ウラメな一日〜初冬の雨に泣く〜06.11/26

<2>昆陽池公園周辺

  
さて、昆虫館でたっぷり遊んで外にでると、雨は収まっていました。なにげに冬を告げる花
であるところのヒイラギ(左)や、色鮮やかなボケ(右)の花など見ながら、探索を開始。

  
驚いたのは、まだ元気だったヒメクダマキモドキ(左)。しかし、いい場所に陣取ってんねぇ。
近くには地味地味なガの仲間(右)もいました。もちろん名前は不明……

  
クリタケでしょうか、かわいいキノコ(左)も発見。林を抜けると、頭上でエナガ(右)などが
にぎやかに飛び交っていましたが、素早すぎてカメラが追いつきませんでした。

  
池をみると、遠くにオカヨシガモ(左)がいましたが、暗すぎてデジスコにはキビシー条件。
試行錯誤していると、ヌートリア(右)がのそっと出現。のんびり毛づくろいをはじめました。

  
池には、ユリカモメ(左)の大群が飛び交う季節になっていました。警戒心がほとんどない
若造もいたので、顔のどアップ(右)も撮影。距離で2m程かな?もちろんノートリです。

  
カワウ(左)もだいぶたくさんいて、大変にぎやかな風情になっておりました。
色鮮やかなマガモ(右)も何羽かいて、近くからドアップ撮影。

  
ちょいカルガモの血の混じったアヒルの♀(左)なんてややこしい個体もいますし、
何度見てもいい面構えの、ハシビロガモ(右)もそこら中で泳いでいます。

  
今年生まれかな、色合いのめちゃくちゃ中途半端なオナガガモ♂(左)もいました。
顔の辺りなんて擦り切れたテディベアみたいですよね。キンクロハジロ(右)も多数。

  
ハシビロガモ(左)はこんな幹事で、一点を中心にぐるぐる回って採餌するんですよね。
じっくり観察してると、目の後ろに緑色の目立つヒドリガモ♂(右)なんてのも発見。
これは、アメリカヒドリの血がちょぴっとだけまじってるってことなのかしら。

  
そのうち、怪しい一群(左)がでてきました。ほとんどがアヒル+カルガモの混血みたいです。
混血同士で集まるというのは面白いですね。多分1年中滞在してる仲間なんでしょうか。
右の写真の個体なんて、アヒル+カルガモの見本みたいな個体ですね。いい面構え。

  
餌がまかれたので、オナガガモの集団シンクロナイズ(左)を撮ったり、ちょこちょこと
歩くハクセキレイ(右)を見たりしているうちに、他の鳥見客と、先日のヤツガシラの話に
なりました。私が「この雨でも行ってるんですかねぇ」というと、その方曰く、
「ハチジョウツグミも出たっていうし人は多いんじゃないですか」 ……なんですと!?

    
というわけで、大慌てで駅に向かって走ろうとすると、久しぶりのコクガンが出現。
近場でのんびりしてくれたので、しばらく撮影したあと、最寄り駅まで猛ダッシュしました。
車ならすぐの距離なのに、電車だと時間がちょっとかかります。嗚呼、免停が恨めしい。

  
慌てて前回の公園に到着。相当暗くなっていましたが、それでも歩き始めると、
コハコベ(左)が咲いていたり、ヨモギハムシ(右)がいたり、ささやかな発見が続きます。

  
冬のお約束、ビワの花(左)を撮影してから、いざ探鳥、と思った頃、パラパラだった雨が
かなり強くなり始めました。しまった、道草するんじゃなかった!!
しかもワタクシ、朝乗っていた阪急電車に傘を寄贈していたことが発覚(ToT)。
しばらく粘ると、目的のハチジョウツグミ(右)は見れましたが、すでに本降りになっていて
デジスコなんて操作ができる状態ではなく、証拠写真にもなりませんでした。大泣き。
 
というわけで、裏目な一日でした。朝一で前回の公園にリベンジして、午後から昆虫館
だったら、ホンマにいいところ取りだったんですけどねぇ。たははは(ToT)。
まぁ、ライフリスト自体は増えたからよしとするか、などと自分をごまかしつつ、
傘もないので、全身ずぶ濡れ、大くしゃみしながら帰路についたのでした。
しかし、冬の雨の日、昆虫館的施設というのは面白いですね。蝶温室は、他に
多摩動物公園と、もう一箇所(名前失念)くらいしか行ったことがないのですが、
またどこか挑戦してみようかなぁ。もちろん、本当は沖縄方面に特攻したいんですが
ハマるとあっというまに会社辞めそうな気がするんで、行くのに勇気がいるんですよ(笑


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