思いつきカモメ探求〜二日酔い紀行〜07.3/4

この日は、昨日の呑み会でついつい酒を過ごし、すっかりと酩酊し、つまりは
なにか頭の端っこに銅鑼でもはいっていそうなガンガン音を聞きながらの
一日の始まりとなりました。医学的に言うところの二日酔いってヤツですね。
そんなわけなんで、遠出はせずに昨日同様に大阪周辺をウロウロしよう、そう
決意をしていたのですが、途中でフイに思い立って三重まで遠征する、そんな
支離滅裂なルートを辿った不思議な一日となりました。まぁ、二日酔いってことは
まだ半分酔っ払ってるわけで、酔っ払いの奇行と思えば納得も…できンかな?
結果的には、目的の珍鳥は外しまわったものの、予想外にカモメ三昧を楽しめた
不思議な充実感に満ちた一日となりました。むむ、カモメ熱が再発しそうだ(^-^)

<1>大阪府某所

  
最初にやってきたのは、昨日も朝来ていた大阪某所の公園。昨日は撮れなかった、
キガシラ君の日の当たった写真がなんとか撮りたくて…。しかし、到着すると彼の姿は
なく、シメ(左)やら、アトリ(右)やらがちょろちょろしているだけ。

  
うろうろすると、ハシボソガラス(左)がえらくカッコつけてたので、思わす激写。
こうやってみると男前ですねぇ。近くの池では、早くも巣作りに入っている
アオサギ(右)を見つけてビックリしたりもしました。ここでも繁殖してるんだ。

  
待てど暮らせど彼は出現せず、周辺をそうとう探しましたが、姿はナシ。
変わりに、メジロが何羽か出現してくれたので、いわゆる”ウメジロ”が撮れました。

  
その後も、シロハラ(左)をみたり、アオジ(右)を眺めたりしながら彼を探しますが、
どうも遠出でもしているのか全く見当たりません。せっかく日の当たった写真が撮れると
思ったのにな、あ、そういえばあの珍鳥も日の当たった写真が撮れてないんだよなぁ。
連想ゲーム的な脈略の無い発想の元、思いつきだけで三重方面に進むことにしたのでした。

  
んで、一路三重方面に移動する途中で、車窓から並々ならぬ光景を発見。
うわ、なんじゃこりゃ〜〜〜(@o@)〜〜!!!
住宅地の真ん中の池なのに、カワウの繁殖地になっているんです。もう木なんて糞で
真っ白になっちゃって、なんだかもう別世界に迷い込んだみたいな光景(^^;

  
こんな感じで、そこここに白染めの巣が掲げられていて賑やかなことこの上なし。
大変面白い光景でしたが……う〜ん、これじゃぁ確かにご近所迷惑だわなぁ。

  
よくよくみると、すでに大きくなったヒナが4羽もいる巣がありました。
見ている間、ヒナはひたすらスゴイ勢いで親に餌をねだるねだる。
これは子育ては大変ですね。30くらいは巣がありましたから…どこからそんな
大量の餌が調達できるのか、親鳥のスゴ腕の秘密をちょっと見てみたいなと感じました。

<2>三重県某所

  
さてフラフラと移動してきたのは三重県某所。到着すると、至近距離で
ヒバリ(左)がうろついていたり、カワウ(右)が羽を干していたりします。

さてさて、今回のこの場所での狙いは、いつぞやのハマヒバリ。
しかし、ポイントの砂利地の中央を見ると車が数台止まっていて、どうも車内で彼を
待ち伏せしている様子。さらに、その他にも鳥屋さんや釣り人の車が何台も入っていて、
これじゃぁ彼は出ないだろうなぁという雰囲気満天。車の出入りも頻繁だし。
見ていると、鳥屋さんの車がザァーっと砂利地の中を駆け抜けてこちらに来て、
「出てますか?」と一言。「出てないみたいですね」とにっこり笑って返事を
しつつ「もし今出ていたらどうすンつもりだよ」と心の中でスゴんでみたり(^^;
結局この日は朝一に出たっきりだったようです。ま、そりゃそうやな…

  
それでは、ということでうろうろと浜辺のセグロカモメ幼鳥(左)なんぞみていると、
遠くに怪しい影(右)。ムムッ、風切羽が白く見えるぞ?

  
ゆっくり近づくと、浜辺のハマグリを拾って呑み込んだ(左)りしていた彼。
風切羽が白い=検索表的にはシロカモメですが、そうは見えない…よくみると
完全に白いわけじゃなくて一部が灰色です。ってと、検索表的にはアイスランドか(笑

  
まぁ面白いのでじっくりみていると、羽づくろい(左)も見せてくれました。
まぁ、普通にシロカモメ×セグロカモメの雑種みたいですね。通称シロセグロってやつ。
でも背中が若干濃いから、ホイグリン×シロカモメ?こうなるとお手上げです(^^;

  
うろうろすると、そこここにハマダイコン(左)が鮮やかに咲き乱れていました。
もうすっかり春ですもんねぇ。砂浜にはツメタガイの殻(右)なんかも多数。

  
面白かったのは、数個体うちあがっていたアミメキンセンガニ。
こいつを見るたびに、なんでこう無駄にカラフルなんだろうと思うんですよ(^^;

  
さて、気を取り直して隣の浜でカモメ観察第2弾を開始☆
背中がちょっと淡くて足が短くて、一瞬カナダカモメ?と思うようなセグロカモメ(左)も
いてドギマギしたりしましたが、そのうちモンゴルカモメ幼鳥風の個体(右)を発見。

  
そうして探していると、ふいにこの個体を発見しました。う〜ん、白い頭、
怪しげな体形、これは今度こそモンゴルカモメでいいんじゃないかなぁ?
私の知識を総動員するとそう思えるのですが、でもちょっと自信のないふがいない私。

  
その他、頭部の白いセグロカモメ系幼鳥は数羽見れました。背中辺りのパターンは
モンゴル風ではなかったので、これはきっとセグロカモメなのでしょう。うんうん。

  
面白かったのは、このあたりのカモメ君たちは波打ち際のハマグリをくわえて呑み込む
動作をよく見せていました。でも、食べてもそれは消化できるのかね?
実際、見ていると、なんども吐き出す個体が多数。食い意地はってるなぁ…(^^;


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