憧れの瑠璃色〜オオルリ観察会に参加〜07.6/2

この日は、前々から計画していたイベントに参加してまいりました。
信州のオオルリシジミ観察会。是非一度行ってみたかったので、情報を頂いて即申し込んで
しまったのです。前々から憧れていたあの紺碧の輝きを是非見てみたかったもので…
しかし、よぉく考えるとそこは信州。う〜ん結構遠いなぁ…。しかも、よくよく考えたら
何故か2週連続で信州に来ちゃっているわけです。うん、相変わらず頭良くないぞ自分。
そんなこと思いながら、寝不足でフラフラになりつつ到着したのですが、天気は想像以上に
スバらしく、紺碧の輝きを堪能することが出来ました。何故か壇上で挨拶する羽目になったり、
昆虫カメラマンの海野先生にお会できたり、さらに欲をかいてトンボ方面に攻め込んだり
までした波乱万丈の内容は、本編をお楽しみください。楽しかったけど疲れたよ〜(^^;

<1>長野県東御市周辺

 
というわけで、SAで仮眠を取りつつ、真っ赤な目で目的地近くまで到達(笑
クサフジ(左)があちらこちらで満開に咲き誇る中、なんか面白い姿のハチの仲間(右)を発見。

  
まだ観察会まで時間があるので、近くの林をうろうろすると、久しぶりのオオヤマフスマ(左)や、
満開状態のホタルカズラ(右)などが見れてちょっと嬉しくなります。

  
さらに地図を睨んで、近くにあった池を訪れてみましたが、整備されていて
イマイチ。でもうろつくと、ホソミオツネントンボ(左)や、セスジイトトボ(右)が出現。

  
近くにはえらく伊達オトコ風の小さなカミキリムシ(右)もいましたが、お名前はなに?
そうこうしてると、近くに青く輝く蝶が飛んだので大興奮しましたが、残念ながら
正体はツバメシジミ(右)でした。でも、これはこれでものすごくキレイですね♪

  
近くの水田地帯を歩くと、なぜかアキノノゲシ(右)が狂い咲きしていました。
こちらにはオツネントンボ多数。産卵中のカップル(右)も見ることができました。

  
そうこうするうちに時間になったので観察会会場に移動。参加者に混じって話を聞いて
いると主催者が「なんと今日は兵庫から来た人もいるんですよ〜!」。……オレか(^^;
どうやら私がこの日の最遠方からの参加者だったようです。もっといると思ったけどな。
さて、歩き始めるとオオルリシジミがあちこちにとまってて、あっという間に大興奮☆

  
♀を見ていると、半開翅状態のまま産卵(左)もしてくれました。よくよく観察すると、
小さな卵(右)も多数。しまった、卵撮影用のレンズを以前買ったのに持ってくりゃよかった…

  
ウロウロしてると、羽化不全の個体(左)も発見。嗚呼、哀れなり。近くでは、なんとも
ステキな模様のガ(右)もみつけました。これは色っぽい。ちょっとキマルリ風ですな。

  
さて、気合を入れてオオルリちゃんを狙います。
♂(左)は半開まででなかなか前開は撮らせてくれませんでしたが、♀(右)は愛想のよい
個体も多く、目の前で前開姿勢を披露してくれるという大サービスぶり。しかもピカピカ♪

  
うろうろしてると、小さな水路にはトンボが沢山飛び交っていることを発見。
多かったのはハラビロトンボで、羽化直後(左)から成熟個体(右)まで広く見れました。

  
ヨツボシトンボ(左)もぶんぶんと暴れまくっていました。羽化直後のシオカラトンボ(右)も
多数、あとはシオヤトンボもいました。そして、驚いたのは、かなり多数飛んでいた
キバネツノトンボ。全然止まらなくて撮影はNGだったのがなんとも悔しいのですが…

    
さて、再度オオルリシジミ方面の探求に戻り、せっせと産卵している♀(右)なんぞ観察
していると、交尾個体(右)も発見。いずれもボロボロの♂とピカピカの♀の組み合わせでした。

  
守る会の方に蛹(左)を見せてもらって大感激したりもしました。面白かったのは、♂の開翅をと
しばらくおっかけてたら、急に始まったこのシーン(右)。求愛なんですが、私が追っていたのは
左側の個体なんです。そう、♂から♂への間違い求愛なんですよね。
そういう趣味の個体かもしれません(笑)が、この恋はやっぱり成立はしませんでした。

そうこうするうちに賑やかな中で観察会終了。
主催のオオルリシジミを守る会の方々の挨拶や保護の苦労話などを聞いていると、突然
「今日一番遠くから来たのは兵庫と京都からの方ですね。ちょっと前に出て挨拶してください」
……えっ? ヾ(- -;)
というわけで何故か壇上で、「えっと、あの、遠かったです」などとのたまってみたり。大汗。
しかし、地道な活動をされている守る会の方々の熱心さには本当に感嘆いたしました。
今後とも、このステキな蝶がいつまでも信州の空を舞うように、心から願っております。

  
さて、観察会は終了したが、キレイな開翅写真が撮れてなかったので、再挑戦。
日差しが強すぎて、ほとんど開翅はしてくれなかったのですが、粘りに粘って、わずかな
チャンスをなんとかモノにできました。いやぁ、ピッカピカの個体でキレイでしょ〜♪

  
うろうろすると、シロバナヒレアザミ(左)だけが一面に咲いている斜面を発見。
近くでは、交尾個体(左)がいい場所にとまっていたりもしました。

  
そうこうするうちに、なんと、海野先生(左)が来訪。プロの技を横から盗み見させて
いただきました。一番感じたのは、気合がやっぱりシロウトとは違うなぁということかな?
コンデジ一本、証拠写真ばかりで"作品"を撮る気がないオトコなので、撮影技術的な
あたりはよくわかりませんが、虫への近づき方とかも巧みでさすがプロって感じました
そうこうしてると、アサマイチモンジ(右)が出現したので、敏感さに四苦八苦しながら何とか撮影。
海野先生にご挨拶し、HPへの写真掲載許可を快諾頂いて、会場を後にしたのでした。


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