GWハンパ紀行D〜三宅島突撃一日目〜07.5/2

この日は、待ちに待ったる三宅島突撃一日目です。実は三宅島は、大学5年生の時に一度、
サークルの仲間で来たことがありました。その頃ちょうど鳥見をはじめたばかりだったワタクシは
はじめて見る鳥達に大感激しましたし、某先輩は行きの船上で焼酎パックをくわえてひっくり返り、
鳥屋の某女性の側で別の某先輩が突然鳥好きに変身してみんなを驚かせたり、また某先輩は
みんな(女性含む)の見てる前で素っ裸になって泳ぎ出して大ヒンシュクを買ったりと、数多の
伝説を生み出したりもしたのですが、翌年があの噴火の年で、変貌が気になっていたのです。
それからちょうど10年(う〜んトシ食うわけだ)がたち、再び降り立った三宅島。
突然の豪雨にいじめられたりしつつも、思ったよりもたっぷりと成果はあったのですが、
前日の寝不足でちょっと体力がついていかない、そんな半端な幕開けになった一日目でした。

<1>三宅島・大路池周辺

  
というわけで、三宅島に到着。船は通常よりも50分遅れで到着ということで、やはり
かなり波は荒かったようです。到着直前まで気絶してましたからよくわかりませんが(笑
気を取り直して宿に荷物を下ろし、歩き始めるとさっそくアカコッコ(右)を発見!
あまりにあっけない出会いに拍子抜けいたしました。昔の旅の時には初日には見れず、
翌日ようやく会えて感激したのですが…まぁ多分、見る目が養われたってことなんでしょう。

  
シチトウメジロ(左)が梢で朗々とさえずっていましたが、曇天なので超逆光。
ホオジロ(右)も多く、そこここで姿を見ることが出来ました。

  
道端にはツルソバ(左)があちこちにありました。そして、やはり海岸沿いということで、
カジイチゴ(右)もやたらめったら多数。なんか三浦半島歩いている気分な植生ですね。

  
薄暗い林の下には、アリドオシ(左)がたくさんありましたが、花つきはイマイチでした。
そして、近くにはホウチャクソウ?(右)も発見。なんか、花がすごく白いし、
葉とか肉厚で、もしかしたら別の種類かもしれないという気もしますが…

  
かわいいアカクビナガハムシ(左)がいたので、ドアップ撮影に挑戦☆
近くには、えらくご立派な虫こぶ(右)も発見しました。まるで果物みたいですね。

  
このあたりの林にはイイジマムシクイ(左)がたくさんいましたが、ちょろちょろするもんで
撮影チャンスは極少。テイカカズラの不思議な実(右)も見ることが出来ました。

  
さすが南国、普段なかなか見ない帰化植物もあります。ということで、道端に
いくつかみつけたウスベニニガナ(左)と、ニワナズナ(右)。南方系、なのかな?

  
大満開のトベラ(左)に感激しつつ歩くと、林縁にさらに不思議なアザミ類(右)を発見。
う〜ん、到底自省モノには思えませんが、正体不明です。チョウセンアザミ系の園芸品種?

  
さて、しばらく頑張って鳥探しすると、イイジマムシクイ(左)はたくさんいるのですが素早くて
デジスコでは撮影チャンスがない…憧れのタネコマドリ(右)も一瞬だけ出現しましたが
次の瞬間プイと姿を消したりして、悔しいので大路池へと急いだのでした。

  
大路池についてまず、水場をのぞいてみると、いきなりオオルリ♀の水浴び(左)を発見。
アップで撮る前に樹上に逃げ(右)られましたが、初手から大感激です。

  
樹上のオオルリをみていると、いつのまにかシジュウカラも水浴びをしていて、
わりとすぐに枝上に飛び移って、長時間羽づくろいしてくれました。

  
アカコッコ(左)も水浴びに来るんですが、なんかすごいチョロチョロして撮れません。
そうこうするうちに、目の前にイイジマムシクイ(右)が出現したので、大慌てで撮影。
ちなみにイイジマムシクイは警戒心が薄いのか、ものすごい至近距離によく出現しましたが、
チョロチョロして狙いが定められないのと、あまりに近すぎてピントが合わなかったりで
ほとんどまともに撮影できないままでした。メチャクチャたっぷり観察は出来ましたが…

  
この水場は面白そうだということで、しばらく粘ってみることにすると、次々と
オーストンヤマガラ(左)が飛来。ミヤケコゲラ(右)も出現したりと、なかなか大興奮な時間を
すごせました。難点は、ものすごく暗い。撮ったうち、ブレてない率は1割以下なんです(^^;

  
ようやくアカコッコのキレイな♂(左)も出現しましたが、これまたチョロチョロと移動して
うまく撮れません。しばらくさえずって(右)くれたりしましたが、ちょうど縄張り争いの激しい
時期なのか、しょっちゅう喧嘩して追っかけあいしてるので撮影チャンスはごく僅少。

  
そうこうするうちに、賑やかなさえずりとともにタネコマドリ♂(左)出現。
これがまたヤブの中をチョロチョロする+まったく静止しないんですよ。デジスコ泣かせ。
♀(右)も出現しましたが、同じような状況で、撮影している方としてはストレスがたまる(ToT)

  
「おっかけて画面に入れる→ピントを合わす→シャッターを押そうとするとすでにいない」
この涙々のサイクルを延々と繰り返し、本気でフラフラになった頃、ようやく
♀(左)、♂(右)ともになんとかまともなカットを1枚ずつだけとれました。
ウデがまだまだ未熟だということでしょうが……もうちっと愛想よくたっていいんでねぇの?


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