御近所自慢〜昼休みがさがさ団〜07.5/30-31

我が故郷は豊かな自然に恵まれ、春になるといろんな生命のざわめきが伝わってくるので、
ワタクシは4月頃から、昼休みにもなると弁当は1〜2分で食べ散らかして、デジカメ片手に
野山をウロウロとさすらう、そんな社会人失格風の日々が続くようになります。
そんな中、ここんとこ、連続でわりと面白い成果がありました。これはご報告しなきゃ。
でも1日分としてはちょっと分量が足りない。そっか、2日分でまとめてアップしよう♪
そんな構想が不意に頭の中にわいたので、『御近所自慢』と題してまとめてみました。
今後、時々こんな「昼休みがさがさ団」もアップしたいと思いますので、社会不適合者の
愚行にどうぞ暖かな憐憫の目と、変わらぬご愛顧を宜しくお願い致します(^-^)。

<1>たつの市周辺 5/30

 
というわけで、この日は懲りもせず、昨年も来訪した近所のカミキリポイントへ。
さっそく、大量のホタルカミキリ(左)を発見。キイロトラカミキリ(右)は出始め風でした。

 
ぐるぐると薪置き場をうろつくと、ゴマフカミキリ(左)や、ミドリカミキリ(右)
なんかも見つかります。やはりここはいいポイントですなぁ。
#左はアトモンサビカミキリだそうです。Mikiさんありがとうございます!

 
そして、今年も何匹か見つかりました。珍品、クビアカトラカミキリです。
稀種でカミキリ屋さんの憧れらしいんですが…実はアチコチにいるんじゃないのかなぁ?

 
そして、初顔のカミキリムシも発見しました。シラケトラカミキリ(右)です。
普通種らしいですが、昨年と違う顔に会えるというのは嬉しいもの♪
近くには、不思議なカメムシ類(右)もいましたが、こいつはナニモノかなぁ?

 
さらにしつこくウロウロすると、なんかエナメル系の色合のキバチ類(右)もいました。
薪の小さな穴にはトックリバチ類?(右)が拡張工事中でした。

 
なんかすごく面白い質感のシャクトリムシ(左)もいましたが、この場所じゃぁちょっと
隠蔽効果は薄いぞぉ。近くではアマガエル(右)がものうげな表情をしてました。

 
近くの草地には、ヒガシキリギリスの幼虫(左)が多数うろついていました。
近くには、スジクワガタ(右)も登場。ってなあたりでタイムアップになり、大急ぎで
会社までチャリンコをすっ飛ばす羽目になったのでした。

<2>たつの市周辺 5/31

 
翌日は、近場の川沿いをうろうろすることに致しました。
ここにもアツミゲシ(左)がたくさん咲いています。前回ご紹介したヘロイン取れちゃう植物
なんですが、庭先に植えてる人がけっこういるんですよねぇ。なんかあったらまずいよな。
さて、川辺に出ると、カワヂシャ(右)がたくさん風に揺れていました。

 
久し振りに見れたのは、清楚な雰囲気のミゾコウジュ(左)。アップ(左)で見ても
いい色合いですよね。こちらも稀産種ですが、このあたりにはいくらでもあります。

 
さらにうろうろしてると、これも久し振り、キキョウソウ(左)を数株発見。
付近の石には、チラカゲロウの羽化殻(右)がやたらめったらついていました。

 
そうこうするうちに、登場したのはアオサナエ。いやぁ、健在で嬉しい限り☆
昨年かなりの河川改修をされてしまったので、今年はどうかとドキドキしてましたが…
しかし、水辺の岩場にとまるキミがなぜこんな目立つ濃緑色なんだろうかね。

  
そこで、想像外のビックリに遭遇! アイヌハンミョウです。こんなとこにいたのか〜。
岩場をやたらめったら飛び交っていましたが、素早くて撮影は難航…

 
さらに川辺をうろうろすると、コモチマンネングサ(左)が咲いていました。
ベニシジミ(右)もまだまだ春型の色鮮やかな個体が飛んでいます。

 
しつこくうろつくと、今度はホンサナエが出現!
割と愛想のよい個体で、いろんな場所でポーズを取ってくれました。ありがたや。

 
このあたりにはムシトリナデシコ(左)がやたらたくさんあるんですが、その中に
白花の株(左)を見つけたりもしました。えらく雰囲気が違うモンですな。

 
そうこうするうちに、タイムアップ。急いで戻る道中に、満開のビヨウヤナギ(左)を
見つけました。勤務先にはキンシバイ(右)が満開なので比較用写真を撮ってみたり。
よく混同されますが、こうやって見ると雰囲気が全然違いますね。

というわけで、昼飯時のご近所フラフラ2連発でしたが、やっぱりなかなか
楽しい時間がすごせたのでした。ビバ・ド田舎暮らし。
本当は昼休みに車で探求とかも行きたいんですが、こちらは本当に遅刻する
恐れもあるので、自転車で動ける範囲のみの探求となっているのが残念な限り。
でも、まだまだ再訪すべきポイントはたくさんあるんです。また頑張んなきゃ。
特に、目の前の川が大幅な河川改修を食らったので、豊かだったトンボ層がどの程度
健在かは確認したいところ。昨年まではアオハダトンボもいたんですよ〜。
問題は、こんなことばっかりやってると、奇異な目で見られることでしょうか。
川辺を走りまわって、ふと上を見上げると、散歩中の社長が目を丸くして見てるなんて
ステキなシチュエーションも経験済みですが、最近も社員さんに出くわしたばかりだし…
まぁ、クビにならない程度に継続していきますので、乞うご期待です☆


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