この日は信州合同撮影会の2日目。というわけで、昨日同様に楽しき一日となりました。
最初に宿近くで一戦楽しんだ後で、その後はちょっと場所を移動して、信州在住の大変親切な
御仁(謙虚にも匿名を希望)にご案内いただいてあれこれ堪能するギュッと濃密な一日。
地元の方ならではの細やかなポイント案内や、面白い情報の数々に興奮しつつ、
この日もアレコレ堪能できましたが、昨日以上の酷暑が大変カラダにコタえた一日でもありました(笑
この日は昼過ぎまで奮戦後、帰路に着かれるみなさまとお別れして、翌日からの立山登頂めざして
スタート地点である黒部ダムまで移動しましたが、宿の部屋に入った直後から記憶がない程。
全身全霊を使い切る、楽しくも暑〜〜い一日、顛末は本編をお楽しみ下さい☆
<1>信州各所 |
というわけで、まずは懲りずに早朝から、昨日のオナガシジミにリベンジ。
すごいのは、ma23氏などは4時前から目覚めて準備してたんです。スゴイ熱意だなぁ〜。
わくわくしながら下草をさがすも成果なく、ナガミノツルキケマン(左)や、
ナンバンハコベ(右)なんかを撮影してお茶を濁してみましたが、そうも言ってられないので
お次はバシバシと長竿で!…ところが何も出現しないんです。うっそぉ〜(ToT)
それでもしつこく叩くと、ようやく蝶影出現。でも、こいつら、超早朝の霧だらけの状態でも
なかなか降りてこず、ふわふわと葉の上に戻るんですよ。手ごわいなぁ…
それでも頑張っていると、ma23氏がようやく叩き出しに成功。それがなんと交尾個体(左)!
時刻はまだ5時前。お前ら何時から活動してんだ?前日の夕方にも交尾個体を見ている
わけで、まさか一晩中交尾してるわけじゃないですよね?それにしても…
さらにしばらく粘ると、ようやく下草に降りてきた個体(右)を撮影できました。
その後もしばらく粘ると、2匹ほど出現して下草に止まり、皆さん狂喜乱舞で
バシバシとデジ一&コンデジで大撮影大会に。兵庫県産よりちょっと小柄なのかな?
長時間おとなしく静止していてくれたので、各人大満悦のスタートとなったのでした。
ついでに他のゼフでもいないかと探すと、ササキリモドキ類(左)発見。この個体は背中に紋が
ほとんどないけど名前は何じゃ?羽化不全のエゾツユムシ(右)にも会えました。
ここで宿に戻り、しっかりと朝食をいただいてエネルギー充填。お次のポイントへ急ぎます。
お次のポイントにつき、うろうろしていると、ヤマアカガエル(左)登場。
近くにはクスサンの繭(右)もありました。そして、待つほどに、今回の案内人である
親切な御仁が登場。すでに焼けるような陽射しの中、散策開始です。
歩き始めると、道端にムツセモンササキリモドキ(左)を発見。大きなシロシタバ(右)も
出現したりして、一人で大興奮。すいません、一匹だけ毛色の違うヤカラで(^^;
うろうろすると、ようやく狙いのオオヒカゲ出現。しかし、これが気温が高すぎるからか、
フワフワ飛びっぱなしで、時折遠くの地面に降りる(左)ばかり。数も多くはないし…
でも粘っていると、ちょうどイイ感じの倒木にとまった個体(右)を発見!
喜んでバシバシ撮影しましたが、これを再度に二度と近場には出現してくれませんでした。
仕方ないので隣接する湿地を歩いてみると、ミカヅキグサ?(左)や、
コマツカサススキ(右)などの面白い植物も見つかるも、ちょっと乾燥しすぎの雰囲気。
まぁ、しばらく雨なんて降ってないもんね、大変だねぇ。
このあたりは面白そうなトンボもいるとのことでしたが、当日会えたのは
アオイトトンボ(左)とキイトトンボ(右)、そして数種のアカトンボでした。暑すぎだからかな?
お次に来訪したのは、とある河川敷。歩き始めると、ヒキヨモギ(左)を発見。
そして嬉しかったのは、そこら中に咲いていたカワラサイコ(右)。あるとこにはあるんですね。
でも、ここは河川敷。歩き始めると炎天下の陽射しが、全身にキリキリ捻じ込まれます(−−;
うろうろすると、オニユリ(右)も色鮮やかに咲いていたりする中で、そこここに
かわいらしい花芽をもちあげはじめたツメレンゲ(左)を発見。いい質感だなぁ。
そして、そう、ツメレンゲとくればこちら。クロツバメシジミです。かなりの数が
乱舞していました。あまりに暑いのでなかなか静止してくれず難儀しましたが…
そして、信州の河川敷といえば、嬉しいお約束のミヤマシジミ!
時期的にちょっと端境期なんでしょうか、すれてる個体も多かったのですが、
♂(左)、♀(右)とも多数の乱舞を見れました。ただ、暑くてなかなか止まってくれないのと、
直射日光なので、順光すぎると白くトび、逆行側は真っ黒で、なかなか撮影しにくい…
あまりに直射日光なので、開翅は期待できないと思っていたら、すこぉしだけ
サービスしてくれる個体もいました。さすがにこの程度のチラ見せまででしたけど。
なぜかこの河川敷にはオツネントンボ(左)がたくさん飛んでいました。モンキチョウの交尾(右)を
見て、この場は終了。いや、なんといっても暑すぎて。オーブンでグリルされる地鶏の気分です。
お次に来訪したのはとある草地。ここでは、ヤマジノギク(左)がお出迎えしてくれました。
あまりの陽射しに、ノシメトンボ(右)も思い切りおなかを上げて陽射しをしのいでいます。
さて、この場所の狙いはヒメシロチョウ。歩き始めてすぐにノゾピーさんが飛んでいる個体を
発見されたのですが、私が「大きいからモンシロチョウじゃないスか?」とデマを言った
もんで逃げられてしまうというお恥ずかしい幕開けからスタートでした。スンマセン。