マル秘な珍鳥観察旅〜モザイク印紀行〜06.12/17

<2>愛知県某所 続き

  
暗い中、さらに頑張ってうろつきます。すると、ツグミ(左)がいい位置に陣取っていたり、
ケリ(右)がなんども手ごろな位置に出てきたりと、鳥影は豊富でけっこう面白い。

  
それでも必死こいて頑張ってると、近くにタゲリ(左)が発見。しかし、神は私を見捨てなかった!
もう一度コチドリ(右)を見てると、急に空が晴れてきたんです!嗚呼、神様ありがとう!

  
小躍りしつつ、さらに気合を入れてうろつくと、ハマシギの大群を発見。40羽くらいいたかな?
ハマシギが、内陸で、大群で越冬するなんて知りませんでした。無知ですか?

  
なかにはタゲリ(左)が数羽いて、かわいらしい色合いがでたあたりもなんとか撮影成功。
そのあたりの水田は、二番穂(右)がやたらとたくさんありました。これを食べるのかなぁ?

  
さらにうろうろすると、ヨメナ(左)の群落があったり、ノミノフスマ(右)が咲いていたり、
それなりに面白い発見が続きます。やっぱり今年は暖かいようで花が多いですね。

   
このあたりではよく見られるアブラナ系の花(左)も大群落になってました。セイヨウアブラナかな?
ジシバリ(右)もいたるところで咲いていて、もはや狂い咲きのレベルではないくらい。

  
こんなあたりもありました。トウカイタンポポ(左)と、シロバナタンポポ(右)です。
結構あちこちで咲いていましたけど、君たちにとってはもう春なのかね。

   
そんなことを思いつつ、うろつくと、コチドリ幼鳥(左)を発見。近くにはキレイな
タゲリ(右)もいたのでウシャウシャ喜びながらデジスコを向けていた、その時…


ありゃ?なんかヘンなヤツがいるぞ。それが第一印象。
次の瞬間、頭の中に下調べしていた図鑑の識別点がバァ〜っと走ります。
間違いない! これがあのミズカキチドリだ!

  
大喜びでデジスコを向けていたら、わぁっと車が集まってきて、鳥屋さん集結。
直前に見つけた人がお知らせしに行った直後に出くわしたようで、みんなで大喜びしながら
観察&撮影。ちょっと距離はありましたが、みなさん本当にほっとした顔でした。

  
サービスよく羽づくろい(左)まで披露したり、かれこれ1時間ほどみんなで堪能。
その後、ツイと飛び立ちましたが、ほとんどの方は満足顔で、次のポイントをいろいろと話し合って
いる方が目立ちました。私はこの日はここでシギチ堪能と決めていたので、ほろほろと
他の水田へ移動すると、そこに先ほどの個体がいて、結構なアップ(右)で撮影に成功☆

  
ニンマリしつつ、さらに水田地帯をうろうろすると、一箇所だけ、真っ赤に染まった水田(左)を発見。
これも見てみると、オオアカウキクサ(右)なのでした。本当にいろんな場所で見るなぁ。

  
そして、嬉しい出会いはさらに続きます。当てもなくさまよっていると、なんか大柄なシギの姿。
これは、と思うと、なんとエリマキシギの群じゃないですか。こちらも憧れだったので感激!

  
よくみると、脚がオレンジ色の個体(左)と、青緑色の個体(右)がいて、しばし悩み
ましたが、かえって図鑑を紐解くと、脚の色はバラバラなんですね。紛らわしいなぁ。

  
驚いた時、こんなに首が伸びる(左)というのが、一番面白い発見だったかな。
彼らが飛び去った後、夕陽暮れなずむ水田をうろつくと、タシギ(右)もポツポツと発見。

  
コチドリの幼鳥(左)や、タゲリ(右)なんかも夕陽に照らし出されていい雰囲気でした。
日没直前まで、飛来しているという噂のオオハシシギを探しましたが、これは空振り。
でも、目的の珍鳥だけでなく、いろんなシギチが見れて、本当に満足な〆括りでした。

ということで、実に楽しい一日でした。平素は空振り旅が多いのですが、たまにはこんなに
贅沢な時間があたるのは、それはきっと神のご加護とか言うやつなのでしょう、うん。
私の普段の行いがようやく認定されたのかもしれませぬ。なんて言ったら次回は
無残な空振りが用意され総な気がするので、増長はこのあたりでヤメます(−−;
ちなみに、この日の帰路、地元の友人から電話があり「今愛知やねん」って言うと、
「遠くに遊びに行くならたまには誘えよ」と怒られました。まさか、愛知まで行って、田んぼの周りで
鳥見てただけだなんて、やっぱり普通の生活してる人には理解できないんでしょうねぇ(笑
どうもここんところ、我が道爆走、一匹狼の日々が激しすぎて、友人との距離感がなかなか
取りづらくなっているこの頃です。いっそ、仙人にでもなるか。現状でもそんな大差はないし。


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