この日は、鹿児島突撃2日目。昨日外した憧れのバラムク&オオモズを探し求め、
昨日のリベンジに燃え上がるハズの一日……でした。朝、目覚めるまでは。
朝ふと目覚めて、まだ暗いので寝直そうとして時計をみたら、なんと既に7時半。ちょっと待て!
そう、出発前の天気予報だと"曇りのち晴れ"くらいのはずだったのですが、慌てて
チェックしなおすと、スンばらしく満点の傘マーク。人が目を放した隙にズルいぞぉ(ToT)。
というわけで、その悪天候の中、それでも必死になってリベンジに走り回りましたが
当然のようにそう上手く行くはずもなく、涙、また涙に暮れ果てた一日となりました。
最近、運には見放されきってましたが、天気の神様に裏切られたのは久々です。
まぁ天気の神様のお情けタイムにある程度成果があったんですけどね……
<1>鹿児島県・出水地方 |
というわけで、この空がすでに朝7時半。とっくに日は煌々と上っているはずですが(^^;
そして上空には怪しい謎の紋様がのたくってます。これ、出勤中のツルなんですよ。
アップ(左)でみると、一応形がみえますでしょうか?いやはや、しかしお見事な逆光。
そこらの電線には、毎度賑やかしいミヤマガラス(右)も集まってきています。
こちらは逆光でもたいしてかわらない姿ですが、まぁ撮影にならないったらありゃしない。
地面におりているナベヅル(左)は一応撮影できますが、暗い・ぶれるでどうしようもない…
諦めて移動してみると干潟にコサギ(右)が何羽も集まって餌とってました。
しかたないので、周辺の田園地帯をしばらくウロウロ。タゲリ(左)やら、ナベヅル(右)やらを
追いますが、この上さらにズンズンくらくなっていきそうな有様。トホホホ。
東干拓地まで行くと、近距離にクロヅル(左)を発見。じっくり探すと、かなり近距離に
カナダヅル(右)もいましたが、見ている途中でかなりのドシャ降りになって慌てて退散(ToT)
まったくもって最高の滑り出しというしかありません。天気の神様のいぢわるぅ!
とりあえず、雨の中でも憧れのバラムクをなんとか探そう、と必死に田園地帯を
ウロウロします。遠くにイカル(左)が観たりしますが、さすがに雨の中鳥影は少ない…
でも、ついにホシムクドリ(右)を2羽だけ発見。バラムクは見つかった時はホシムクと一緒に
行動していたらしいので、もしかしてここらに!と思いましたが、まぁったく成果なし。
仕方ないのでさらにうろうろして、ナベヅル(左)やら、佇むアオサギ(右)やら撮影しつつ、
途中でお会いした鳥屋さんとしばらく情報交換がてらお話しをしました。
今日こそはバラムクが見たいんだ、と熱意をもって語ると、その方は詳しい場所は知らないけど
ホシムクドリと一緒に動いているらしいから、海岸沿いのあたりこのじゃないかなぁといいながら
地図で範囲を示してくれました。よっしゃ、これは思わず有力情報GETだぜ☆
さっそく海岸沿いに移動して、水田地帯をウロウロ。トビ(左)も雨の中でお休みモードの中、
ムクドリ(右)の影を見つけては車を止めてじっくり見ることをただひたすら繰り返していきました。
やがて、怪しい影(左)を発見。これは!ホシムクドリの群じゃないですか。
というわけで、空抜けかつ逆光ですが、アップでの撮影(右)もなんとかクリア。
さて本命のバラムク君は、ということで丁寧に丁寧に周りを探しますが、やっぱりいない…
近づくとホシムクドリ(左)は一気に飛び去りましたが、バカなのが1羽いて、飛んだあげくに
真横に止まったのでバシバシ激写。オマエ、何で仲間が飛んだかわかってないだろ(^^;)?
しつこく周りをうろうろすると、アマサギ(右)がいてビックリしたりもしました。
探せども成果がないので、休憩を兼ねて東干拓地に戻ってくると、小雨になりました。
近くのツルをよく見ると、奥のほうにカナダヅルが混じっているのを発見。
じっくり見ていると、なんとかナベヅルの隙間から撮影にも成功☆
しばし粘ると、ふいに手前のナベヅル達が移動してくれて、ほとんどかぶりつきで
見ることができたのでかなり感激。ラッキータイムは数分間でしたが、バシバシ撮影
しまくりました。一回り小さいので、やっぱりかわいいですね☆
その後、少し離れた水田地帯へ。このあたりにはマナヅルの方はずっと多くて、
そこここで見れました。場所によってツルの種類に偏りがあるのはなんでだろう?
水田地帯の水路をながめていると、とおくにシギ類の影(左)。
そぉっと近づくと、クサシギ(右)でしたが、ちょろちょろ動くので、この1枚だけ撮れただけ。
そのあたりにはタゲリ(左)もいたし、タヒバリ(右)も多かったのですが、この頃には
再度結構雨が強くなったので、ほとんど全てブレブレ写真になっちゃいました(T_T)。