし、友人との待ち合わせ場所へ急いだのでした。
しかぁし、この日は午前中お仕事の友人からは、「スマン遅くなってる」と一報が
入ったまま音沙汰ナシ。しかたないので、周辺の野山をしばらくうろつくと、
筒状花になったヨメナ(左)を発見。しかもかなりの株数がありました。
さらにしばらくウロウロすると、羽化直後らしき新鮮なジャコウアゲハ(右)も出現。
結局友人と合流できたのは2時間後。クレーム食らってエラい目にあってたそうで(^^;
急いで移動し、久しぶりの魚捕りということで、ガサガサと川に攻め込みます☆
場所もよく、さっそくいろいろ捕れて大興奮だったのですが、まずは底性生物から。
久しぶりのカタハガイ(左)と、結構な数が捕れたアオサナエのヤゴ(右)。
ヤマサナエの幼虫(左)もかなりたくさん捕れました。ここはヤマなんですね〜。
そして、嬉しいことにゲンジボタルの幼虫(右)も2匹GET! 久々☆
友人が最近ハマっている、アカザ(左)も3匹捕れました。ちなみに、友人宅の水槽には
アカザが10匹入っているそうで…ほとんどフリーク状態ですね。捕るのも上手かったです。
そして、かわいらしいギギの幼魚(右)も何匹か捕れました。
もちろん、巨大なドンコ(左)も捕れました。他にはカマツカ、アブラボテ、ヤリタナゴ等々
捕れましたが、撮影している時間もないまま、日はゆっくりと暮れなずんでいきます。
最後に、帰ろうとすると、なんと水辺にゴキヅル(右)を見つけて、ビックリの〆となったのでした。
というわけで、まぁ楽しめはしたものの、かな〜り中途半端な1日。
シギチも空振り、魚捕りもコレゾというほどの成果ナシで、消化不良な一日でした。
さすがにこの急転直下な寒さ到来で、自然界もひっそりしてしまったような気がします。
っていうか、今年は春も夏も始まりが遅かったと思うと、いつまでも夏で、
ここに来て一気に冬景色ということは…秋はどこにいくんだ(−-;)?
そしてこの日、「11月中旬の陽気」をモロに食らったくせに半袖で川に入ってた私は、
当たり前ながらわかりやすくカゼをひき、夕方所用で訪ねた弟宅でぶっ倒れ、
そのまま動けずにただひたすら寝るハメになったのでした。
極端な温度差は今後も続くようですので、皆様どうぞご自愛を。ト・ホ・ホ。
〜おまけ〜
恒例の自宅水槽から、とりあえず当日の成果より、ヤリタナゴ(左)と、
アブラボテ(右)。しばらく水槽が寂しかったから、またいろいろと飼いたいなぁ♪