祝宴のおまけにA〜嵐のチョーシで〜07.3/11

<2>銚子港周辺 続き  

  
銚子港に戻ると、すっかり雨はあがり、堤防には再度多数のセグロカモメ類。
その中で自己主張するウミウ(左)を眺めてから、セグロカモメ&オオセグロカモメ(右)の群を
かたっぱしから根気よく、丹念にのぞいていきます。

  
セグロカモメ(左)の群の中をじっくり見ると、頭が真っ白な、モンゴルカモメ?という個体(右)を
発見。しかし、群の奥のほうにうもれていたので、これが最大限に見えた状態の写真なんです。
この後、手前に数羽が降り立って、彼の姿はすっかり埋もれてしまいました。

  
しかたないので、再度セグロカモメをじっくりみていくと、あくびしてる個体(左)なんかも
発見。なんかちょい背中が黒っぽいぞという個体(右)もいましたが、これはバリエーション
の範疇なのか、それとも微妙にホイグリン系なのか……まぁよくわかりません。

  
オオセグロカモメは冬羽の個体(左)がほとんどでしたが、一羽だけすっかり夏羽な個体(右)を発見。
この個体は妙にクチバシがダイダイ色っぽくて、セクシーな雰囲気になっておりました。

  
シロカモメ幼鳥も数羽いて、ひたすらじっくり羽づくろいを繰り返してました。
この時期になると相当にスレてきますのえ、名前の通り全身真っ白に見えますね。

  
その後、奥のほうの漁港に行くと、多数のカモメ類が群れ飛んでいるのを発見。
よくみると、なんとミツユビカモメ(右)が数羽まじっているじゃないですか!!

  
すぐそばをしつこく飛ぶので、思わず飛翔写真に挑戦。バカみたいに数百回以上の
シャッターを切ると、さすがに何枚かはピンの来た写真も撮れました。

  
運よく本当に真横で撮影できたのがこちら。もちろんノートリ。よくみると、どちらも同じ個体で、
お腹にオイルの跡があります。タンカーからの流出油にでも汚染されたのでしょうか。
まぁ元気そうなので、そんなに重症ではないんでしょうが、ちょっと心配ですね。

  
しばらく頑張ると、真下からのショットも2枚ほど撮れました。
先ほどの油汚染個体(左)と、ちょっと羽先が切れましたが、おなかのきれいな個体(右)。
どこかに止まってくれないかなぁとかなり粘りましたが、彼らはひたすら飛びつづけました。

  
その奥にはメチャクチャ遠かったのですが、セグロカモメ類の大群(左)がいました。
じっくり見たのですが、カナダカモメはさすがに簡単には見つかんないなぁ…と思ってましたが、
帰宅後、なにげなく撮影した個体(右)をよく見てみると、頭の斑紋がボヤッとしており、
風切羽の裏面が白っぽいということを発見! …こ、こいつがカナダカモメ様ですか!
これはこれはお初にお目にかかりまして…しかし分かりにくいですなあなた(^^;

  
その後、ギリギリまで港をうろつくと、カモメ幼鳥?の死骸(左)をいくつか発見。南無阿弥陀仏。
うろうろすると、シロカモメ幼鳥(右)にも再び会えました。

  
かなり白っぽいセグロカモメ類幼鳥(左)を見つけてしばし悩みましたが、背中を向いて
くれないままだったので正体は不明のまま。オオセグロカモメかなぁ?
そのうち、ワシカモメ夏羽(右)にも再会することができました。凛々しいお顔ですな。

  
さて、港をさらにうろつくと、ウミネコ幼鳥(左)なんかに混じって、ミツユビカモメ(右)が
まだまだ元気に飛翔中。本当にノンストップで飛びまくるんですね。外洋性だもんなぁ…

  
まだまだ賑やかに飛び交うカモメ類の中、険しい顔立ちのオオセグロカモメ2W(左)や、
こちらもなんか人相の妙に悪いセグロカモメ(右)なんかが近くにとまってくれたので
再度バシバシと撮影。しかりバリエーションの広い種類ですねぇ。本当に。

  
そうこうするうちに時間がなくなってきたので、大慌てで駅方面に戻りつつ、漁船の上で
のんびりしていたシロカモメ(左)やセグロカモメ幼鳥(右)なんかを撮影。

  
その辺りには半端な羽色の個体もいくつかいました。一見モンゴルカモメ風の幼鳥(左)も
いましたが、これはスレただけなのかどうか…だれか見分け方教えて下さい〜!
そして、オオセグロカモメ2W(右)は、なんか頭も雨覆もやたら白っぽくて、背中だけ
ペンキでも塗ったような半端な色合い。こんなステージもあるんだなぁ…そんなこんなと
考えつつ、ふと時計をみた私は黄色い悲鳴と共に駅まで猛ダッシュしたのでした(笑

というわけで、まぁ今回も半端な挑戦となりました。どうも、私は銚子とは縁がないようで(^^;
でもここまできてそれはイヤだな。うん、今年がなにか、えっと、厄年なんですよ、きっと。
来年に期待しましょう。きっとカナダやクロワでウハウハなことだってそのうち…
しかし、どんなに難しくて、結局全然わからなくっても、カモメの大群の中からなにかを
探すのは、なんかヒミツの宝捜しをしているようで、とても楽しいものです。
どうやら、これはまたしばらくは癖になりそうです。問題は識別スキルですね。
どなたかシロウトにもバッチリわかるカモメ大図鑑、出版してください(^_^)


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