<2>三宅島・大路池周辺 続き |
水辺を離れて林の中をうろうろすると、シチトウメジロ(左)やアカコッコ(右)など
見れますが、暗い常緑樹の中で鳥の姿を探すのは結構難しくて四苦八苦。
そのかわり道端にちょっと面白い花を発見。おそらくハマコンギクなんですが、
全ての花が見事に筒花になっているんです。そもそも時期外れだし、なにもの?
岩場には、イズノシマダイモンジソウの枯れ穂がいくらも見つかりました。
なんかこの状態でもなかなか風情がありますね。いつか花の時期にきてみたいもので☆
オオバエゴノキ(左)を観察し、噴火後急に増えてきているという不思議なシダ、
ユノミネシダ(右)を見たりしているうちに、空の雲が急に緑色っぽくはりはじめました。ヤバイ!
すぐさま、どこかの元栓が外れたかのような大豪雨が襲撃。大慌てでカッパ&傘で
完全防備しますが、あまりのすざまじさにちょっとタジタジ。
しかし、さすが南国。いわゆるスコールなんでしょうか、15分ほどで雨は収まったので、
道端のガクアジサイ(左)や、超大満開のサカキカズラ(右)などをじっくり観察。
でも、時折まだ小雨がぱらつくので、諦めてバスにのり、次の目的地伊豆岬へ移動しました。
<3>三宅島・伊豆岬周辺 |
バスの中では超熟睡していたのですが、目覚めたら快晴でまたビックリ。さすがは島の天気!
バス停を下りると、大満開のコジイ?(左)を発見。スダジイかな?ちょっとよくわかりません。
フウトウカズラ(右)も不思議な花穂をたっぷりぶらさげていたりしました。
道端では、カワラヒワ(左)がせっせとお食事中。そして、けっこうどこでも見れた
のが、イタチ(右)の糞。ここのは国内帰化種なんですが、増えているっぽいなぁ。
期待していたオカダトカゲが全く見れなかったのがちょっと心配ですが……
さて、到着したのは薬師堂。森の奥を見ていると、キジバト(左)がバサッと飛び立って
カラスバトじゃないかと、そのたびドキドキしてと無駄な興奮を繰り返しました。
でも、何気なくのぞいていたら、そのうち1羽が真っ黒。なんとかカラスバト(右)GETです☆
さて、久々のこの場所、期待通り鳥の声はにぎやかなのですが、うっそうとした森の
中では鳥の姿を見つけるのはなかなか難関で…モスケミソサザイとかたくさん
いたんですが、この2枚以外は、全く撮影は出来ませんでした(ToT)
自生かな?という雰囲気のオオタニワタリ(左)があったのが成果かな。
諦めて神社を出ると、ずいぶんとのんびりしたクマバチ(右)を発見。
ここでも、大満開のオオバエゴノキがあって、しばらく見惚れてしまいました。
普通のエゴノキよりもなんかがっしりしていて、いかにも南国風ですねぇ。
さて、神社を後にして、岬方面へ移動してみました。すると、イソギク(左)やら、
ワダン(右)やら面白い雰囲気の海浜植物の実を次々と発見
ハマツメクサ(左)も咲いていましたし、マルバグミ(右)も咲き始めながら辛うじて花を
見ることが出来たりと、なかなか充実したスタートを切ることが出来ました。
こちらも咲き始めな雰囲気なのがハマボッス(左)。もうちょっと背が高くなる花なんですが…
木影には、清楚な雰囲気のトキワツユクサ(右)にも出会うことが出来ました。
ちょっと以外だったのが、数株見つけたイヨカズラ。
昨年の足摺岬以来の出会いとなるわけですが、こんな場所にもあるんですねぇ。
嬉しい出会いはまだまだ続きます。まず、伊豆七島特産の、シチトウスミレ(左)。
こちらは花期が早いんでしょうか、咲き残った感じの株が少しだけしかありませんでした。
そして仰天したのが1株だけ見つけたアマナスミレ(右)。かなり予想外…
#太平洋側の亜種であるアツバスミレだとのご指摘を頂きました。そんなのあるんだ…
さて、ハマヒルガオ(左)も咲き誇るあたりで、あらためて鳥探し。
狙いは、もちろん、ウチヤマセンニュウ。でもこの日はものすごい強風だったので、
条件は厳しすぎる感じ。ニ度だけ声を聞きましたが、それっきりでした。
諦めつつバス停に帰ろうとすると、はるか沖を舞うオオミズナギドリの群(右)を見れました。
というわけで、雨に風にとなかなかいじめられもしましたが、楽しき初日でした。
思い通りには撮影できませんでしたが、それはそれ、初手からパーフェクトに揃ったら
面白くないってモノ。翌日もあるわけですから、楽しみもたくさん残したいですしネ。
この日の宿は、出発前日になって滑り込むように取った「千成荘」。
夕食直前に駈け戻ったわけですが、お楽しみの夕食が、これまたすごい量でビックリ仰天。
だって、おかずが8皿あるんですもの。それも小皿じゃなく。写真とりゃよかったなぁ〜。
私も相当食べる方なんですが、さすがに全部は食べきれませんでした。
そして、前日の寝不足、一日歩き回った疲労にくわえ、この食べ過ぎで合わせ技一本。
部屋に戻って雨合羽を干したところまでしか記憶がありません。布団もかけずに爆睡でした。