酷暑の6連休@〜合同撮影会一日目〜07.8/11

さて、この日は待ちに待ったる6連休初日。それも、なんと先々週、鈴鹿でご一緒した、
「ノゾピー蝶観察・撮影の部屋」のノゾピーさん、スギ丸さん、「蝶に遊ぶ」のma23さんとの
不思議なカルテットによる信州合同撮影会なのだから気合も入ろうというもの!
そのまま恒例の立山登山にもいく予定なので、あれこれ厳選した荷物といつもどおりの皮算用を
これでもかというほど背負い、0時ちょうどに大阪からスギ丸氏の運転で一路信州へ出発!
早朝から、酷暑の中、あちこちと転戦しては楽しむというすばらしい皮切りになりました。
今回訪れたポイント群は事前にノゾピーさんが「上級蝶仲間」から聞き入れた情報なので
"信州各所"としておりますが、実際アチコチと転戦したので、その表現が実に的を得たような状況。
もちろん詳細のお問い合わせには応じかねるわけですが、正直私もどこに行ったのかわからない(笑
というわけで、今回は信州の広さを実感する旅でもありました。しかし、なんせ楽しかった!

<1>信州各所

  
というわけで、最初に来訪したのはとある森林地帯。
ここはムモンアカシジミの多産地とのことでワクワクしつつ歩き始めると、
ヒラタクワガタ?の死骸(左)や、妙に色鮮やかなキンスジコガネ(右)やらが見つかります。

  
大柄なフジアザミ(左)があちこちにありましたが、花穂なんかはまったくない状態。
ヒョウタンボク(右)も真っ赤な実をつけていました。さて、ここらで気合を入れて下草を探し
まくりますが、どこにも蝶影はありません。下草に下りる性質はないのかな?

  
カブトムシ(左)がウロウロしていましたが、よく見ると明らかにツノが曲がってました。
羽化失敗なのかな?なんかこれはこれで愛らしい顔つきではありますが…
近くには、キタササキリモドキ?(右)も出現して一人で大喜びしてみたり。

  
沢沿いに咲くゴマナ(左)なんか見つつ戻ると、皆様が神妙にバシバシと撮影中。
おっ!と思いましたが、睡眠中のスジボソヤマキチョウ(右)なのでした。
なかなか色鮮やかで、これはこれでなかなか嬉しい出会いではありますが…


  
諦めきれず、あちこちうろつくと、ナンバンハコベ(左)を発見。
池にはミズスマシ(右)が浮んでいたのでドアップ撮影に挑戦しましたが、あまりに暗くて(^^;

  
うろつくと、明かりに惹かれたらしき蛾も多数。目立ったのは、
老仙人風のオオエグリシャチホコ(左)や、赤い脚が妖艶なシロヒトリ(右)などなど。

  
コバギボウシの群落(左)なぞ愛でつつ、さらにうろうろうすると、ヤグルマソウ(右)も発見。
さすがに時機が遅いのですっかり実になっていましたが、なんか信州って感じだなぁ。

  
オオバショウマ(左)の群落もありましたが、花はまだのようでした。
湿地にはそこここにツリフネソウ(右)も咲いており、タカネトンボも舞い飛んでました。

  
ふとみると、ニジマスの死骸(左)を発見。イワナではないあたりがいかにもキャンプ場ですな。
なんか全体に黒っぽく、不思議な色合いのヒロバネヒナバッタ(右)もみかけました。
#数年たってから気付きましたが、これは憧れのヒゲナガヒナバッタなのか!再訪しなきゃ!

  
この場所は驚くほどたくさんのアキアカネ(左)が群れ飛んで、ちょっと壮快でした。
うろうろすると、朝日に浮び上がるオニヤンマ(右)も見れましたが、しばらく粘るも蝶は
ジャノメチョウとモンキチョウくらいなので、諦めて場所を移動することに…

  
お次に来訪したのは、かなり山奥のポイント。ここの狙いはずばりベニヒカゲ!
歩き始めると、さっそくグンナイフウロ(左)を発見。1株だけでしたが、かなり色の濃い株。
そして、はるか遠くで証拠写真にもなりませんが、ミヤマサナエ(右)も発見。

さて、と意気揚揚歩き初めてすぐ、異変に気付きました。明るい場所だと普通に撮影しても
妙に暗い写真が撮れる。よくよく見ると、なんか1000分の1秒とか明らかに早すぎるSSが
指定されているんです。あまりのピーカンだからか?とあれこれ悩みますが、
結論として入れ替えたばかりの予備機の不具合らしいと判断。初手からヘコみましたが、
あれこれいじると、半手動設定ながらなんとか回避する方法を発見。
ダマしダマしで撮影を続けることにしました。もうあとにはヒけないしね(-。-)

  
気を取り直してうろつきますが、「多い時は三桁」という情報が信じられないほど蝶影は薄く、
目的のベニヒカゲは影も形もありません。しかたないので、あちこちうろついて、
見事に咲き誇るキオン(左)や、ハクサンオミナエシ(右)なんかをバシバシ撮影。

  
エゾカワラナデシコ(左)が咲いていたり、真っ赤に熟したシロバナヘビイチゴの実(右)が
あったりもしますが、狙いの蝶はなかなか姿を現しません。。

  
沢沿いのイタドリを見ていると、クロハナカミキリ(左)や、マルガタハナカミキリ(右)
など、おもしろい雰囲気のカミキリムシ類が次々と見つかりました。

  
久しぶりの出会いで嬉しかったのは、色鮮やかなカラカネハナカミキリ(左)。
交尾(右)も見れましたが、暗い場所だったので鮮やかな色が表現できずに残念…

  
そうこうするうちに、斜面を飛ぶベニヒカゲがようやく出現。でも少ない!
さらにフワフワとまらないし、警戒心は強いし…。ものすごい苦戦を強いられました。
他の方々は見事なチャンスを引き当てられてましたが、私は崖に上ったりと奮闘するも
裏目裏目をひいてしまい、結局撮れたのはこれだけ。むむむ、前途多難の予感(- -;


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