二兎追うものは〜連敗の中の幸運〜07.7/28

<2>大阪北部周辺(数箇所) 続き

  
さて、さらにウロウロしてみると、オオシオカラトンボ(左)なんかに混じって、
なんと早くも真っ赤に色づいたマユタテアカネ(右)がいたのでちょっとビックリ。

  
水田地帯でも、交尾中のアジアイトトンボ(右)があちこちにいて、この時期ならではの
水田のトンボ、ホソミイトトンボ(右)も見ることができました。薄青色が鮮やかですね♪

  
サジオモダカの群落をじっくりとみていくと、まだまだ花盛りの株(左)を数箇所で発見。
アップ(右)で見ると、薄いピンクを帯びた花がなんともキュ〜トです☆

  
あたりにはミソハギ(左)も艶やかな群落があり、水田の中にはオモダカ(右)も咲いて
いました。じっくり探すともっと面白い出会いが詰まってそうな場所ですね。

  
草地では久しぶりにアカハネナガウンカに出会ったので、クローズアップレンズを
重ねてドアップ撮影に挑戦☆ 相変わらず奇天烈な造形ですよねぇ。

  
セリ(左)の花なんか見ながらあるくと、シマヘビ(右)を発見。よくよくみると、頭から少し下の
あたりがふくらんでいます。カエルを呑みこんだばかりなのでしょう。

  
さらにうろつくと、溜池にはオオアメンボ(左)が泳ぎ、モノサシトンボ(右)もいたりして、
最後までいろいろと楽しめたのでした。季節を変えてまた来てみよっと☆

このあと、勢いに乗って水草探索を続けようということで移動を始めたのですが、
目的地直前で突然天も割れよといわんばかりの大豪雨に遭遇して慌てて帰路に。
すると、ものの20分も走るとおさまった上、さらに20分も走ると、全然路面が
濡れていなくなったんですよ。局地的な大夕立だったのかな?

<3>加西市周辺

  
というわけで、予定を変更してきたのは葛西市某所。
うろうろすると、トゲナナフシ(左)やら、ワモンサビカミキリ(右)やらを発見。

  
気になったのはちょっと高い木の上に着いていた着生シダ類(左)。
極端に葉の細いノキシノブなのか、それとも憧れのクラガリシダだったりするのか…
そのあたりでは目的のヒメハルゼミもかなり鳴いていましたが、かなり粘った
ものの姿は目撃できず、羽化殻(右)を見るに留まりました。

  
ここでもニホンミツバチの巣(左)を発見。今日は縁があるなぁ。
そぉっと近づいて、アップ(右)の撮影をしたら、ものすごい数に威嚇されました(^^;

  
そのあたりで、なにげなく倒木をひっくり返すと、なんとオオゴキブリ(左)が出現!
これは面白い、と次々ひっくり返すと、細かい虫たちに混じってサワガニ(右)も出現。
そしてこれがこの日一番の驚愕の序章となったわけです。


勢いよく転がした丸太の下から出てきたのは、なんか見慣れないヘビ。
ん?…こ、これは憧れのシロマダラではないですか(@o@)!
割と素早く逃げ始めたので、なんとか1枚だけ撮った後、素手で捕まえて連行することに。

  
おひょひょひょ! どうですか、この魅惑的な色合い!
成熟個体だったので、幼体のような白黒はっきりマダラ模様ではないところが残念ですが、
なんせ憧れのヘビだっただけにバシバシともうしつこいくらいに撮りまくりました。
案外気性が荒く、噛まれそうになったりもしましたが…
ちなみに、この子は撮影後、我家にお誘いいたしました。餌付いてくれるかなぁ?

  
最後にやってきたのは、近くの河口。ちょっと期待していた海浜性昆虫があって…
アイアシ(左)なんか見ながらうろつくと、なんか別のカニを食べてるアシハラガニ(右)を発見。

  
うろうろすると、チゴガニ(左)にも会えましたが、目的の虫はこれも空振り。
そのかわり、なんとハクセンシオマネキ(右)のかなりの群れを発見!

  
かなり警戒心が強くて難儀しましたが、なんとかダンス姿も撮れました。
見ているとサイズは大小かなり幅があり、模様も多様でした。
大いに満足し、それでは最後に某所で黄昏ヤンマを、と移動したら渋滞にハマリ、
あっけなく日没、なんていう〆括りの一日でした。

というわけで、本来狙っていた兎達の中では、超貴重品サジオモダカは見れたものの、
それ以外はかなり確実視していたものもことごとくダメで、散々な結果になりましたが、
そのかわりにあれやこれやと面白い出会いがついてきた一日でした。
まぁ、結果オーライってこと? …これじゃイソップ童話的な教訓話にはならないかな?
まぁ、欲張りすぎはいけませんネ。今回もムダに渋滞にハマリまくったしね。
今回外したものは、また来年の宿題になるわけで、こうやって宿題はいつまでも
無限に積み重なっていってしまうわけです。本当に本当にキリがねぇ(−−;)
「もっと事前からスケジュールを組んだらどうですか」というアドバイスをよくいただくのですが、
もしもまじめにスケジュールを組むと、特に6・7月なんかは3年くらい先までの土日が
ビッチリ埋まったあげくに、足りなくなって仕事を辞めたくなること必至なので、
やらないんです。うん、これも深い意図あってのことなんですよ、実は(笑
ま、休日にすることがなくて困るってのは、死ぬまでなさそうなところが救い…かな?


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