鹿児島突撃!A〜涙の大雨編〜07.2/25

<2>鹿児島県出水地方 続き

  
ドン曇りの中、それでも必死にウロウロしますが、たたずむナベヅル(左)が見れるばかり。
港を見ると遠くにハクチョウ類(右)がいてドキッとしましたが、よくよくじっくり観察すると
これがコブハクチョウだったりしました。こんな場所に、えらく紛らわしいなぁ!

  
水田地帯にはスズメ(左)がメチャクチャ多数。ニュウナイスズメも見ましたが、
撮影は一切出来ませんでした。しかたないので近くに出たタヒバリ(右)なんか撮影。

  
面白かったのは、そこら中に咲き誇っているハマダイコン(左)。まぁ、ハマダイコンは
野生化したダイコンという説もありますから、田園地帯にあっても不思議はないですが。
早くも満開に花をつけているトウダイグサ(右)なんかもありました。

  
この日もそこここでいくらでも見つかったのがコギシギシ(左)。貴重種なはずだけどなぁ…
実(右)をアップで見ると、根元のトゲがわかりますよね?これが特徴です。

  
そうこうするうちに、ナベヅル(左)の群の中にクロヅル(右)を発見。
この頃にはちょっと明るくなり、わりと近距離で堂々としてくれもしたのでバシバシ撮影☆

  
クロヅルは、今年最初に島根で見ていますが、今回は近かったので
じっくりと観察できました。シックな色合いでいいですね。ちょっと黒ヒゲ風の顔だけど。

  
明るくなってきたので、再度東干拓地へ。すると目の前にカナダヅルがいました。
うぉっ!と思いましたが、数枚撮るとズンズンと奥に歩いていってしまって残念…

  
しかたないので、羽づくろいしているナベヅルの成鳥(左)と幼鳥(右)をしばらく
じっくりと観察したりしつつ、情報収集。やっぱり今日は誰もバラムクは見てないみたい。
といっても、誰も探そうともしていないというのが実情らしいのですが(^^;

  
仕方ないので再挑戦しに向かうと、海岸にセグロカモメ発見。以前から九州はヘンなセグロ系が
多いと聞いていたのでじっくりみましたが…これは普通のセグロですね。

  
うろうろすると、再びホシムクドリの群を発見。7羽ほどいたでしょうか。
ちょっと枝かぶりですが、空抜けではないあたりもなんとか撮れました。

  
しばらくホシムクをじっくり撮影してから、再度バラムク君をじっくり探しますがやっぱりNULL。
その後もひたすら、笑ってしまうくらいじっくりとそのあたりをウロウロしました。
きっとこのあたりのムクドリは全部見たぞ、ホシムクなんて居場所の地図書けそうじゃん、
これで見つからないってことはどういうことだ? そう空を仰いで嘆いてみたり。

  
ミヤマガラスの群(左)を見て、再度クサシギ(右)を見たりした辺りで、さすがにGIVE UP!
丸半日、ひたすらムクドリを見つづけたことになります。もういい、これでもここにいるのなら、
それは縁がなかったんだ。そう決めて涙ぐみつつ終了。のろのろと川内地方へ移動しました。

<3>鹿児島県川内地方

  
川内地方に到着した頃には、すっかり雨が本降りになっていました。
車の車窓からハクセキレイ(左)やらカイツブリ(右)やら撮りましたが、それっきり。

  
遠くを飛び交うツリスガラ(左)を見たりしていると、この雨の中に鳥屋さんを発見。
雨の中しばしお話をしていると「さすがにこの天気ではオオモズは出ませんね。明日は晴れるし
朝8時にこの電線をはってるとかなりの確率で見れますよ」とのお言葉。むむむ…
さらに話を続けると、「出水のバラムク、詳しくは知らないですけどそこだと場所違いますよ。誰かに
聞いてみられては?あと、シマアカモズが出てるそうですがそちらは見られました?」
……ムムムムム〜(-"-)
なんか初日に続き情報戦に大失敗したらしいという実情に頭を抱えてると、上空をふいに
ハイイロチュウヒ(右)が飛び、すご〜く遠くですが、草むらにとまってくれました。

というわけで、雨の中でもそれなりに成果はありましたが、なんともかんともしまらぬ〆括りに
なった2日目でした。冷静に考えると半日たっぷりデマ情報に踊らされたということでしょうか?
本当は鹿児島は2日間で切り上げて、最終日は有明めぐりと心を決めていたのですが、
あまりにも半端な展開に心が揺らぎに揺らぎます。この展開で有明に行っても、目的の鳥には当然
フられて終わりそう。それならばいっそ、ここで粘った方がよいかもしれない。いやいや、それだと
お約束のドつぼにはまる展開に違いない。自分の中で佐賀派と鹿児島派がチャンチャンバラバラ
ものすごい白兵戦を始めて、心は千々に乱れまくり。嗚呼、心の弱いワタクシ。
結局、散々悩みまくった挙句に、最終日も同じく川内&出水に賭けてみることとして、
その辺りですぐさま寝てしまったのでした。
どうも、私はギャンブルでもした日には最後の一銭まで投入して破滅しそうですナ。
そちら方面に熱中するような機会がいままでなくて本当によかったワ(^^;)。


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