<2>三重県某所 続き |
浜辺のカモメを堪能した後でちょっと別のポイントへ移動しました。川の中州では
ヒドリガモ(左)がのんびり羽づくろいしてましたが、突然何に驚いたのか、カモ類が一斉に
飛び立った(右)のでちょいびっくり。大量のユリカモメも舞い上がってヒッチコック状態(^^;
周辺をうろうろすると、いました、ミヤコドリ。
ちょっと離れた中州にいたので、川の中に三脚おったててバシバシ激写。
ちょうどこの時だけ雲が分厚くかかってしまったので、ブレブレではありますが、
案外近距離でも撮影させてくれたので、喜び勇みつつゲシゲシと大量に撮影しました。
その時です…
いきなり足元になにか長い影。うわ、ヘビか?いや違う。ウナギ?
いやいや……なんじゃこりゃ!! これは、ハモじゃないですか!!
あわててカメラを抱えて追いかけると、ハモ君はなにを慌てたのか浅瀬に突っ込ん(左)で、
そのままごろんと横になり(右)ました。なにをしたいんですかね、キミは一体(^^;
思わず今宵の夕餉の皿上にお誘いしようかとも悩みましたが、ちょっとかわいそうに
なったので、ムンズとつかんで深い方に投げ込むと、彼はそそくさとどこかへ泳ぎ去りました。
しかし、水中写真ではないハモの生態写真なんて、レアモンですよねぇ?
遊んでるうちにミヤコドリは消えていたので、お次のポイントへ。一面のハマシギ(左)を
眺めていると、はるか遠くにコクガン(右)を発見。それも5羽いました。おっしゃおっしゃ。
そぉっと近くに行って、アップで撮影しようと試みましたが、ちょうど上げ潮の勢いが
大変よい頃合だったもので、波がやたら高いモンで撮影は難航…
わりと近距離で数枚撮れはしたのですが、やはりピント甘々でもう半べそ。
やはりデジスコというのは動きのあるものは撮影できませんねぇ(ToT)。
四苦八苦するうちに、彼らはドンブラコッコと沖のほうに泳いでいってしまいました。
そのあたりをウロウロすると、足の黄色いホイグリン系カモメ(左)を見つけましたが、
近づく前に飛び去られてしまい、残っていたのは普通のセグロカモメ(右)が1羽だけ(^^;
さらにうろうろすると、ちょっとシュールな物体を発見。ユリカモメの死骸(左)です。
電線からぶらさがった釣り糸に絡まったらしく、宙ぶらりんで、なんとも哀れ……
近くにはセイタカシギ(右)がいましたが、こちらは遠くてボケボケでした。
その後、ハマヒバリ君に再挑戦ということで最初の浜に戻りますが、いたのは
やっぱりヒバリ(左)だけ。ト・ホ・ホ。しかたないので、浜辺を再度ウロウロとして
みると、ちょっとスレンダーな体形のシロチドリ(右)が登場してくれました。
気になったのは、何箇所かで海面が明らかに赤い(左)んです。油かなにかなんですか?
そうこうしているうちに、セグロカモメ類の大群(右)を発見。これは面白そうだぞ。
さて、じっくりとセグロカモメ(左)の群れの中を見ていくと、だいぶ白っぽい幼鳥(右)を
発見。これは一応モンゴルカモメなのかな?それともスれただけの個体なのかしら?
この頃には大分暗くなってきていたので、撮影条件としてはつらかったんですが…
うろうろしていると、明らかに背の色が濃くて足の黄色い個体を発見!
これはホイグリンカモメですね。問題はホイグリン系(taimyrensis)なのか、純粋な
ホイグリンカモメ(heuglini)なのか…ちょっと足の色が淡いから前者かなぁ?
他にも背中の若干濃い個体(左)がいましたが、こちらは足はピンク色。まぁ、一応
ホイグリン系とはいえるのでしょうか?。じっくり見るとこれまた怪しげな第二回冬羽(右)
を発見。これは普通のセグロカモメなのか?う〜ん、よくわからなくなってきます(- -;
他にもよく分からない個体はいました。これも明瞭にあからさまに背中の濃い個体。
でも足は明確にピンクだし、オオセグロカモメ3W?それにしては小さいような。
なんか雰囲気も違うし、ホイグリン系?誰か教えて下さい(^_^;
そう悩んでいるうちにズンズンと日は沈んだので、観察は終了としました。
というわけで、単なる二日酔いのトンデモ思い付きだけで突発的に動きましたが、
結局予想外にカモメ三昧で堪能しまくりの日となりました。いやぁ、いつぞやの
銚子以来となりますが、銚子と違って距離が短いのでじっくり識別できて面白い☆
こうやって見ちゃうと、やっぱりカモメ類の謎解き観察は楽しくなりますね。
近いうちに関東に所用で行くことになっていますので、これは銚子再挑戦か?(^_^;
きっとこうやって人はドつぼにはまっていくのでしょう。また勉強しとかなきゃ。
まだまだ知りたい・見たいものばかり世の中には溢れています。
こうなっちゃぁ、一つの人生くらいじゃァ全然足りないですね。困ったもんだ☆