気まぐれ西播巡り〜ハゼ捕り未遂〜06.12/23

この日は、夜に所用があったこともあって遠出はやめて、近場で遊ぶことにしました。
ここんところ鳥方面ばかり走っているので、久しぶりに魚方面にも挑戦したい。それなら、
結局成果の上がらないままになっている、汽水域のハゼでも狙って頑張るか。そんでついでに
河口辺りの水鳥でも狙ってしまおう。そう心に決め、とりあえずそこらの川を順繰りに巡って
ひさしぶりのたも網がさがさ団決行、とあいなったわけでございます。こんな日には勿体無いほど
見事に晴れ上がった空の下、ぜぇったい12月末なんて嘘だろうと確信するほどポカポカ陽気にも
恵まれて、えっちらおっちら網ふりまわし。しかし、毎度ながら事前に言ってしまうと、これまた
びぃっくりするくらい空振りでした。潮が悪かったのか、もはやコツを忘れつつあるのか…(^^;

<1>相生湾周辺

  
そんなわけで、早朝から、こんな感じでばっちり干潟の出ているタイミングで来たのは
相生湾の河口。ロープや杭や一面にマガキ(右)がこびりついている場所でさっそく網を
入れてみますが、驚くくらい何も捕れません。エビが少々つかまるだけ…

  
よくみると、マガキのなかにも、他の貝がいくつか混じっていました。
左がマツバガイで、右がカワヒバリガイかな? はっきりいってあてずっぽ(笑

  
そこここに、ドロフジツボ?(左)がこびりついてますし、コンクリ上には一面に
ホソウミニナ(右)が散らばっていて、歩いたりどこか触ったりする度にガリガリと音が…

  
で、結局しばらくゴソゴソやったんですが、魚は小さな小さなアベハゼが1匹(^^;
副産物は、ユビナガホンヤドカリ(左)と、えらく威勢のいいケフサイソガニ(右)。
ちなみに、ケフサイソガニに威嚇されたのは初めてなので驚きました。こんなこともするのね。

  
フトヘタナリ?(左)も散らばっていましたが、なんせ何も採れないまま、ズンズンと潮が満ちて
来たのでギブアップ。道端のホオジロ(右)など見ながらちょっと場所を移動することに。

  
この時期ならではのお気に入り、真っ赤なチガヤの芽生え(左)など愛でつつ移動した場所
では、すっかり綿毛も散りかけたウラギク(右)がいくつも見つかりました。

  
ここはハマサジの群落(左)があるのですが、さすがに茶色く枯れ果てているなぁと
思いながらよくよくみると、まだ花をつけている株(右)をみつけて仰天。イイカゲンだな、オマエ。

  
さらにうろうろと海岸沿いを走っていくと、道端にハマダイコン(左)を発見。撮影しようと
車をとめると、すぐちかくにムラサキシジミ(右)が舞い降りて日光浴を始めました。

  
そこで見つけてビックリしたのは、シマカンギク。すらりとした株(左)から、
なんか妙に丸っこい株(右)までいろいろあってステキでした。

  
なんか半端に白い株(左)があったりもしたのですが、家菊かなんかの血が混じったりしているのかも
しれないなぁと思ってみたり。海辺にはハマナデシコの枯れ穂(右)もイイカンジでした。

  
けっこう驚いたのが、まだ咲いていたツリガネニンジン(左)。壁を覆うナツヅタ(右)も
真っ赤に紅葉している季節なんですがねぇ。まぁ暖冬だからしょうがないか。

  
そういってると、さらにビックリするものに遭遇。わりと満開に花をつけているハゼノキ(左)です。
立派な狂い咲きやなぁと思ってたら、紅葉しつつ花をつけている株(右)も発見。どっちやね〜ん☆

<2>中川河口

  
次々と面白いものを発見しつつ、到着したのは中川の河口。
アシハラガニ(左)なんぞ眺めつつウロウロすると、一面のフクド(右)に遭遇。枯れ穂ですが。

  
カワラヨモギをギュッと厚手にしたようなフクドの葉っぱ(左)はいたるところで見れましたが、
完全に水没している株(右)も多数発見。これじゃまるで沈水植物ですね、すごいなぁ。


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