この日は、いきなりの関東遠征。というのも、私の職場としては珍しく東京出張があって、
さらにそれが土曜日だったのです。「帰りの切符は手配しない方がいいんでしょ?」「はい!」
などと、理解のある上司とバカな部下の典型的会話を繰り広げ、デジスコセット一式の入った
大荷物を抱え、ちょっとだけ白い目で見られながらの関東出張。いいのかなぁ〜(笑)。
んでもって無事に仕事を終えて、始発で向かったのはリベンジを誓った銚子港方面。
ついでに、噂の珍鳥方面も攻めれて一石二鳥、おまけに東京までの交通費は会社持ち、
これはなんと美味しい話なんざましょ、ウッシッシ、と全面的にニンマリほっぺたゆるめつつ
始発電車に飛び乗ったのが、タイトルどおりの悲劇の幕開けになろうなんて…(ToT)
というわけで、かんっぺきに総空振りの二日間。笑いたい方だけご覧下さい。
<1>銚子港とその周辺 |
というわけで、まずやってきたのは銚子港にほど近いとある田園地帯。
はるか上空に舞うオオタカ(左)を眺めつつ歩くと、あぜ道にタゲリ(右)を発見して嬉しくなります。
みちばたのカワラヒワ(左)なんぞ愛でつつ、到着したのは情報を頂いたとある池。
しかし、全面的にカルガモ(右)がいるだけで、噂の珍鳥は姿も形もありませぬ…
しかたないので、周辺の池をいくつか巡ると、キンクロハジロ&ホシハジロ(左)は
たくさんいれども、狙いの鳥はどこにも見つかりませんでした…むむっ、幸先ワルいゾ(-"-)
ちなみに田園地帯の池なのに、スズガモ(右)が何羽かいてビックリ。海は近いけどねぇ…
しかたないので、周辺の田園地帯にいるんじゃないかなぁと期待を込めつつうろうろ。
ダイサギ(左)やアオサギ(右)はいるけど、思ったよりは鳥影も薄くて成果が上がりません。
咲き誇っていたホトケノザ(左)なんぞみながらウロウロすると、ここいらの水田は、
二番穂がギッシリとすごい(右)という事実を発見。これって、年末くらいに刈り取ったら、
秋と同じくらいの収穫量になるんじゃないでしょうか。なんかもったいないぞ。
しつこくウロウロしていると、目の前にタゲリが出現!
すごい至近距離でしたが、天気がよすぎて、すぐに逆行になって撮影しずらい(^^;)
その後しばらく粘るも成果なく、しかたないので銚子漁港方面へ移動したのでした。
銚子港に到着すると、さっそくオオバン(左)がお出迎え。セグロカモメ(右)も
飛び交っていますが、なんかものすごい暴風なんです。普通に歩いてよろめくくらい。
デジスコがトトッと歩き、晴れているのに体はあっという間に冷え切っちゃうほど。
とりあえず、手近な場所にとまっているオオセグロカモメの成鳥(左)や、幼鳥(右)など
見ながら、道中ずっと「カモメ観察ノート」を睨みつづけていた修行の成果を実験。
……そして初手からとっても不安になってみたり。むむむ。
前回よりは少しカモメ類は多くなっていたので、堤防をじっと凝視。
すると、なんかえらく悪人顔のセグロカモメ(右)を発見。なんか別種みたい。
よくよくみると、シロカモメ幼鳥(左)も混じっていましたし、えらく顔の白いセグロカモメ系
幼鳥(右)もいました。これもオオセグロカモメですかねぇ……修行の道は長そうだ。
この日は湾内にプカプカ浮いている個体も多く見られたので、距離の近いそれらの
個体を集中的に観察。セグロカモメ幼鳥(左)に続いて、ほとんど夏羽に近い状態に
なっているオオセグロカモメ(右)もいましたが、波が高くて撮影は超難航…
よくよく見ると、ワシカモメ幼鳥(左)や、シロカモメ幼鳥(右)もけっこう見れました。
しかし、この日は湾内に面白そうなカモ類等は全く姿を現しませんでした。
あとで聞くと、前日はなんとコオリガモが見られたそうなんですけどね(^_^;
しかたないので再度、堤防のカモメ類(左)をじっくりと観察。しばらくじっくり粘って、
ちょっと怪しい雰囲気の個体(右)を見つけましたが、これもセグロカモメみたいですね。
そのうち、比較的近い位置にオオセグロカモメ幼鳥(左)やら、シロカモメ幼鳥(右)
やらが何羽か出現してくれたので、じっくりと観察。それぞれに独特の顔つきがありますね。
オオセグロカモメ2W?(左)やら、セグロカモメ1W(右)やら、なんかじっくり
見れば見るほどかえって自分の判定が怪しく感じてしまうことばかり。
しかし、じっくりと観察してると強風のせいで体が冷え切ってどうにもこうにも
ならないので、フラフラと港の奥側まで歩いていくことにしました。