GWハンパ紀行H〜土砂降りの〆括り〜07.5/6

<2>北茨城某所 続き  

  
さて、うろうろするとちょっと雨足が強くなってくると同時に、シギチの群れ(左)を発見。
よく見ると、ほとんどがオオソリハシシギ(右)のようでした。

  
よくよくみると、チュウシャクシギ(左)や、キアシシギ(右)、イソシギなんかも
混じっていましたが、なんせこのあたりから雨がすごくて撮影困難…

  
ヒョイっと目の前に出現してくれたのは、セッカ(左)。やっぱかわいいねぇ。
ダイサギ(右)もたくさんいましたし、タシギなんかもいましたが撮影チャンスは皆無。

  
ちょっと面白かったのは、水田のムナグロの群れの中に混じってけっこうたくさん
みられたキョウジョシギ。岩場のシギというイメージが強かっただけにビックリ。

  
やたらといるムナグロ(左)を見ながら歩いていると、かなりの豪雨に(ToT)。
ひょいと、川沿いの葦原からサンカノゴイが飛び出すという幸運もありましたが、
土砂降りの中のデジスコでは初動作が遅れちゃって撮影チャンスを逸してしまいました。
この時点でギブアップしましたが、駅までの遠かったこと!
最後に、ハヤブサ(右)なんか見つけた頃には、完全に半べそ状態でした…

<2>浅間山公園  

  
さて、都心に戻る途中、ちょっと思い立ったので足を伸ばしたのは浅間山。
ちょうどこの時期咲いているはずのあの花を見ようと思いついたわけです。
最寄り駅から、雨の中急ぎ足で歩くと、かわいい帰化植物、ツボミオオバコ(左)の
群落があったり、ちょっとボロボロだけどコヒルガオ(右)があったりします。

  
さすがに雨がすごいだけのことはあり、大きなミスジマイマイが
あちこちでウロウロしていました。このサイズになるとやっぱり迫力だなぁ。

  
濡れ細ったミズキ(左)を見てると、林の脇にベニウツギ(右)を発見。
古い植栽の名残でしょうが、雨の中の濃紅色がなかなか色鮮やかでステキでした。

  
可憐な帰化植物、セリバヒエンソウ(左)もあちこちに咲いていました。最近増えてますねぇ。
そんなこといいながら木影をみると、かわいいキノコ(右)を発見。名前はなぁに?

  
ハリエンジュ(左)の咲いている林縁をさらにうろうろすると、芽生えたばかりという風情の
オオバギボウシ(右)を発見。おもしろい質感というか、デコボコ具合ですね。

  
キンラン(左)やササバギンラン(右)もあちこちに咲いていて、時には溜息が出そうに
見事な群落もありました。林縁は暗くてもう撮影不可能状態でしたが…

  
そして、期待通りに咲いていてくれました。このあたりにだけしかない、ムサシノキスゲです。
オレンジ色の清楚さが素敵ですが、ワタシは実はまだ晴れた日にこの花を見たことがありません。
いつも雨模様の中。かえってその方が雰囲気があるともいえますが、この日はさらに相当に暗く、
また濡れ細ってしまっているので、なかなかかっこよくは撮影できません…

  
それでも頑張って何枚も何枚も撮影いたしました。ちょっとは魅力が伝わるような
ショットがありますでしょうか?最後にはもうあちこちずぶ濡れでヘロヘロ(- -;

  
近くには、サワフタギ(左)が見事に咲いていましたが、これまた暗くてなんともかんとも。
ブツブツいいながらふと時計を見ると、すでに最終新幹線にギリギリという厳しい
時間帯になっていることを発見。そりゃ、暗いわけだわなぁ。
途中に咲いていたナヨクサフジ(右)を撮影してGWの〆括りとし、雨の中を
大荷物抱えて駅まで突っ走るハメになったのでした。チャンチャン。

というわけで、芯までびしょ濡れになる、ステキなGWの〆括りとなった一日でした。
まぁ、印旛沼の雰囲気がわかったので、それだけでも十分かな。またいつか、すっきりと晴れた
初夏のステキな雰囲気の中、水田と葦原の鳥達を堪能する、そんな一日を企画したいものです。
この日でGWの9日間はすべて完了。最終新幹線で自宅に戻り、沈み込むように寝たのでした。
なんか今回のGWは日数は多いものの、単発トライの連続体みたいで、なんとも半端な感じで、
本来予定していた、信州の花とチョウを巡る旅とはだいぶ雰囲気も違ってしまいました(^^;
まぁ、楽しめた日も多かったし、そこそこの成果もあったのですが、なぁんか納得いかん感じ。
来年こそは、きっちりと予定を立てて、お天気の神様にもゴマすって、ガッツポーズのGWを
送りたいものです。う〜ん、早くもこんなことを考えているようじゃ、社会人失格かなぁ?


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